アール・ブリュットの作品を見る度、なにかしら心が揺さぶられるのを感じます。

純粋に「作らずにはいられない。作ることが生きること。」という情熱が画面から噴き出してきて、それが、私の中の普段自分でも気づかないような(もしかしたら封印していた)感情を引きずり出されるのだと思います。だから、時々怖くもなるし、つらくもなるのですが、とても美しい作品が多いので、見入ってしまいます。

 

アール・ブリュットというのは、フランスのジャン・デュビュッフェという芸術家が考案した言葉だそうで、専門的なの美術教育を受けていない人が作る『生(なま)の芸術、生(き)の美術』と訳されています。

そんなアール・ブリュットのチェコ出身作家の作品展が兵庫県立美術館で3月25日まで開催されています。

一人は、アンナ・ゼマーンコヴァー。彼女の植物を描いた絵がとても素敵でした。彼女の中からしか生まれなかったようなユニークな形、不思議な色合い、ところどころに刺繍が施してあったり、布をコラージュしてあったり。どの作品も優しく、美しく、孤独です。

もう一人は、ルボシュ・ブルニー。この人の解剖学的妖しげな絵は、不気味で、執拗で、ちょっとユーモラスで、痛々しくて、その迫力に圧倒されます。彼の迫力に、ヘナチョコの私の心はザワついたまま、その夜はなかなか寝付けませんでした。(女房)

 

 

 

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