滋賀県から、素敵なミニプレスCOCOCUが届いた。3号の特集は「おうみをたべる」。「特産品や名物料理だけでは見えない、その土地の日々の暮らし。そんな暮らしを覗くために三件の台所におじゃましました。」という編集方針の通り、それぞれの土地で、普通に暮らしているご家族の台所が紹介されている。別に何の特徴もなさそうな、ごく当たり前の台所ですが、ゆっくり眺めていると、各家庭の食文化を作ってきた食器たちの、こんな風にみんなを支えてきましたというささやきが聞こえてきそうです。

食器たちの家族三世代の日々の食事をフル回転で作ってきた自慢、ご夫婦二人の静かな生活を見守っている暖かい眼差し、そし一軒のシェアハウスで、、住人同様にそれぞれの食器がワイワイガヤガヤ楽しくやっている姿ガ見えてきます。小津の映画に登場する食器や、家具が「平和な日々」の象徴であるように、ここに登場する食器もまた、「平和な日々」を表しているようです。

 

この雑誌の連載されている「おうみのふみくら」という書評もおススメです。ミコシバ書店店主の文章が、華美に走らない、とても読みやすい文章です。我が店でもここに載った本は、この文章と一緒に並べたいくらいです。紙質、読みやすいレイアウトで全44ページで500円。これは絶対買いだ!とうなっていたら1号から、3号まで売れだしました。2号は残1冊です。すぐに、再注文しなくっちゃ。