お店はオープンして一ヶ月が過ぎました。

少しづつですが、ご贔屓にしてくださるお客様もおられます。と、同時にいろんな本、雑誌が集まってきました。まだ、買取できる程の精神的余裕?がないので、委託でお預かりしたり、もう捨てるからご自由にと置いていかれた本が面白い空気を作り出しています。

雑誌では「噂の真相」が10円で登場。スキャンダル雑誌ながら、お上に楯突き、皇室をパロディ化し続け、編集者は殴られ、刺されと満身創痍。一流国「日本」の仮面をこれでもか、これでもかと引っ剥がし続けた姿勢は立派です。連載執筆者は筒井康隆、アラーキー、田中康夫、佐高信、ナンシー関、中森明夫、斉藤美奈子と辛口がズラリ。手元にある2001年6月号の特集記事には「皇太子妃懐妊の知られざる真実」など危ない記事勢揃い。今となっては、資料としても貴重です。今も出版していれば「誰にも言えない東京電力」なんて記事が読めたのに。すべて10円です。

「噂の真相」と前後して入ってきたのが牧神社、創土社が出版していた幻想文学の貴重な初版本が数十冊。アーサー・マッケン作品集成全6巻は古本マーケットでもかなり高額で販売されています、(因みにわが店は15000円)大学時代、牧神社が出していた雑誌でメルヴィルの「白鯨」をやっていて、買いました。それ以来、数十年ぶりに牧神社の本を手にするとはなぁ〜。

幻想文学は、あんまり知りません。でも、日本の幻想文学の第一人者だった渋沢龍彦の妻だった矢川澄子さんの本は好きでした。この人の翻訳もの、特に児童文学ものはいいですね。文庫なら「わたしのメルヘン散歩」(筑摩文庫87年刊行初版400円)を手に取ってはいかがですか。

 

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