あんこの本」を読んでいます。

正確には読んでいるというより、写真を眺めてうっとりしています。

これはつまり、いい男(女)の写真集を見て溜め息をつきながら、その人の声のトーンを想像してみたり、目の前に現れたらどんな風だろうと思ってドキドキしたりしているようなもんですね。

美味しいあんこのお店を聞きつけて、東奔西走。食べて、感じて、喜んでいる様子が、目に浮かびます。

ウラヤマシイ!

しかし、著者は実はあんこ苦手の人だったというのですから驚きです。

そんな彼女をあんこ好きにしたお店が京都の松寿軒さん。

松寿軒のあんころ餅を食べた時が彼女の「あんこ元年」と記されています。

私、実はこのお店のファンです。

お茶のお稽古に通っていた頃、松寿軒さんの季節のお菓子をよく頂いていました。

それが楽しみでお稽古していたと言っても過言ではありません。

11月、炉開きの際の「猪子餅」、年末最後の「こころみの餅」、ひな祭りの「ひちぎり」、上品な「水無月」、ああ思い出したたけで胸が熱くなります。

世に和菓子の本は多かれど、あんこを追っかけた本は珍しいと思います。

それと、個人的に嬉しかったのは、「関西雑穀株式会社」の倉庫の写真が掲載されていたこと。

この会社の前を偶然通りかかった時、昭和な香りプンプン漂う店構えに魅かれて、何屋さんやろ?と思ったのですがそのままになって忘れていました。雑穀の袋が堆く積んである壮観な景色!スゴい所がまだまだ存在するのですねぇ。

 

実は「あんこの本」を知ったのは、著者の姜尚美さんが偶然、当レティシア書房に本を買いに来て下さったから。

店主が色々話しているうち、エルマガジンという雑誌の話から「あんこの本」(エルマガジン社発行)の話題になり、「あんこ」という言葉に思わず私が話に加わったというわけです。

 

新刊書なので、残念ながら当書房には置いてありませんが、あんこ好きなアナタにオススメです!(女房)

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