ウィスキーは、サントリーオールドから始まった。

昨日のブログで紹介した懐かしいレコードの事を書いていて、忘れられないBARを思い出した。そのお店の主人とは、輸入レコード店時代からの知り合いなので、もう30年以上も前になる。モダンジャズを流して、美味しいウイスキーを飲ませるお店で、オープン時から、レコードを納品させてもらっていました。

当時、まだそんなにお酒が飲まなかった私ですが、このお店でウイスキーの飲み方を教えてもらいました。最初は、一番安かったサントリーオールド、通称「だるま」。そして、順々にグレードを上げて、アメリカ産バーボンウイスキーへと進歩(?)しました。当時、読んでいたハードボイルドものの小説では、主人公は必ずバーボンを飲んでいたので、まぁ、気分もそんなところです。どっしりとしたカウンターで、渋いジャズを聴きながら、1人で飲めば、簡単に高倉健になれる「お得」な場所でした。、基本的にウイスキーはアルコール度数40%ですが、一度90%というお酒を一口飲ませてもらいました。口の中で大爆発が起こるという経験でした。

妻も含めて、多くの人と知り合い、遊んだ場所であり、またある時は憂さを捨てに行く場所でした。ライブをやったり、音楽好き仲間が月一回集まって、ああでもない、こうでもないと音楽談義に花咲かせるイベントもありました。昭和天皇崩御で、歌舞音曲を控えましょうという日に貸し切りで誕生パーティーやらせてもらったりもしました。当時、真夏に万博公園で行われていた「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」に毎年みんなで聴きにいき、おかげでマイルス・ディヴィスも二回観る事ができたのは、この店と仲間のおかげでした。

居心地のいい店が一軒あるということの、楽しさを数十年間に渡って味わいました。もちろん、楽しい事ばかりではありませんでした。と書けば、あの当時の仲間たちは、あ〜あの事ね、いやこのこの事件か〜とそれだけで盛り上がりそうです。先日も、この店でアルバイトして、その後東京に行き、ファッション関係でがんばっていた仲間の1人が、訪ねて来てくれました。かれこれ25年ぶりの再会でした。現在は京都で「聖護院カフェ」というお店をやっているそうです。お互い、年をとりました。

次回、私の店で個展をされるキタオカさんも、このBARで知り合った旧い友人です。BARの片隅でグラス片手にグダグダ話していた頃が懐かしい思いでです。長生きはするもんですね。

数年前マスターは、突然に天国へ行ってしまいました。お店の名前はJUG’S BARと言いました。

 

 

 

 

Tagged with: