20日の店主のブログでご紹介しておりますように、ただ今「羊・フェルト・風」展を開催中です。初日、北海道江別市から来て下さったフェルト作家の澤口弘子さんが、うれしいことに一日中在廊でした。

 

彼女は3月に京都文化博物館で行われた「羊パレット」(羊毛を主軸とした公募展)に出展されていました。出展者のうち何人かの作家さんに、レティシア書房で個展をしていただけませんか?とお願いした中で、快くお引き受け頂いた方のおひとりです。「羊パレット」を開いたスピナッツの本出さんも、初日に駆けつけてくださいました。

 

30年ぶり、新婚旅行以来の京都だということでしたが、月曜日に来て水曜日には帰るという強行スケジュールでした。でも、初日のお客様の隙間をぬって、四条のギャラリーギャラリーへ作品展を見に行ったり、レティシア書房の近く、寺町通りを散策したりと、短い滞在を精力的に楽しんでおられました。

 

北海道の茶路めん羊牧場とは羊毛の関係でお付き合い頂いているようで、牧場からもスゴイ作家さんだよ、ということは聞いていました。

初めてお会いした方のようには思えず、散策にご一緒しながら随分親しく楽しくおしゃべりいたしました。私は、フェルトの技術については門外漢ですが、並べられた作品はどれも軽く暖かく美しいものです。

 

北海道のご自宅に帰宅後、すぐメールを頂きました。「江別はみぞれまじりの雪が降り、長い冬の始まりです。暖かかった京都が懐かしい(笑)」と書かれています。その寒い冬もフェルトのベストがあれば、あとはコートを着れば大丈夫!と、ご本人から聞いたことを思い出し、ギャラリーの作品を眺めながら、遠く離れた北の風景を想像しています。(女房)

 

 

 

 

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