小学校時代の私は「Tちゃん、Tちゃん」と、同級生女子の愛玩動物として甘美な日々でした。それが、中学、高校と男子校に行ってしまったばっかりに、男、男、男。これは、もう青春残酷物語というか、暗澹たる青春というか、二度と戻りたくない6年間です。その、暗〜い毎日、面白くない時間を忘れさせてくれたのが創元推理文庫でした。アガサ・クリスティー、エラリー・クイン、クロフツ等の本格推理、チャンドラー、ハメットらのハードボイルドものを乱読しました。

先日、その創元推理文庫が入ってきました。もちろん、私が愛読していた時の作家は見当たりません。でも、読んでみたいな〜と思わせる作品ばかりでした。ジョン・ソール「殉教者聖ペテロの会」(400円)。牧師が体験する淫らな会??。そして始まる女性徒の相次ぐ自殺、モダンホラーの始まりです。この作家は、あと一冊「風がふくとき」(200円)というサイコスリラーも置いています。こちらは、<水子>のお話。

刑事ものでは、R・D・ウィングフィールド「クリスマスのフロスト」(200円)が、仕事中毒にして、下品極まりないフロスト警部のハチャメチャな活躍を描く一冊。創元といえば、SFですが、「ブレードランナー」のフィリップ・K・ディックの「火星のタイムスリップ」(500円)もあります。

他にもいろんな文庫が格安で入ってきました。ギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」(全3巻/500円)とか、早川版の「華麗なるギャッビー」(表紙が美しかったロバート・レッドフォード)200円とか、脈絡なく並んでおりますので連休の読書タイムにぜひ。

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