台風一過、レティシア書房のギャラリーに、緑の清々しい風が吹いているような心持ち・・・・。写真家かくたみほさんが、フィンランドで撮影した作品を集めた「ダンスの話をつづけてよ」本日より開催です。

「ムーミン」産みの親トーベ・ヤンソンが、暮らしていた地を訪ねた作品が並べられています。DMにも使われている作品は、ぜひゆっくりご覧下さい。一見何の変哲もない森の写真ですが、その森の奥から楽しい音が聞こえてきそうです。宮沢賢治にそんな小説がありましたが、正にそういう感じですね。

奥の壁には、約50㎝四方の大きな作品が三点並び、開放的な空気を漂わせてくれます。季節は初夏なんでしょうか?それとも秋?「ときには、木々の光りを浴びて、言葉を深呼吸することが必要だ」とは詩人、長田弘の言葉ですが、作品の持っている澄み切った情感に接したら、写真の奥に潜んでいる言葉を吸い込むことができるかもしれません。

店の一番奥には、石の置かれた室内の写真が8点。ヤンソンの「私は石を愛す」という言葉にもあるように、フィンランドの人は石を飾る事が好きだとか。何気なく自然の一部が明るい部屋の中に取り込まれて、ふわっと和みます。

 

会期中、かくたさんの写真集「あふるる」、「NOTE BOOK」、カードなど並べています。この機会に手に取ってみてください。レティシア書房開店直後から、彼女の写真集は販売してきましたが、「いつか写真展を!」という願いが叶いました。また一つ新しい出会いです。

 

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