木村衣有子さんの「のんべえ春秋」(840円)第三号入荷しました。

「ああ、飲み過ぎた」と相変わらず快調な「酒場小説ホシさんと飲んでいる」から始まります。

「酒器酒器大好き」では、京都北山の工房「酒器今宵堂」が取り上げられています。加茂街道沿いに北へ行き、北山通り手前の道を西に入った町家の工房です。(中には入ったことはありませんが、何度か自転車で前を通り気にはなってました)

「おそばの味を楽しむおそばやさんと、居ることを楽しむおそばやさんがある。僕たちは居酒屋の『居』の部分に気づいたのかもしれない。おいしいものを食べながら人気のお酒を飲むことがいちばんじゃなくって、居ることのよさに」

これは今宵堂ご主人の言葉ですが、器を作る人がここに気づくというのは深いと思いました。

お酒を嗜まない方には「「しょっぱいたぬきと甘いたぬき」をどうぞ。京都ではたぬきは「あんかけ」と決まっているが、ほかでは?とか、「たぬきケーキ」巡りのことなど、たぬきにまつわる楽しい話で溢れています。

さて、日本酒の美味しい冬になれば、欠かせないのが鍋。「日々」(945円)31号は「土鍋」特集です。土鍋の産地、三重県伊賀の里。伊賀の窯元4代目、山本忠正さん宅の、土鍋料理が紹介されています。「鶏のすき焼き」の写真が載っていますが、あ〜日本酒一杯ひっかけながら、こんなすき焼き食べたら、もう言うことないでしょうね。

その他、いろいろな方の、得意の土鍋料理が紹介されていますが、蒸し野菜あり、グラタンあり、美味しそうな香りが誌面から漂ってきそうです。特別な高級食材を使ったお料理ではありませんが、みんなで囲んで「いただきます」と鍋をつつけば、最高に幸せな時間が始まります。寒くなればなおのこと。

 

蛇足ながら木村さんの新刊「京都の喫茶店。昨日・今日・明日」(平凡社)が発売されました。先日、その本を片手に立ち寄ってくださいましたが、素敵な本でした。

新刊書店でお買い求め下さい。

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