え、どこ?

はい、四国徳島県の山間の小さな町です。そのリトルプレスの名前は「かみかつ時間」(500円)。「編集室だより」にこう書いてあります。

「かみかつ時間編集室は高鉾山の中腹、標高約400mにあります。雨降りのあとにはよく霧で山々が包まれます。山、川、街、海と旅した水がまた山に戻ってきたんだなあと思う瞬間です」

そんな静かな町の魅力的な人達の中から、今回の特集は陶芸家、渡部愚風堂さんです。コンパクトなお台所、歴史物の振り子時計が柔らかな音を響かせている居間の写真を見ただけで、「かみかつ時間」を感じます。ここで本を読んだり、昼寝したい、と思いました。愚風堂さんがかつて旅をしながら描かれた絵日記の一部が掲載されています。ていねいに綴られたノートから、渡部さんの貴重な時間が伝わってくるようです。

作家さんが、旅先で集めた小物や、骨董の数々も、どれも面白そうです。

ところで、上勝町って聞いたことある名前だと思っていたら、店で取り扱っている「日本で最も美しい村連合」4号で取り上げられてました。映画「人生、いろどり」の舞台になったところでもあります。「かみかつ時間」でも、映画で使用された空き店舗がその後食堂として営業されている話が紹介されていました。

もう一点、同じ編集室から出されている「おひさまとかまど」(1500円)も一緒に届きました。ここで暮らすきみちゃん(72歳)、ふみちゃん(62歳)のつくる四季の食卓を巡る本です。

「ツバメがいるのでドアを開けておいてください」

きみちゃんちの玄関戸の貼り紙にはこう書かれている。家の中と外をツバメが行き来している

こんな文章を読むだけで、この土地へ行ってみたいものです。

 

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