毎号、質の高い誌面作りの北海道発の雑誌「northern style スロウ」最新号は、本好き、特に絵本好き、紙好きの方にはオススメの一冊です。(880円)

特集のタイトルが「本の形、心のかたち」。もう、これだけでレジ直行ですね!(でも、ないか・・)

古布を使って絵本作りをしている西村静子さんは、自称「ボロ屋の母さん」。どんな小さな布の端切れも大切にとっておいて、創作に使う。温かな絵本は、その物語のほとんどを実体験から紡ぎ出すということです。

そして、ダンボール紙で絵本を作る田中幸恵さんは、ご自分をただのおばちゃんと云います。普通の紙に書かれた絵本ではなく、ちょっと厚みと重みがあるダンボールの気取らない味わいが魅力です。2013年の本屋大賞に応募した「ちいさいぼくらのおおきなゆめ」は、落選したものの知人の協力で本になり、今では読み聞かせの依頼まであるとのこと。

その次に登場する松嶋珪子さんが、帯広に「絵本の館 宇宙船みみ」を建て、週に一度読み聞かせをするために、札幌から通っているというのは驚きです。一階に絵本がズラリと揃えてあり、二回には作品展示用のギャラリーまで備わっています。取材記者が彼女からプレゼントされたのがマーガレット・ワイズブラウンの名作「たいせつなこと」だったことを知ると、ぜひ行ってみたくなります。三人とも元々他のお仕事をされていて、現在好きな道を歩まれています。

 

一方、北見市にある「手づくり絵本美術館」を運営されて30年になる松岡善和さん。名称を図書館ではなく美術館にしたのは、ここが作る場所だからということで、事前予約すれば、ハードカバーの絵本作りを指導してもらえるそうです。

ほかにも、本を愛する色んな人や、本の企画展が掲載されていますが、一度訪ねてみたいのは、札幌の古書&ビールの店「アダノンキ」。ここのオリジナル「炭焼きコーヒースタウト」を飲みながら、古書を巡る話を、素敵な女性店主とできるなんて、至福でしょうな〜。

もう一つ、釧路にある「豊文堂書店喫茶部ラルゴ」は一階が古書&レコード、二回がカフェですが、ここはお薦めです。実は行った事があります。かぼちゃプリンをいただきながら、買った古書を読んでいた数年前の夏を思いだしました。

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