本日より「闇のみぎわ/Social noir」展を2週間開催します。

銅版画の北岡広子さん、写真の中村キョウさん、音楽のEusolさん、それに関連本を私、という計4人の共同展です。元をただせば、数十年前に、あるジャズバーで飲み語り合っていた仲間たちです。

ありがたいことに、レティシア書房を開店した2年3ヶ月の間に、彼らにはそれぞれ展覧会をして頂きました。20代から30代だった昔の仲間が、こうした形で一堂に会して何かできるのは嬉しいことです。店という場を持ってよかったと思えることの一つです。

「闇のみぎわ」という暗闇と、そこからほのかに感じる光との間をテーマに、銅版画と写真、そしてCDとLP、本を展示しました。それぞれの出品者が「闇」という言葉から思い起こすイメージを作品に、音楽に、本に託して展示してあります。展示販売しているCDとLPは試聴可能ですので、お申し付け下さい。

闇の彼方にあるものが死なのか、見果てぬ幻想なのか、あるいは、やがて訪れる希望なのか、それは見る人の意識が決めることだと思います。日常ではあまり触れることのない、その境地に踏み入れてみるのは如何でしょうか。

イギリスの小説家、詩人のオスカーワイルドは誌「スフィンクス」でこう歌っています

「こちらへこい、睡そうで、彫像のような、可憐の家来よ こちらへこい 美妙な、怪奇のものよ 半ばは女人で、半ばは動物の、怪奇のものよ」

「怪奇のものよ」。人なら誰でも己の心の奥に潜んでいるものへ近づくことになるかもしれませんね、

展覧会は6月1日(日)までです。(最終日は18時まで)

 

 

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