本日より、釧路湿原の端っこにポツンと建っている宿「なかまの家」の暮らし展が始まりました。
「なかまの家」と言いますが、「仲間」の家ではなく(あ、もちろんそれもきっとかけてありますが)名嘉真さんというご一家が経営されている旅人宿。25年前、牛舎を自分の手でコツコツと直し、周りの環境を一つ一つ整えながら始められました。そういうご家族の手づくりグッズと、写真を並べて、自然とともに暮らしている様子を見て頂く展示となりました。
十数年前、初めてこの宿にお邪魔してから、その居心地の良さと、暖かいお人柄に魅了されてしまい、北海道を訪れる度にお世話になりました。一昨年、当書房開店の折、ミセス名嘉真がちょうど京都に滞在中で、なんと引越しの手伝いをしっかり頼んでしまった、というエピソードあり。というわけで今回こうして並べてもらえるのが、心底嬉しいです。
長らくご夫婦で切り盛りしてきたこの宿に、(なかまの家通信によると)2012年から娘さんが返り咲きしました。それからというものホームページの開設、充実したブログ、と飛躍的な進歩をし続けている注目宿!?です。ブログが面白いので、これを京都の街のど真ん中に展示したい、と思ったのが今回の企画です。よくぞ乗ってくれました。なかまの家スタッフご一同様お疲れさまでした。
それぞれが個性的で特技をお持ちなので、手づくり市のように、たくさんのグッズを送ってきてもらいました。ミスター名嘉真は、罠猟で仕留めた鹿の角から、イヤリング・ピアス・ボタン・キーホルダーなど。ミセス名嘉真はフェルト作家で、ルームシューズ・帽子・キーホルダー・髪ゴム・ポーチ等々、力作揃い。名嘉真娘は、元編集者。さすがに写真も文章もお上手で今回の壁面展示すべては、彼女の作品です。(女房)