本日より、恒例の「下鴨納涼古本まつり」(16日まで)です。

本来なら、昨日からスタートだったんですが、台風の影響で会場の設営が出来ず、一日開催がずれて本日になりました。朝から雨模様でしたが、なんとか回復しました。10時過ぎに到着、早速平台チエック開始です。しかし、探せど、探せど店に持って帰れそうな本がありません。

出店されている店舗が少ないというわけでも、ボリューム感が不足しているというわけではないのだけれど、200円、300円コーナーでも、取りあえず買っとこうという気分にならないのです。数件巡っても、一冊も買えず。う〜ん、困った。どうも、頭の中に店の棚が入っていて、この本の横には、これという設計図が出来ているせいだからでしょうか。このまま収穫なしで帰宅かと思っていたら、ありました。

先ずは、「星のギリシア神話」(白水社)。星座に関係しているギリシア神話を集めた本です。古代ギリシアの人々って、星座に物語を巡らすことが好きだったんですね。と、この本を抜くと、その横に、私の好きなレイ・ブラッドベリの短編集「とうに夜半を過ぎて」(集英社)が出てきました。70年代後半集英社はPLAYBOY BOOKSというシリーズで、こんなハードカバーを出していたんです。落田洋子さんのイラストも、幻想的です。そして、そのそばには、やはり集英社の「現代の世界文学」シリーズの1冊、ボルヘスの「伝奇集」もゲット。獲物があったので少々安心しました。

でも、それ以降も中々、これ!という本に出会いません。最近のご贔屓、黒川創の評論集「リアリティ・カーブ」(岩波書店)や、サブタイトルに「映画から読み解く成田闘争」とある「小川プロダクション『三里塚も夏』を観る」等の硬派の本には出会いましたが、結局時間切れで店に戻りました。

レティシア書房の一箱古本市も日曜日までやっています。下鴨よりいいやん!と思えるのは贔屓目ではなく、出品者の方々が、当店のお客様のことや、店の本の傾向を知った上でセレクトしてくださっているからですね。「はっぴいえんど」の特集を組んだ2004年9月発行の「ユリイカ」を出品なんて、ドンピシャです。この本の特集は、もう滅茶苦茶ボリュームがあって、「はっぴいえんど」ファンなら持っていて損なしです。2500円とやや高価ですが、買いです。細野晴臣が担当したサントラ「グーグーだって猫である」も入荷しています。

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