本日より「たかせちなつ まいにちいろいろ展 絵と版画とこものたち」の始まりです。

たかせさんの個展は、2013年の秋の銅版画展に続いて二回目になります。今回は、銅版画に限らず、イラスト、マッチ箱のこもの、布の人形、手ぬぐい、さらに、お義母さんの詩集のための挿絵など、たかせワールド全開となりました。

「雨女」と題した版画の女の子のスカートは、降ってくる雨の輪でどんどん広がり、雨音がリズムを刻んでいます。あめあめ、ふれふれ、と口ずさむ歌が遠く聞こえてくるみたい。彼女の作品には、なんともいえないユーモラスな味わいと浮遊感があります。そして、静かなのです。ブランコのギコギコという音とか、鳥のさえずりや鼻歌は小さく聞こえても、黄昏時の少し哀しい静けさがあるように思ってしまいます。

楽しいけれど、どこか孤独。嬉しいけれど、はしゃがない。手づくりの可愛い小物たちは、どこか落ち着いていて、馴染む感じがとても素敵です。

キュートなぞうさんは、マッチ箱のアート作品。小さなブランコをこぐ女の子は、針金と紙。身近にある材料を使って手を動かして作り出す、温かで静かな時が愛しい。

まいにちいろいろ、面白そうなものを指先から紡いでいく生活って、ホント豊かでいいなと、素直に思います。(女房)

 

『たかせちなつ まいにちいろいろ展』は、10月6日〜18日(日)まで。

月曜日定休。最終日は18時まで