レティシア書房、冬恒例の「女子の古本市」が始まりました。

東京、岐阜、大阪、兵庫、滋賀そして京都市内から28店舗が出揃いました。本日より最終日まで、毎度お馴染みの「こんな本を見つけた」をブログで開始します。

さて、最初にご紹介するのは、宮沢賢治の「よだかの星」(リブロポート1000円)です。これ賢治の童話に、玉井司の絵をつけた絵本なんですが、これに、あがた森魚が朗読し、彼自身の作詞による「よだかの王冠」を歌ったCDが付いているところが注目の絵本です。

 

数年前に亡くなったイラストレーター、フジモトマサル(亡くなった後、のきなみ著作が値上がり、今でもネットでは高額のものが沢山あります)が歌人の種村弘と組んだ「にょにょにょの記」(文藝春秋700円)は、種村の日記にフジモトがイラストを付けたもので、ユーモアに富んだ世界。モグラのような、アライグマのような不思議なキャラが魅力的です。種村弘の本では、安西水丸と組んだ「いじわるな天使」(アスペクト400円)も出品されています。イラストレーターを比べながら読んでみるのも面白いかもしれません。安西水丸が村上春樹と組んだ「うさぎおいしいフランス人」(文藝春秋1000円)も出ています。これも最近見かけなくなった一冊かもしれません。

種村の歌集が、一点出ていました。タイトルは「シンジケート」(沖積舎1000円)。

「耳で飛ぶ像がほんとにいるならおそろしいよねそいつのうんこ」

デイズニーのダンボのことを歌った作品ですが、確かに、空からうんこが降って来たら….。

 

如何にも古本屋という風情の写真満載の、東京の盛林堂が出した岡崎武志×古本屋ツアー・イン・ジャパンの「古本屋写真集」(1600円)は、非常にレアな写真が見られます。あの銀閣寺の古書店「善行堂」の名物店主が写っていますが、なんと髪の毛が黒い!若〜い日の店主の横顔が拝めます!

もちろん、岡崎さんもお若い姿で写っておられます。

なお、壁面には女子の古本市向けに、松田敏代デッサン作品「彼女」も展示してありますので、ご覧下さい。

 

★「女子の古本市」は19日(日)まで開催です。月曜定休日。最終日は18時まで。