次週8月8日(水)から、第7回レティシア書房「夏の古本市」が店内で始まります。

今回も25店程が参加してくださいます。どんどんと荷物が入ってきていますので、今日から、すこしずつご紹介していきます。

「ここが家だ/ベン・シャーンの第五福竜丸」で日本絵本賞を受賞したアーサー・ビナードが、ボブ・ディランの名曲”forever young”を翻訳し、イラストレーターのポール・ロジャーズが絵を書いた「はじまりの日」(1200円/出品UNITE)は、とても素敵な絵本です。ディランの歌詞って、かなり複雑で難解です。歌のサビの部分で繰り返し登場する”forever young”を、ビナードは「毎日が きみの はじまりの日 きょうも あしたも あたらしい きみの はいまりの日」と、前に向かって歩く人生の応援歌として訳しています。

和田誠の「CATS IN WADALAND」(950円/出品UNITE)もお薦めです。1975年、角川文庫のルイス・キャロル「不思議の国のアリス」の挿絵として描かれた、有名なチシャ猫から始まり、和田が書籍や雑誌に描いた猫作品を集めたものです。発表されたものばかりではなく、エッチングの習作も収録されています。岩手県の「森の音楽会」という団体の「セロ弾きのゴーシュ」をイメージしたマーク、などというレアな作品もあります。タバコを吸う猫を描いた作品は、日本専売公社のポスターのためのイラスト。タバコの灰が、地上に出て来たモグラの口元に落ちているところが面白い。

もう一つ、絵本の紹介を。萩尾望都が文章を書き、こみねゆらが絵を書いた「トリッポンのこねこ」(教育画劇/950円)です。萩尾望都が、絵を書かずに文章だけに専念しているって珍しい本ではないでしょうか。

漫画家の井上雄彦がガウディと組んだ(?)二冊組「特別展ガウディ×井上雄彦/シンクロする創造の源泉」は、同タイトルの作品展の図録です。一冊は、ガウディの業績を豊富な写真と共に論じたもので、もう一冊が、井上雄彦がガウディの生涯を描いたもの。井上の繊細で、しかもダイナミックな画力を堪能できます。ガウディに触発され刺激を受けて、井上が描いたアート作品です。(左の作品は井上の描いたガウディの様々な表情です)

★レティシア書房恒例「夏の古本市」は、8月8日(水)〜19日(日)開催です。なお、準備のため6日(月)7日(火)は連休いたします。