本日より第7回「夏の古本市」がスタートしました。がんばって、本の紹介をしていきます。

ページを開けると、こんな文章が飛び込んできます。

「舞踏会BALLS どんな年令の婦人向きのものでも、伝統的なポール・ドレスとなりますと、世界中のファッション・デザイナーのうちで、専門家として最も名高いのは、文句なしに、ピエール・バルマンです。」

舞踏会なんて、フツーの日本人には縁遠いものです。これ、昭和41年に発行された「エレガンスの事典」(3000円/出品 はやね堂)の中にある文章です。「アクセサリー」に始まり、「ブラウス」、「スーツ」、「シック」などおよそエレガンスに関するすべての言葉を網羅し、解説した事典です。初版発行から11年で18回もの版を重ね、今も古書では高値で取引されています。「男性」という項目では「服装が悪くても、とがめられずにすむのは、富豪と天才だけです。」と書かれていて、身だしなみのよい男性が絶対身に付けてはいけないものが列挙されています。男性諸氏にもぜひ。古風な文章がいいです。

次は、クールな猫たちの写真集。「ニューヨークの猫たち」(600円/出品 にゃん湖堂)です。写真を撮ったのは、テリー・ドゥロイ・グルーバー。発行されたのは昭和57年です。すべて、NYに生きる猫たちが白黒写真で捉えてあります。表紙のボスの貫禄十分な猫から、ぐっと引込まれる作品集です。登場する猫たちがクールなのですが、NYの街並みが背景にくると、さらにクール度がアップしてきます。野球場に住まいするスラッガーという名前の猫が登場しますが、当然ニューヨーク・ヤンキーズのファンなんでしょうね。

 

当店で、いまも根強い人気のある山本容子の本も何点か出品されていますが、「はなうた巡礼」(700円/出品Traveling Book Store)は、あまりお見かけしません。これは作家自身の少女時代を回想した絵本です。縄とび、まりつき、石けりなど夢中になった遊び、そして身体に染み込んだ当時の歌。「雨降りお月」、「月の砂漠」、「待ちぼうけ」等々が彼女の絵とともに甦ります。本に登場する歌の歌詞はすべて、巻末に収録されていますので、歌えます。

★古書市は19日(日)まで。月曜定休。なお最終日は18時で閉店します。

★夏休みのお知らせ20日(月)〜24日(金)