「『いやぁ〜亀岡から来はったん?』京都人から受ける理不尽な”カメハラ”」という表紙の文句だけで、吹き出しました。ご存じグレゴリ青山さんと、キリカメ7の「ナマの亀岡」(ミニプレス/300円)です。な、何だ「キリカメ7」って!?

これ、「かめおか霧の芸術祭」のイベントの中で、自分のことをキャラクター化して亀岡ネタで漫画を描くというグレゴリさんの教室に参加した人たちの、キャラと地元ネタの漫画があまりにも面白くて、本になったらしい。「かめおか霧の芸術祭」にちなんで、漫画を描いた六人を”キリカメ7”と呼んでいるのです。6人なのに7(セブン)としたのは、ゴロがいいから。

ヘェ〜、亀岡ってこんな場所、と興味が湧いてきます。亀岡市は京都府の中西部に位置し、宇治市に次ぐ京都府第三の都市。ここが霧の町だとは知りませんでした。「今工事中のサッカーズタジアム ただでさえ巨大すぎて非現実的なクレーンが深い霧につつまれると」「な、なんか世界が終わった後の景色みたい…….」なんてギャグも描かれています。京都市内に住む人から微妙にいじられる”カメハラ”満載。なお、当店販売分はグレゴリさんサイン入です!

 

もう一冊新着のミニプレスは、福井県小浜市から入ってきた佐藤実紀代著「はしはうたう」(HOSHIDO1296円)です。著者の佐藤さんは、福井市生まれのフリーの編集者です。編集などの本に関係する仕事をしながら、書店「HOSHIDO」を立ち上げ、この書店を通じて出版された処女作がこの本です。

著者の佐藤さんから、「レティシア書房のお客様へ」というメッセージに「『鯖街道』で結ばれている京都と福井県小浜市。小浜という小さな町で、人生をかけて作られて若狭塗箸の職人、的場さんの想いと作品を味わってください」と書かれていました。

500種類以上にもなる的場さんの作品から、ご本人によってセレクトされた16点の美しいお箸の写真。制作過程と、小浜市から少し離れた所にある谷田部という野山と田んぼに囲まれた村に生まれた的場さんの人生が、この本に詰まっています。若狭塗箸の伝統を継承しつつ、鮮やかな色彩でまるで芸術品のような職人技にため息が出てきそうです。