山中さおりさんの「ペーパクイリング作品展」を今年も開くことができました。なんと9回目。ってことはレティシア書房開店以来ずっと毎年作品を発表されているということになります。

さて、「ペーパークイリング」の説明を少しさせていただきます。もともと中世期にイギリスで生まれた紙工芸で、聖書を製本した際にできた細長い紙の切れ端を、クルクル巻いて宗教画や宗教道具に装飾したとの始まりとのことです。現代では、世界中でアート、ホビーとして楽しまれています。

山中さんはざっと10年以上もクルクル巻いてこられたわけで、根気のいる作業を積み重ね、技術を磨いてきました。今回は、白一色で雪の結晶からイメージした作品が9点並びました。ペーパークイリングの特徴といってもいい華やかな色彩を封じ込めたモノトーンで作り上げた、彼女の新たな挑戦というべき意欲作です。白だけで作られた小さなパーツが集まった紙工芸は圧巻です。2㎜〜6㎜の細長い紙をクルクル巻いて行くのですが、9作品でなんと3200枚使ったというのです。3200枚なんて、やったことのない者には実感はないのですが、でもスゴくない??来る日も来る日も白い紙をクルクル・・・・。気が遠くなります。この作品群は6㎜の紙(つまり幅が広め)を使っているので、陰影が深く美しいシルエットが出ています。

そして山中さんは、来年の作品展に向けてもう始動しています。期待を込めて、ペーパークイリングが立体作品に展開していったり、あるいは風に揺れるモビールのようにか額から抜け出て新しい形に進化していかないかな、とか思っています。

ペーパークイリングの教室もされているので、興味のある方はお問い合わせください。初心者〜中級者向けのクイリングキット(1000円〜)や、道具も販売しています。(女房)

「山中さおり ペーパークイリング作品展」は12月2日(水)〜13日(日)13:00〜19:00 月火曜日定休。