京都のカフェやギャラリーなどの情報にめっぽう強い、当店のお客様のIさんが、カフェで見つけた、とご紹介していただいたのが「よあけのたび」(ミニプレス/650円)です。

カフェ情報について熟知しているIさんが、知らない店ばかり!と言われたので、それは店で置いてみたいと連絡先を探し、販売の運びとなりました。(今のところ、書店で置いているのは当店だけです!)

「わたしにとって朝の時間は、たとえ近所でも、コーヒーとトーストというシンプルな食事でも、旅をしているときに感じる非日常のような特別な時間です」と、この本の著者まごさん。彼女は、今までになんと700軒以上もお店を回り、モーニングを食べたそうです。この本で取り上げられているのは、京都市内が9店舗、長岡京市が1店舗、そして鎌倉市から3店舗が紹介されています。

「お団子頭のおかあさんが細長い食パンを抱えて店のほうへ歩いてきた。ご店主だった。『おはようございます』マスクをしていても、その柔らかな表情は、目や声からじゅうぶん伝わるものだ。

買い出しを済ませた店主の後ろについて店の中へ入る。御所西に位置する喫茶『茶の間』で過ごすモーニングタイムは二回目。」

「茶の間」は地下鉄丸太町駅から徒歩9分というから、割とご近所です。分厚いトーストが実に美味しそうです。

西山の中腹にある善峯寺。ここは、日の出がクリアーに見える場所としてくる人の多い場所とか。ここで日の出を見た著者は、喫茶リゲルへと向かいます。

「ドラマチックな朝を迎えた後に向かった喫茶リゲルの店内は、先刻までいた善峯寺のような澄んだ空気に満ちていた。まだこの空間で呼吸をしている人が少ない証拠だ」と、ゆっくりとモーニングを味わい、「充実した朝の終わりは充実した一日の終わりに等しい」という風に文章を結んでいます。喫茶リゲルは長岡京市にあります。

写真と文章で楽しんだ後は、巻末に地図が載っていますのでお出かけください。