今日は、神戸三宮で古本市があるので、8時過ぎに家を出る。市は10時からで、会場に開始時間に着いた。京都市内のスーパーの前で、毎週木曜日にやっている100円市といい、各地で行われる大きな古本市といい、朝一番に行くと会場全体に気合いというか、殺気がみなぎっています。特に均一コーナーには、近寄りがたい雰囲気さえあります。業界人っぽい人で一杯です。新人の私も負けるわけにはいきません。以前、大阪の古本市で、どけ!どかん!で殴り合い寸前までいきそうな人を見かけたことがありました。荷物が当たらないように気をつけながら、各ブースを回ります。お、トンカ書店さんのブースだ。神戸へ来れば、ここの女性店長の楽しそうな顔を拝みに必ずいきます。仏様みたいな方です。

お昼には店に戻らねばならないので、「3万円、5万円、7万円がっちり買いましょう」(このギャグ分かる方には、お店のファンになっていただきたい)と一時間で駆け足で回る。10冊程バッグに詰め込んで、駅にダッシュ(万引きした訳ではありません)

元フォーククルセイダースの北山修さんの「人形遊び」という昭和52年発表のエッセイを見つけました。彼は幼稚園の先輩?です。散髪屋でもよく顔をみました。「はい、北山医院のぼんの番やで」という散髪屋のおっちゃんの声が聞こえてきます。でも、もう古い事なんで、ほんまのことやったんかいな〜、わかりません。

 

うちの犬マロンです。

相変わらずまったり生きてます。

お彼岸も過ぎて暖かくなってきたので、店の前に看板犬しています。

と言っても、眠気を誘うこの陽気。道路に面している店先で、まどろんでいるだけ。

 

店の奥から見ていると、道行く人が、頭を撫でたり写真を撮ったりしてくれています。男女問わず、結構若い人に人気があるみたいで「かわいい!」と声も聞こえてきます。

 

よっしゃ!頑張れマロン!新しいお客様をちゃんとご案内するんやで!

とエールを送るのですが、犬の相手をして、そのまま店には立ち寄られない方が多いようです。

看板犬ちゃうやん。

 

このノン気犬が売り上げに貢献するには、これからのワタクシの躾にかかっています。(女房)

 

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滋賀県から、素敵なミニプレスCOCOCUが届いた。3号の特集は「おうみをたべる」。「特産品や名物料理だけでは見えない、その土地の日々の暮らし。そんな暮らしを覗くために三件の台所におじゃましました。」という編集方針の通り、それぞれの土地で、普通に暮らしているご家族の台所が紹介されている。別に何の特徴もなさそうな、ごく当たり前の台所ですが、ゆっくり眺めていると、各家庭の食文化を作ってきた食器たちの、こんな風にみんなを支えてきましたというささやきが聞こえてきそうです。

食器たちの家族三世代の日々の食事をフル回転で作ってきた自慢、ご夫婦二人の静かな生活を見守っている暖かい眼差し、そし一軒のシェアハウスで、、住人同様にそれぞれの食器がワイワイガヤガヤ楽しくやっている姿ガ見えてきます。小津の映画に登場する食器や、家具が「平和な日々」の象徴であるように、ここに登場する食器もまた、「平和な日々」を表しているようです。

 

この雑誌の連載されている「おうみのふみくら」という書評もおススメです。ミコシバ書店店主の文章が、華美に走らない、とても読みやすい文章です。我が店でもここに載った本は、この文章と一緒に並べたいくらいです。紙質、読みやすいレイアウトで全44ページで500円。これは絶対買いだ!とうなっていたら1号から、3号まで売れだしました。2号は残1冊です。すぐに、再注文しなくっちゃ。

 

 

お店では、ギャラリー以外にも、小さなスペースで、作家さんの作品を並べています。今は天田悠さんの「ガラスの羊」、井本真紀さんの「Kumonoko 羊毛×ガラス」(どちらも倉敷在住)ふらっと入ってきたお散歩女子が、可愛い〜と眺めているのを見ると、若い女の子大好おじさんとしては、もう天国にいる気分ですね。

高校時代、面白いと思った学友が二人いました。一人は愛国心一杯の国粋主義系のN君。普段はもの静かですが、暴れるとどうしようもない彼とお好み焼きとビールでほろ酔い気分になった時、真剣な顔でこう言いました。「子供が生める若い女を守るのが愛国心だ」と。まぁ、高校生の論理ですから、飛躍もありますが、なんか説得力ありました。私の若い女性大好き傾向は、ここに始まったかもしれません。N君は、その後自衛隊へ入隊したとか。

もう一人はY君。彼が貸してくれた雑誌が、男色系雑誌の「薔薇族」と『SMマガジン」。気色悪いと思いながら、読んでました。こんな雑誌が好きな彼は、学内でも女の子風に振る舞ってました。なんせ、男子校です、重宝?されてました。男の子も可愛いくても良いのありなんだと、やはり納得しました。 既成概念にとらわれない楽しさ。わがレティシア書房も、古本屋というイメージを逸脱し続けていきたいものです。

 

お店を開けてすぐでした。若い男性お二人がご来店。遠方なので、配送ご希望。なんと、夜行バスに乗って京都まで来て古本屋や、雑貨屋さんを回り、また夜行バスで帰られる予定とか。配送代かかりそう、どうしよう。でも、開店早々のお客を断ったら、商売人やない。え〜ぃ、送料ぐらい払たるで、とタンカ切ったら、カウンターにど〜んと積んでいただきました。そして、棚にあったクラフト・エヴィング商会の本、全部買っていただきました。                                                                                                             クラフト・エヴィング商会の本は次の持ち主に、ぜひ渡してあげたかった本たちです。本で空想する楽しみを十分味わえる内容と装丁です。売りたい本と買いたい本が一致する幸せを感じたひと時でした。ありがとうございました。 昼から、一件配達。ジャクソン・ブラウンの”Late for the sky”をご予約いただいいていたブックカフェ「Unite」へ行きました。 雰囲気のある気持ちの良い店です。置いてある本が、店で売っているものと良く似ていました。書架のセンスも良しです。オーナーとは音楽の話で盛り上がりました。開店されたのは昨年の12月とか。新しく商売を始めた者同士、がんばっていきたいものです。 オープンして二週間。リクエストやら、置いている本へのご不満、その他諸々頂戴いたしました。ありがとうございます。 もっと古い文芸書や、思想関係も置いた方がいいのかな、と一瞬思いましたが、止めます。自分の趣味に合わないことは一切しない。だって、私の店ですから。

 

しばらく前ですが、250坪の大型書店の店長をやっていました。地位一番店として、日々忙しくしていました。売り上げも好調で、自分ながらオ〜ッ!!という日々でした。今は小さな古書店の店長。もう売り上げは比べ物になりません。でも、日々閉店後の売り上げ数字を見て、自分の実力ってこんなもんかな〜と楽しんでいます。大きな書店って、出版社の応援、優秀なスタッフ(店長がアホな程、いいスタッフは集まり、長く仕事してくれます。店長はいつもへらへら笑っているです)の頑張りで売り上げが上がります。だから、その売り上げを見ても、ふ〜ん、凄いねとどこかクールでした。

一冊の本をめぐって、お客様と話をしながら、売る難しさと楽しさがやっと分かりました。10円の雑誌を長時間にわたって吟味して、買っていかれる方と、10円以上の本の話をしていかれるのを聞きながら、本の深い世界を知ることができる素敵なことです。昨日は、お客様の半分が星野道夫の好きな方で、小さな星野コーナーから数冊お買い上げ。尊敬する星野道夫の話に、話が盛り上がりました。

さて。また星野道夫の本探しに行かねば!

 

 

倉敷のちょっとノスタルジックな市街にある小さな古本屋さん「蟲文庫」の店長、田中さんが本を出されました。「わたしの小さな古本屋」(洋泉社)というタイトルです。お店には、昨年お邪魔しました。小さな店に、天井まで本がぎっしり。そして、店長と猫がお出迎え。静かに流れる時間。ちょっとした森に入って、古木の間で一人佇んでいる感じの、い居心地の良さ。

最近の風潮は、入店するや否や、でっかい声で「いらっしゃいませ〜ぇ!!」と一人が言えば、他の従業員まで、やまびこみたいに「「いらっしゃいませ〜ぇ!!」「やかましい!」と何度言いたくなったことか。マニュアル化された口だけの接客なんて、やらない方がまし。本屋は静かであるべきだと思います。蛇足ですが、有線でBGM流している書店がありますが、言語道断。本を読むのにいい音楽を探すのも本屋の仕事でしょうが!

この本でいい文章を見つけました。                                      「その先に未来はないとわかっていながら高速道路を走り続けているような世の中で、そこからあえて外れ、立ち止まる。」そんな一瞬を古本屋は作れると彼女は信じています。立ち止まって見上げた書架にある一冊の本と目が合う、その時から新しい世界がひろがってゆくなんて楽しいことですね。彼女はこの古本屋の帳場に座り続けて18年。私はまだ10日です。でも、思いは一緒です。並べた本が、醸し出すゆったりした時間って素晴らしいものです。

 この本を銀閣寺の「善行堂」さんで買ったら、なんと田中さんのサイン入りで、しかも初代看板猫のナドさんのポストカードが付いていました。ちょっと前に田中さんと善行さんの対談があり、その時のサイン本です。ナドさんいい顔です。さて、我が店の看板犬マロンも、先日店先で初お目見え。道行く散歩女子に、カワイイ!と撫でられ、写真取ってもらいと人気者でしたが、誰も店に入ってこない。営業妨害犬になりつつあります。(店主)

 

 

オープンから10日程経過しました。「羊パレット」がらみで多くのお客様にご来店いただき、あっ!故郷のミニプレスがある、と買っていただきました。どのミニプレスも出来が良く、色々あって楽しいですとのお言葉でした。出版は小さい方が面白いことを、新刊書店時代に知りました。これからも、感度の高いミニプレスを売ってゆきます。ありがたいことに、北海道は知床近くでミニプレスを出されている方から、連絡いただきました。置かせていただきます。お隣の滋賀県からも、新しいミニプレスが入荷します。書店員時代「だからさぁ〜」と態度がでかかった大手出版社××社の、営業のお前、ミニプレス読んで出版のこともう一回勉強しんさい!

一冊、一冊古本市で値段と相談しながら仕入れた本が売れてゆくのは、いいものです。若い時、アメリカにしばらくいました。当時、ベトナム戦争が終わりを告げようとしていた頃。イーグルスの「ホテルカリフォルニア」が大ヒットし、「スターウォーズ」第一作が封切られた時代。日本に帰る前日に友人に”Have a nice trip”と言われました。「良い旅を」か。一度はステージを降りた本たちが再度旅立つ。”Have a nice trip”です。

これから、どんな店にしていくのか。実は店主にもわかりません。(無責任な店主です)ただひとつ。お客様、ミニプレスの人々、ギャラリーの参加者、そして出版社や書店員で応援していいよ、と思ってくれる人たちが居心地のいい店にしてくれればいいと思います。もうひとつ、僕の好きな英語”Wellcome Home”って言葉の響きが似合う店ですね。できれば、皆自分の本を持ち込んで、お店番してくれたらいいのになぁ〜。その間、もちろん店主は映画館です。(店主)

 

 

レティシア書房のページが開いて1週間あまり。

 

開店より少し遅れて、来週、引っ越しをします。

 

うちのノンキ犬マロンは、ここ東福寺の散歩コースにすっかり馴染んで、ご近所さんとすっかり仲良しになりました。

朝、時々出会うおばさんにおやつを頂き、最初はすれ違っていただけのおじさんには、このごろ必ず頭をなでてもらい、毎朝元気にウォーキングしているおばさんなどは、遠くから「マロンちゃーん!おはよう!」と声をかけてもらい、毎日ゴキゲン。

 

私も京都タワーの見える散歩道が、大好きでした。

暑い暑い八月からさぶ〜い冬を経て、春。今朝もウグイスの声を聞きました。こうして毎日歩いた坂道とももうすぐお別れです。

 

ARK(アニマルレフュージ関西)から貰い受けた時「この子は長い間飼育放棄されていたので、お散歩に慣れてなくて、最初は戸惑うかもしれませんが、付き合ってやって下さい。」と言われました。

確かに慣れてなくて、あっちこっちとジグザク歩行でしたが、5年ですっかりお散歩上手。他の犬をみても吠えかかることもありません(だいたい吠えないけど)し、無敵の外面で誰にでも可愛がってもらってきました。

 

さて、また街の真ん中の散歩道に返り咲き。これはこれで楽しみです。(女房)

 

 

 

 

 

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「羊パレット」開催中の関係で、羊好きな方々が続々ご来店。小さな店がリュックを背負った人たちで混み合って、店主も女房もびっくり。

 

ほとんどが、京都府立文化博物館や嶋臺ギャラリーの帰り道。それゆえ古本より手つむぎの雑誌「スピナッツ」やフェルトのグッズの前でゆっくり過ごされる方が多いようです。

 

そんな中、扉を開けて「あ!『ひつじがすき』が置いてある!」と叫ばれた女性がいらっしゃいました。『ひつじがすき』というのは羊について書かれた美しい本のタイトル。可愛い子羊の写真が表紙になっていて、ちょうど、ガラスの羊展をしているコーナーに作品と一緒にディスプレイしていました。

 

好きな本があったので喜んでもらえたのかと思っていたら、なんと、著者ご本人。この本は、著者佐々倉さんの連れ合いさんの、すてきな羊の写真がいっぱいの、本当に丁寧な作りの本です。

ちなみに、この本には知り合いの「羊まるごと研究所」が載っています。

「羊パレット」を見にこられたついでに寄ってくださったのでした。

こちらも感激しましたが、ご本人も大喜びで、記念撮影となりました。

店をやっていればこその出会いです。(女房)

 

 

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