『チャワンが飯を食べる食器なのに茶の碗とされるのは、チャワンが陶器の代名詞として使用されたからである。』フムフム

 

『なぜヨーロッパの人はそんなにコショウを求めたのだろう。それは肉の保存に関係をもつ事柄である。』そら、そうやろな。

 

『むしろ辛党ということばは、現実の味よりも「あまい」に対する「からい」に関係をもつのではなかろうか。』

『「すいもあまいもかみわけて」ということばからわかるように「すい」と「あまい」も対立概念になっている。』ははぁ〜。

 

以上すべて、古本に鉛筆で線が引かれていた箇所。いわゆる「痕跡」というやつです。

持ち込まれた石毛直道著「食卓の文化誌」という本を開いてみたら、たくさん線が引かれてました。痕跡を消しゴムで消しながら、自分からはきっと開くことはなかった本を、こうやって読めるのもちょっとした楽しみになりつつあります。

自分の守備範囲など、きわめて狭い私には、面白い作業です。

店主と交代しながらの店番、今週はエビスタさんの風景画展が好評で、通りがかりの方もちょっと覗いてくださっています。

そんな中、『Leaf』という雑誌にレティシア書房が掲載されました。

取材の折りに、我が家の犬マロンが寝そべっていたらしく、写真を撮ってもらいました。

写真横に「看板犬マロンが出迎える云々・・・」と書かれていたので、お客様に「犬は?」と聞かれてびっくりしました。

暑い日でマロンは裏の通路で爆睡だったもんで。

すみません。夏は看板犬、時々お休みしています。(女房)

 

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京都新聞夕刊連載の「現代のことば」5月25日にお馴染み善行堂の山本善行さんが「街歩きの記憶」とのタイトルで書かれています。

これが、ゆったりしたリズムの文章で、とても心地良いのです。ヘミングウェイの「移動祝祭日」の事から始まり、自分の住む街の事へと移り、若き日、ユニークな上映作品企画で有名だった京一会館のこと、しあんくれーる、BigBoyといったジャズ喫茶のこと、そして山本さんがよく通われた古本屋のことへと筆は進む。

この件で、BigBoyで300円のコーヒー飲みながら、★一つの岩波文庫(安い)を読んでいた大学時代を思い出しました。

内容がセンセーショナルでもないし、奇をてらった文章でもない。誰しも、あぁ〜こんなだった、と思い出す事ばかりです。しかし、ゆったりと進む文章が、まるで彼と一緒に街中を散歩している気分(小津映画に流れるリズムにとても近い)にさせてくれます。おそらく、このリズムを紡ぎだすまでに、何度も何度の推敲されたはず。こういう文章にであうと、ブログ更新のためにバタバタと文章を書いている自分が恥ずかしくなってきます。最近では、このバタバタ、尻切れとんぼ感が、私のリズムだと開き直っていますが、かないません。

(山本さんの記事は店に置いておりますので。読みたい方はお申し出ください)

梨木香歩の「からくりからくさ」(新潮社99年700円)

古い民家に住む四人の女性達の静かに過ぎてゆく時間を見事に描写した長編小説。この家で、ゆっくりと育って行く植物と、同じような時間軸で彼女たちも人生の様々な局面を乗り越えていきます。ラストシーンは、この作家のファンタジー小説家としての質の高さを示しています。400ページ弱の小説ですが、毎日すこすづつ、時間をかけて丁寧に読んでもらいたい一冊です。

小説に登場する家と同じように、この店もゆっくり育っていき、最後に朽ち果てて、残るは主人の白骨だけになればいいですね。

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ちょっと面白いドキュメンタリーDVDが入荷しました。

「真実のマレーネ・ディートリッヒ」(1500円)

ドイツの誇る名女優マレーネの孫に当たるデヴィット・ライヴァ監督が追っかけたマレーネの生涯。彼女って、ジャン・ギャバンの愛人だったんですね。波瀾万丈と言うべきか、ベールの向こう側に見える彼女の真実を描く1時間45分。彼女のドキュメントであるとともに、戦中、戦後のドイツの変遷まで見せてくれます。戦後のドイツでの彼女の評価が、ウ〜ン、そうかと思わせます。

「ベジャール、バレエ、リュミエール」」(1800円)

現代屈指の振付家モーリス・ベジャール。2001年ベジャールバレエ団の新作「リュミエール」の準備からカメラは密着する。アクシデントにつぐアクシデント。苦悩、苛立ち、そして本公演当日、幕が上がる。このチビで、小太り(すいません)のおっさんの強靭な精神が、こんな舞台を生むんだ!と感嘆します。(映像特典も大盤振る舞い)

「ソウル・オブ・マン」(1600円)

「ベルリン天使の歌」でお馴染みヴィム・ベンダースが捉えた伝説的ブスルースシンガー、ブラインド・ウィリー・ジョンソンとその苦難の時代。ジョンソンらのブルースシンガーの曲を歌う現代のロックシンガーの姿と、ふわぁ〜と漂う彼らしい映像と共に、アメリカンルーツミュージックが楽しめます。(もちろん、30分程の映像特典あります)

「ドキュメンタリー・オブ・エンニオ・モリコーネ」(1900円)

いろんなドキュメンタリーありますが、映画音楽家のドキュメントは殆どありません。「ニューシネマパラダイス」のトルナトーレ監督とのミックスダウン現場や、オーケストラを指揮する姿等を通して、巨匠と言わしめるモリコーネ像に迫ります。モリコーネはめったに人前に出ないという人なので、このインタビューは貴重ですね。

 

 

昨日、先週末の大阪で催された一箱古本市に出品していた本が戻ってきた。

初めての出品。ドキドキで箱を開けました。一冊も売れてなけりゃ、どうしよう。結果は30冊持ち込んで、10冊の売れでした。まぁ、初めての体験にしては上出来かな。主催されたスタッフの皆様お疲れさまでした。

で、戻って来た商品ですが、棚には新しく入荷した商品で一杯です。困った。しばらく考えて、ギャラリーの棚の下の平台が空いているのを発見。80冊程並べられるので、ここをセール商品置き場に模様替え。かえってきた商品やら、新たに追加した商品を並べて、「200円〜500円コーナー」に生まれ変わりました。池澤夏樹「タマリンドの森」200円、坂本龍一「音楽は自由にする」500円、辺見庸「屈せざる者たち」300円、「上方芸能の魅惑」400円、ユリイカ増刊「宮崎俊の世界」200円、ユリイカ「押井守特集号」200円、小林信彦「道化師のためのレッスン」400円と多種多様な本が並んでいます。掘り出し物探してもらえればと思います。

実は、8月後半にギャラリー部分を解放して、一箱古本市+ドイツパンの写真展&パン販売という展示会を計画しています。まだ、企画段階なので未決定な部分がありますが、やってみたい!と思う人はお店までどうぞ。

 

開店して、二ヶ月。誰〜も来ないという恐怖の日も、もっと安せんかい!という如き、来て欲しくないお客様もなく無事に通過しました。みなさん、ありがとうございます。これも、一重に私の人間性によるものと自負しております。地球にも、人にも優しくない私のごとき人間が、ご批判も受けずに、それなりに皆様のお相手をさせてもらえるのは、本棚に並んでいる本が出す、こんなお言葉

「ちゃんとやりやぁ〜 わたしらの晴れの舞台作ってやぁ〜」です。

自分で仕入れた本には、最後まできちんとしていたい、という思いです。

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まぁ、威勢のいい台詞です黒川博行「麻雀放蕩記」(双葉社97年300円)からの抜粋です。

大阪府警の凸凹コンビの活躍を描いた一連の刑事小説の、テンポ、特に二人のポンポン飛び出すお上品とはほど遠い大阪弁が楽しくて、すべて読破しました。(店にはありません。ブックオフには沢山あると思います)

横柄なやくざとチンピラが活躍する「疫病神シリーズ」では、なんと北朝鮮まで出っ張って、大騒動を起こし、「パンチパーマのど阿呆」とあの独裁者をこき下ろすという愉快な小説もありました。で、この「麻雀放蕩記」。タイトル通り麻雀小説です。そして、大阪弁。もう麻雀される方はぜひお買い上げを!

でも、この作家は都立芸術大学美術学部彫刻科卒という経歴で、確か、京都市立芸大でも美学の教鞭をとっていたはず。奥様も日本画家。また、2011年11月に「週刊現代」の連載記事でグリコ森永事件の真犯人として扱われたとして、名誉毀損とプライバシー侵害を理由に、出版元の講談社と週刊現代編集長、および筆者のジャーナリストに損害賠償などを求め、裁判所に提訴と、お騒がしい。

快調な大阪弁の小説といえば、大沢在昌の「走らなあかん、夜明けまで」でしょう。やくざ相手にとんでもない事件に巻き込まれた若者が、大阪の街を疾駆する様を描いたノンストップアクション小説。一気に読んで、こちらも走り回った気分で心臓に悪い小説でした。

最近では、以前にもご紹介した森絵都「この女」(筑摩書房900円)。震災前夜の大阪と神戸を舞台に繰り広げられる大活劇。

「そや 負けたらあかん。ばくばく食うたれ」

このラストは「そや、そや」と関西人なら拍手喝采です。高〜い塔登って、きゃあきゃあ言ってるだけの”お江戸の人”には、ほんま、このエネルギーわかってもらえまへんなぁ〜。

 

 

昨日、私もご多分にもれずに、金環日食を楽しみました。

丁度朝の犬の散歩でした。なかなか神秘的な体験でした。御池通りの日ざしも、いつもと違い少〜し暗めで、これまた毎日観る風景とは異質なものを見ているような気分でした。今は、科学的に説明もされていて、一つの科学現象として楽しめるものに過ぎませんが、過去、情報のない時代だったら、きっと不吉で禍々しい現象に見えたと思います。

ところで、こういう自然科学の大スペクタクルに立ち会うと。いつもの人が作った時間の流れとは違う、もっと大きな時間の流れを感じます。1分60秒、1時間60分、1日24時間という極めて規則的に経過してゆく時間とは違うものが存在する。この地球を取り巻く大自然もその時間に沿って動いてます。だからこの自然は人間の事なんか歯牙にもかけていません。自然は優しい、はぁ? 自然保護。はぁ?保護されるべきは人間ですね。地震はあって当たり前、山は崩れ、竜巻で家屋は舞い上がる。雷は人を焼き、高波は人をさらって行く。まぁ、地球の邪魔にならないように、隅っこで細々と暮らすのが肝要かと。

慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている 一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを

自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず 野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて」

宮沢賢治の詩「雨にも負けず」の一節は、そいうことが当たり前と言っています。

ところで、時間の流れと言えば、光瀬龍原作、萩尾望都画による「百億の昼と千億の夜」を思い出します。

「二千億年の昔、原初の時点から時は流れ始め、二千億年後のかなたで止む」

世界の終わりとして存在する永劫の門での弥勒と阿修羅との時間と宇宙生成をめぐる論戦は何度読んでもスリリングで、何度読んでもさっぱりわからない「面白さ」に満ちた傑作です。(秋田書店SFコミックス上下300円)

 

 

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ただいまレティシア書房のギャラリーコーナーでは「蛭多量令展」が開催中です。

エビスタカズヨシと読みます。ちょっと読めないくらい難しいお名前です。

エビスタさんとのお付き合いは30年以上になります。

 

何を隠そう、朝日カルチャーセンターのデッサン教室で週に一度、一緒にモデルさんを描いている仲間です。よく続くな〜と言う人もいるのですが、これが楽しい。余計なことを考えず、2時間ひたすら対象と向き合って描くのは、子どもに戻れるような嬉しいひと時です。

 

 

お医者さんで、御歳84才になられるエビスタさんの、初の個展がレティシア書房で実現しました。

たくさんたくさん風景画を描いて来られたので、一堂に並べて下さいよ、とお願いしたら、照れ屋のオトーサンは、最初ちょっと尻込みされていたのですが、結局は快く引き受けてくれました。

 

1997年から2011年にかけての、旅のスケッチです。旅先で(京都市内の風景も多くありますが)描いて、持ち帰ってからは一切手を入れないそうです。

こんなことを言うのは生意気ですが、素直な美しい風景画です。

旅先から奥様宛に送られた絵手紙もあります。これがまた素敵で、その時々の印象がぱっと画面に吸い取られたようで、生き生きとした絵が並んでいます。

 

こうして今まで描いて来た絵をまとめて並べるといいもんだな、とご本人もしみじみ。

これからも町並みを、どんどん描いてください。来年も待っています。(女房)

 

☆蛭多量令展は6月3日まで。

 

 

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HPに新着商品を紹介するコーナーが出来ました。

随時アップしていきますが、今回は祝公開ということで、そこに載せられかった商品のお披露目です。

永六輔著「わらいえて」(朝日新聞社昭和40年発行1000円)。昭和40年大阪朝日新聞に連載された明治元年から昭和42年までの芸能史。巻末には「芸能100年・人物往還録」まで付いています。明治39年、大阪漫才の祖、玉子屋円辰が天満天神に現れ、一方、松竹新喜劇の立役者、渋谷天外も同年生まれる、という具合に200ページの本で芸能100年が俯瞰できます。

 

 

ピーター・バラカン著「ぼくが愛するロック名盤240」(講談社文庫98年発行700円)。昨今、音楽を真面目に学び、作品を何度も聴くという人は、まぁ絶滅危惧種に近くなりつつありますが、そういう真面目な学究の徒は、この本をポケットに入れて中古盤のお店を回って欲しい。それぞれ、短いレコード評ですが、的を得ています。

 

 

高野ひろし「ペンギン日和」(うなぎ書房2001年発行700円)。これは、笑った。”路上ペンギン写真家”自称する著者が、ペンギンのオブジェを街のあちこちの置いて写真を撮り、短い文章を添えたエッセイ。オブジェなのに、まるで生きているように都会の片隅を闊歩している様子が秀逸です。

 

 

 

ミニプレス「てくり15号」(まちの編集室500円)。お待たせいたしました。当店のミニプレス売り上げトップを独走中の盛岡発信の「てくり」最新号は、写真と街が特集です。なつかしい昭和初期の写真から、「復興の狼煙ポスタープロジェクト」に登場する被災地の人々の写真まで、盛り沢山、手作り感一杯で、気合いいれて売りたくなります。

「てくり」に激しい追い上げをしているのが、「Sanpo magazine」(大散歩通信社950円)、「BOOKS 5」(トマソン社500円)、「本のある部屋」(個人発行500円)の三誌。どれも、本に対する愛情あふれたミニプレスです。付録付けて売る事しか考えられない単細胞大手出版社の愛情のかけらもない雑誌に比べれば、なんと深い愛情なんだろう。

 

 

 

ご来店されたお客様から、ル・カレ原作の映画「裏切りのサーカス」がいい出来というお話を聞く。

ジョン・ル・カレか、なつかしい名前です。東西冷戦下のスパイの孤独を描き続けたイギリスのスパイ小説家です。良く言えば、クール、悪く言えば、ひたすら地味。同じイギリス出身のイアン・フレミングの「007」シリーズとは雲泥の差ですが、映画化されているも多く、63年の「寒い国から帰ったスパイ」、65年の「鏡の中の戦争」なんて渋くていい映画でした。まぁ、東西冷戦という現実のなくなった今日では、説得力もありませんが。

ところで、英国出身の男優って、なんであんなにシニカルなんですかね、特にスパイ映画に出演した時に。初代007のショーン・コネリーでも、極めてシニカルでした。

抱かれた女曰く「愛していたんでしょ」 007曰く「お国のために、抱いたんだ」と。どっか醒めていたコネリーは格好いい役者でした。

ル・カレの名前は遠くなりにけりと思っていたら、数年前に「ナイロビの蜂」という薬害に絡むミステリーが映画化されました。悲惨で、絶望的なラストシーンを観ていると、ル・カレ健在でした。で、「裏切りのサーカス」か。きっと暗い作品なんだろうな……..。でも、割と好きなゲイリー・オールドマン主演だし、共演が「英国王のスピーチ」のコリン・ファースだし、観に行こう。

いつまでも、高層ビルをピョンピョン飛び回っているだけのトム君にはできない役でしょうね。

店には、残念ながらサスペンス小説はないですが、鮎川哲也の「こんな探偵小説が読みたい」という傑作エッセイがありますので、良かったらどうぞ。(晶文社92年1900円)

 

鈴木茂「バンドワゴン」のCDは一家に一枚

日本のポップス史上、その良さ理解できずば、万死に値するバンド「はっぴえんど」のギタリスト鈴木茂のアルバムです。すべてのギター小僧の憧れにして、見事なポップセンスとセンチメンタル。松本隆作詞の「微熱少年」のこんなフレーズ

俄か雨降る午後に 体温計挟み、天井の木目 ゆらゆらと溶け出した 窓のガラスを叩く 野球帽の少年の ビー玉を石で砕いては空にまき散らす ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと

どうです、この屁のようなふわ〜っとした歌。蓄膿症気味の鈴木のボーカルとかっこいいギターがからんで絶品です。松本とのコンビで「砂の女」、「八月の匂い」とか映画的タイトルの名曲もずらり。このアルバムなくして、日本のポップスはあり得ない。薬物不法所持でパクられたままでいいのか、鈴木!

もう一人、今更ですが山下達郎。

「なめらかな白い砂は 溜め息の照り返し しなやかな南風は 舞い上がる長い髪」で始まる「高気圧ガール」は、もう何百回と聴いてますが、一気に青空に飛び立てる気分にさせてくれる。どうして、こんな素晴らしい曲だできるんだろうと、いつも考えてしまいます。

私はメッセージソングがお呼びじゃない人です。真面目に歌って欲しくないですね。(人としては皆さん真摯な人ですが)軽佻浮薄でどうでもいいような歌を楽しそうに、そして絶妙のアレンジで聴かせてくれて、ウキウキさせてくれたら、それで良し。

 

ところで、以前ユーミンのカラオケCDの事をアップした時、こんなご指摘をいただいた。

荒井由実のカラオケディスクについて、手元の資料の情報をお伝えしておきます。

はっぴいえんど コンプリート (木村ユタカ監修 シンコーミュージック刊) 所収
キャラメルママ~ティン・パン・アレー参加作品レヴュー(選・文 ヒロ宗和、木村ユタカ)より

「油断も隙もありゃしない。アルファがリリースした安易なベストCDかと思いきや、これがとんでもないお宝だった。ディスク3が、まるごとキャラメルママ~ティン・パン・アレーのバッキング・トラック集(ただしコーラスは入っている)。しかも、オリジナルとはバージョンが違う。たとえば[2]などは1分近く演奏が長いし、[3]は12弦ギターが入らずピアノで始まるテイク。[4]にもマンドリンが入っていないなど、違いを挙げたらキリがないくらいだ。どの段階で流出したオケかわからないが、これはまさにティン・パン・アレーのアルバムそのもの。(後略)」

また、「やさしさに包まれたなら」のシングルバージョンについては別の資料に次のような記述があります。

地球音楽ライブラリー 松任谷 由実 (雲母社監修 TOKYO FM出版刊)

「カントリー風のリズミカルなギターがメインの『MISSLIM』収録のものとは別バージョン。こちらはテンポがやや遅めで、ピアノの夢見るようなイントロから徐々にバンドが加わり、後半はストリングスも入ってかなり豪華なサウンドになる。80年の”不二家ソフトエクレア”のCMで使われたのはこのシングル・バージョン。」ブログをお読み下さり、こんなメールをいただけるなんて、ありがたいことです。

 

 

 

 

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