オープンから10日程経過しました。「羊パレット」がらみで多くのお客様にご来店いただき、あっ!故郷のミニプレスがある、と買っていただきました。どのミニプレスも出来が良く、色々あって楽しいですとのお言葉でした。出版は小さい方が面白いことを、新刊書店時代に知りました。これからも、感度の高いミニプレスを売ってゆきます。ありがたいことに、北海道は知床近くでミニプレスを出されている方から、連絡いただきました。置かせていただきます。お隣の滋賀県からも、新しいミニプレスが入荷します。書店員時代「だからさぁ〜」と態度がでかかった大手出版社××社の、営業のお前、ミニプレス読んで出版のこともう一回勉強しんさい!

一冊、一冊古本市で値段と相談しながら仕入れた本が売れてゆくのは、いいものです。若い時、アメリカにしばらくいました。当時、ベトナム戦争が終わりを告げようとしていた頃。イーグルスの「ホテルカリフォルニア」が大ヒットし、「スターウォーズ」第一作が封切られた時代。日本に帰る前日に友人に”Have a nice trip”と言われました。「良い旅を」か。一度はステージを降りた本たちが再度旅立つ。”Have a nice trip”です。

これから、どんな店にしていくのか。実は店主にもわかりません。(無責任な店主です)ただひとつ。お客様、ミニプレスの人々、ギャラリーの参加者、そして出版社や書店員で応援していいよ、と思ってくれる人たちが居心地のいい店にしてくれればいいと思います。もうひとつ、僕の好きな英語”Wellcome Home”って言葉の響きが似合う店ですね。できれば、皆自分の本を持ち込んで、お店番してくれたらいいのになぁ〜。その間、もちろん店主は映画館です。(店主)

 

 

うちのノンキ犬マロンは、ここ東福寺の散歩コースにすっかり馴染んで、ご近所さんとすっかり仲良しになりました。

朝、時々出会うおばさんにおやつを頂き、最初はすれ違っていただけのおじさんには、このごろ必ず頭をなでてもらい、毎朝元気にウォーキングしているおばさんなどは、遠くから「マロンちゃーん!おはよう!」と声をかけてもらい、毎日ゴキゲン。

 

私も京都タワーの見える散歩道が、大好きでした。

暑い暑い八月からさぶ〜い冬を経て、春。今朝もウグイスの声を聞きました。こうして毎日歩いた坂道とももうすぐお別れです。

 

ARK(アニマルレフュージ関西)から貰い受けた時「この子は長い間飼育放棄されていたので、お散歩に慣れてなくて、最初は戸惑うかもしれませんが、付き合ってやって下さい。」と言われました。

確かに慣れてなくて、あっちこっちとジグザク歩行でしたが、5年ですっかりお散歩上手。他の犬をみても吠えかかることもありません(だいたい吠えないけど)し、無敵の外面で誰にでも可愛がってもらってきました。

 

さて、もうすぐレティシア書房の近くの散歩道に変わります。これはこれで楽しみです。(女房)

 

 

 

 

 

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「羊パレット」開催中の関係で、羊好きな方々が続々ご来店。小さな店がリュックを背負った人たちで混み合って、店主も女房もびっくり。

 

ほとんどが、京都府立文化博物館や嶋臺ギャラリーの帰り道。それゆえ古本より手つむぎの雑誌「スピナッツ」やフェルトのグッズの前でゆっくり過ごされる方が多いようです。

 

そんな中、扉を開けて「あ!『ひつじがすき』が置いてある!」と叫ばれた女性がいらっしゃいました。『ひつじがすき』というのは羊について書かれた美しい本のタイトル。可愛い子羊の写真が表紙になっていて、ちょうど、ガラスの羊展をしているコーナーに作品と一緒にディスプレイしていました。

 

好きな本があったので喜んでもらえたのかと思っていたら、なんと、著者ご本人。この本は、著者佐々倉さんの連れ合いさんの、すてきな羊の写真がいっぱいの、本当に丁寧な作りの本です。

ちなみに、この本には知り合いの「羊まるごと研究所」が載っています。

「羊パレット」を見にこられたついでに寄ってくださったのでした。

こちらも感激しましたが、ご本人も大喜びで、記念撮影となりました。

店をやっていればこその出会いです。(女房)

 

 

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3月8日(木)から11日(日)まで、羊毛を主軸とした日本最大級の公募展、「羊パレット2012」が、京都で行われています。

主催は羊毛屋「スピンハウスポンタ」を取り仕切る本出ますみさん。

情報も物も瞬く間に世界を巡る現在、自分を育んだ風土、味覚があるように本当に自分の着たい衣があるはず。彼女はそれを「ソウルクローズ」と呼んで、この公募展を立ち上げました。280点の作品が国内外から集まりました。京都府立文化博物館の5階の会場はすごい熱気!力作が所狭しと並んでいます。

 

 

京都府立文化博物館は、京都市内の真ん中、三条高倉にあります。

ってことは、高倉二条のレティシア書房はすぐ近く。んで、共催展示をすることになりました。

公募作品とは別に、伊藤さん、冨永さんの二人のグッズを、レティシア書房で見て頂けます。

本の横で、かわいい作品は、ぷわぷわと独特の雰囲気を醸し出して、本屋の空気もやさしくなりました。

 

羊パレットとは関係はありませんが、硝子の羊たちも本棚でのんびりすわっています

硝子作家の天田悠さんの「ガラスの羊たち」。

ずっしり重いガラスなのに、柔らかな羊の感じがして、私は好きです。

ぜひ、本屋のひつじ展を覗きに来て下さい。

ただし11日は京都マラソンがありますので、気をつけてお回り下さいね。(女房)

 

☆ 伊藤さん冨永さんの二人展は、3月11日まで。

☆ 天田さんのガラスの羊展は4月8日まで。

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ついに開店!!

まだまだ先のことと思っていたのに、本棚に本を並べて、ギャラリーを整えたら、あっという間の3月6日12時。

 

前日は雨、6日の予想は春の嵐だし、お客様一人もみえなかったらどーしょー・・・・

不安を抱いたまま、店に着くと、なんと、予想もしなかったことに、開店祝いのお花がいっぱい!

その上、ありがたいことにお天気は回復し、午後からはぽかぽか陽気となりました。

懐かしい人が顔を見せてくださったり、お客様同士も再会を喜び合うという場面もありました。みなさん楽しげにおしゃべりして、店にも花がいっぱい、本の話にもいっぱい花が咲きました。

 

ご祝儀に買ってくださった先輩、差し入れを持ってきてくれた同級生、手伝っていただいた方々。みなさん本当にありがとうございました。ただただ感謝です。

明日からもがんばります。勇気百倍!!!!!(女房)

 

 

 

 

 

 

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2年間かかって本を集めました。素晴らしい人達の参加でお店は立派なものが出来上がりました。昨日までの雨もあがり、いいオープンになりそうです。私の本当の夢は、映画館を持つことでした。でも、それに負けないほどの夢をかなえることができました。後は玄関に掲げた「レティシア書房」の看板を汚す事なく、いろんな人達の思いや、言葉が集まる店にする事だけです。

私は店を、時を同じくして「羊パレット」という大きなイベントも開催するスピナッツ本出さん。ギャラリーの最初の企画展は「羊パレット」協賛イベントです。ぜひ、見に来てください。(店主)

 

 

本棚に続いて、看板が出来ました。

これまた制作は本棚と同じく、クシュさん。

そして、レティシア書房のロゴと猫のデザインは、DESSIN—Kというデザイン工房にお願いしました。長年の友人であり、いつも頼りにしている大姉御のキタオカさんは、テキスタイルデザイナーとして多くの仕事をしながら、一方で銅版画家でもあります。

 

彼女は、打ち合わせの席で「どんなデザインにしたい?」「コンセプトは?」と、真剣に色々な事を聞いてくれました。

長いつき合いの友達に、改めて質問されると、なんだか照れくさく、ボソボソ答えた様な気がします。

でも、結果、出来上がったデザインは「そうそう!コレ!コレ!」というもので、我々の思いが素敵な形になりました。

 

この本の上に乗っている黒猫レティシア(ホントのレティシアは茶トラでしたが)は、この先、文字通り店の看板猫として我々の大切なパートナーになってくれそうです。

才能ある友人たちのおかげで、小さな本屋はようやく出発いたします。有り難いことです。(女房)

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ベン・シャーンは社会派のアーティストと言われています。映画「死刑台のメロディ」になったサッコとヴァンゼッティの裁判を描いた一連の絵はよく知られていますし、大恐慌時代のアメリカの市井の人々をたくさん描いています。

 

レコードジャケットやポスターもいっぱいデザインしていて、ファンも多いと思いますが、ベン・シャーンの描く線は本当にカッコよくて、色のセンスが抜群で、どれもこれも大好きです。

 

でも、今回のベン・シャーン展で、とりわけ心に沁みたのは、1954年、アメリカが、マーシャル諸島のビキニ環礁で行った水爆実験で被爆した、遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」事件を扱ったLucky Dragon Sriess(ラッキードラゴン)でした。

 

この作品をみた人は、きっと3/11を思わずにはいられません。空にモクモクと湧き立つ黒い雲は、そのまま原発の放射能の恐怖を、ベッドに座る第五福竜丸の船長久保山さんの絵は、被爆した全ての人の苦悩を、思い起こすことでしょう。そして、久保山さんの墓に供えられた白い花は、多くの犠牲者にささげられた鎮魂の花だと、思い当たるのです。

 

私は知らなかったのですが、50年後、このベン・シャーンの第五福竜丸の絵にアーサー・ビナードというアメリカ人が詩を付けた一冊の絵本があります。美術館のショップで見つけた「ここが家だ」(2006年)。ベン・シャーンの絵と、その絵に触発されて書いた言葉が、ストレートに心に届いて感動します。(女房)

 

 

☆ベン・シャーン展

2012年2月11日〜3月25日 名古屋市美術館

2012年4月8日〜5月20日 岡山県立美術館

2012年6月3日〜7月16日 福島県立美術館

 

 

 

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アール・ブリュットの作品を見る度、なにかしら心が揺さぶられるのを感じます。

純粋に「作らずにはいられない。作ることが生きること。」という情熱が画面から噴き出してきて、それが、私の中の普段自分でも気づかないような(もしかしたら封印していた)感情を引きずり出されるのだと思います。だから、時々怖くもなるし、つらくもなるのですが、とても美しい作品が多いので、見入ってしまいます。

 

アール・ブリュットというのは、フランスのジャン・デュビュッフェという芸術家が考案した言葉だそうで、専門的なの美術教育を受けていない人が作る『生(なま)の芸術、生(き)の美術』と訳されています。

そんなアール・ブリュットのチェコ出身作家の作品展が兵庫県立美術館で3月25日まで開催されています。

一人は、アンナ・ゼマーンコヴァー。彼女の植物を描いた絵がとても素敵でした。彼女の中からしか生まれなかったようなユニークな形、不思議な色合い、ところどころに刺繍が施してあったり、布をコラージュしてあったり。どの作品も優しく、美しく、孤独です。

もう一人は、ルボシュ・ブルニー。この人の解剖学的妖しげな絵は、不気味で、執拗で、ちょっとユーモラスで、痛々しくて、その迫力に圧倒されます。彼の迫力に、ヘナチョコの私の心はザワついたまま、その夜はなかなか寝付けませんでした。(女房)

 

 

 

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『電子レンジで魚が焼ける!』という紙パックをもらいました。後片付けもラクラクと書かれているので、鮭でも焼いてみるか、と使うことにしました。

 

箱から取り出して、広げてみると、こんがりシートとかいうものが貼ってあり、どうやらこの上に魚を置く仕組みらしい。①、②という手順通りに、紙パックの端を折り、組み立てているうちに、

「ン?何かに似てる。」

 

あんまり連想したくないものに思い当たりました。

「ゴキブリホイホイ」

 

紙の感じといい、組み立てる手順といい、そっくり。

 

裏を返せば、「小林製薬」って、製薬会社の製品。ゴキブリホイホイはアース製薬だと記憶しておりますが、にしたって、なんだかね〜。

これほどにまで直に「ゴキブリホイホイ」を思い描くほど、「ゴキブリホイホイ」というものが生活に浸透していることなのかもしれませんが、それならばなおのこと、この形態もう少しなんとか工夫できないものでしょうか。

電子レンジで約6分。鮭はけっこう上手に焼けました。ところが、鮭をシートからはがす時、ペタッとくっついて、そこでまた思い出す、というハメに。

メーカーの新しいデザインを期待してやみません。(女房)

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