機能性、修理可能性、耐久性に優れたアウトドアウェアやグッズの販売や地球環境に配慮した食品を販売する「patagonia/パタゴニア」から、初めての絵本「しんぴんよりもずっといい」(1650円)が発売されました。(作・ロバート・ブローダー/絵・レイク・バックリー)

「チリの あるちいさな ぎょそんのあさ、イシドラとフリアンは たのしいけいかくを たてています」というところからお話は始まります。二人は海に遊びに行くのです。

海で潜り始めたところで悲鳴を聞きつけ、捨てられた魚網に絡まっているアシカを発見します。二人はアシカを解放して、網を引き上げます。海の底には、網やゴミが数多く捨てられていました。

「ふたりは うみのそこに こんなにたくさん ごみがあることをしって、かなしくなりました。なんだかくやしくて とてもがっかりしました」

捨てられた網が何か新しく役に立たないかと考え、リサイクルセンターに持ち込みます。そこで、網は粉々に分解され、衣服となって蘇ります。

絵本に登場する網は、水中で見えにくいことから「ゴーストネット」呼ばれるものです。データによると、他のプラスチック汚染の4倍も有害だそうです。海洋汚染の現状と、それを解決していこうとする子供達の姿を描くことで、地球のことを親子で考えるような絵本に仕上がっています。

「ふたりは、じぶんたちのちからで、うみのいきものたちを あみやプラスチックのごみから すくえることを しったのです」

実際、廃棄された網からリサイクルして製造されたブレオ社の「ネットプラス素材」は「patagonia/パタゴニア」の衣料品の生地に取り入れています。もちろん、この絵本も100%再生紙で印刷されています。