これからの生き方を考える雑誌「ちゃぶ台」(1620円)2号入荷中です。

今回の特集は三本。『「食×会社」を考える、』、「会社の終りcompanyの始まり」、「百姓のすすめ」です。難しい話が並んでいるわけではありません。ま、ちょっと、ここらで一休みしながら読んでみませんかというノリですね。

例えば、同社から出ている「小商いのすすめ」(1728円)「消費をやめる」(1728円)の著者平川克美さんのインタビューはのっけから笑えます。これからの会社像をにお伺いしたところ、こんな答えが返ってきました。

「実はぼくがやっている会社のひとつが、もうじき解散することになりまして。で、来月には、会社の借金精算などで、家がなくなり貯金が全部なくなるんです。とほほでしょ。でも、なんか気持ちいいんですよね」

この脱力感!でも、ここから、株式会社というシステムが、何かあった時に、誰も責任をとらない組織だ、という話へ持っていきます。(詳しくは本誌で)

当店の近所に「坂ノ途中soil Annex」というオーガニック野菜を販売する店がオープンしました。ここは、「環境負荷の小さい農業を実践する農業者を増やすこと」を目的に設立した(株)坂ノ途中とタイアップしている店舗です。(株)坂ノ途中のオーナー小野邦彦さんが「ブレのある野菜を流通・販売する」というテーマで書かれています。有機農業や化学肥料への依存を下げた農業に挑戦する人達を支援し、彼らの作った農作物がより多くの消費者の元に届くよう販売している会社です。

低コスト、安定大量生産型農業は、農薬、化学肥料に頼らざるを得ません。結果、環境への負荷は増大し、水質汚染や土壌劣化を招きます。低コストは将来残しておくべき環境資産を食い潰して実現されている、という現状に危機感を持ったオーナーは、この資産を「未来からの前借り」と捉え、

「未来からの前借り、やめませんか」とメッセージを投げかけます。

これが、(株)坂ノ途中社のスローガンになっています。戯れ言を繰り返す農林大臣には、ぜひお読みいただきたいものです。

どこから読んでも、興味深い話満載です。その中に、やはり同社から「何度でもオールライトと歌え」(1620円)を出版した後藤正文さんが、選挙に行くことが政治的行為だが、日々の日常生活で何を買うかということも政治的だと発言されていますが、これは十分説得力がありました。

一緒に紹介した本もご興味があれば、当店ミシマ社コーナーに置いています。

 

 

★他店のイベントお知らせ

銀閣寺「古書善行堂」にて。11月13日(日)「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の小山力也さんが来店されます(12時〜17時)。古本を巡るお話が出来そうです。何やら、特典も有りそう。詳しくは善行堂075−771−0061まで

浄土寺「ホホホ座」で開催中の「PANKICHI個展『本屋と女の共犯関係』」展には、PANKICHIさんが書いた本屋さんのイラストと物語が一緒になった作品展です。その本屋の中に当店も入れて頂きました。13日(日)まで開催です。

13日の日曜は、善行堂→ホホホ座→レティシア書房という本屋巡りで決まり(!?)ですね。