4月1日店長日誌に書いた「アンパサンド私的なるものへ第1集」刊行を記念して、版元の灯光舎と、本誌を編集した間奈美子さんが発行するインディペンデントプレス「空中線書局」のコラボによる展示会が本日より始まりました。
前のブログで「一つひとつの美術や著述、それぞれの作家の仕事をより見澄ますことができる雑誌の編集の形態はないだろうか。テーマが精彩をもって浮かび上がるような編集の仕方はないだろうか。新しく立ち上げられた出版社『灯光舎』のフラッグシップとなるような雑誌との話を受けて、『アンパサンド』と名付けたこの袋入りの小雑誌を計画した。」という趣旨のもと、様々なジャンルで活躍する作家が、「詩的なるものへ」というテーマに沿った作品を作り上げ、一つの袋に入れた第一号が届けられたと紹介しました。そこで、創刊号に封筒にパッケージされた作品を、開けて展示という形でご覧いただくことになりました。改めてそのスタイルの面白さを楽しんでいただければと思います。
今回の展示では、「空中線書局」刊行の本も一緒に並べました。
「遥かに鉄塔そびえる草原に架空線が続く『 Fatherland/ファザーランド』。そこを舞台とする作品」が並びました。Biblio Antenna6「メルヒェノルガン『ピンクの助』、Biblio Antenn7「Fatherland Jamboree II『ファナテイック・エイメン』」、Biblio Antenna8「書割誌『スコーラ・カイロス」、そしてLibrini4「Haik『ファザーランド・ハイキング2」。(限定300部・限定300部記番サイン入り)
製本、紙質、フォント、判型に至る造本のあらゆる細部まで緻密に構成された本が、言葉の魔術を繰り広げていきます。言葉と言葉がモンタージュされ、あるいはモンタージュされずに飛び出してくるようです。
なんかようわからん、と思われる方も、先ずは、言葉の海にダイブしてみてはいかがでしょうか。
会期中に「アンパサンド私的なるものへ第1集」「空中線書局」の本をお買い上げの方に、野中ユリ著小冊子「空中線書局 未生響さんとの出会い」をプレゼントします。
★コロナウイルス感染拡大の状況を考えて、営業時間短縮・休業もあり得ます。変更情報はHPで告知いたしますので宜しくお願いいたします。