8月28日〜9月2日までの「いまがわゆいのイラストエッセイ展」は、最終日に入れ替えを終わり「おかしなうさぎ展」と名称も新たに、いまがわさんと、すずきみさきさんの二人展として、9月9日(日)まで開催します。

すずきさんは、東京のイベントを中心に活躍中のイラストレーターです。今回は、「おかし」と「うさぎ」がテーマ。

うさぎが大好きで、飼っているうさぎさんからイメージしたストーリー性のある絵を、それはそれは丁寧に、時間をかけてボールペンで描いています。細かい線を描くのに、エッチングでもない、鉛筆でもない、ボールペンという画材は、すずきさんと相性が合っているのだそうです。自分のフォルムは、ボールペンで描ききる、絶対譲れない、という強い気持ちが、可愛いうさぎの向こうから立ち上ってくるのを感じて、絵の前に立つと、思わず見入ってしまします。

いまがわさんのイラストにも同じ事を感じるのですが、「好き!」という気持ちが画面全体からあふれ、大好きな事があるシアワセを、見ている側へ真っ直ぐ届けてくれます。

今回いまがわさんは、本への愛いっぱいだった前半の作品を全て入れ替え、お菓子大好き!!の直球勝負(可愛くて、勝負という言葉は似合わないけど)。お二人とも、小物やポストカードをたくさん持って来てくれました。ブローチ、バッチ、ハンカチ、コインケース、布バックなどどれも優しく可愛いものばかり。おかしなうさぎの世界に浸ってみて下さい。

いまがわさんは、「ドーナツの穴」「おきらく書店員のまいにち」などに加え、新作「あ」(600円)「は」(700円)のミニプレスを販売しています。すずきさんは今まで描いてきたイラストを「ちいさなおはなし」という作品集(1200円・ポストカード付き)にまとめました。この機会にぜひご覧下さい。

 

初めて京都で開催する二人展の初日9月4日は、強い台風の上陸のため、店を臨時休業させていただきました。雨風が心配ですが、どうか気をつけてお過ごし下さい。(女房)

 

 

レティシア書房の3月は、2015年から毎年「棚からうさもち展」で春を迎えます。3度目となった個展も、初日からファンの方々で賑わっています。

うさもちさんは、お名前のとおり、羊毛でうさぎを作る作家さんです。感触がうさぎの持つもふもふ感にピッタリだというのは誰しも納得だと思いますが、その表現を追求していくのは容易な事ではありません。今回もうさぎへの愛情があふれた作品の数々が並びました。

アンティークレースの衣裳を纏って坐るうさぎさん(写真上)は、本屋のギャラリーに美しく静かな空気を運んできてくれました。思わず抱きたくなる白いうさぎ(写真右)は、体温までこちらに伝わってきそうにリアル。技術の高さ、確かさが、ただ可愛らしいというものから個性的な造形に飛翔していきます。どんなものでもそうでしょうが、一見可愛らしさだけが目を引く「ウサギ」も、きっと付き合っていると、そして観察していくと、キャワイイ!!って感じでは済まされない、生き物としての手強さがあると思います。今回初めて、小さな額縁の穴から、うさぎの「口」だけ、「目」だけが覗いている作品をみせていただきましたが、うさぎ作品の深さを感じました。

そして、昨年から新たに作りはじめてたという球体関節人形も初めて展示されました。クールな少女は、妙にうさぎの世界に溶け込んで白うさぎを枕に夢をみているようです。これからどんな世界が展開されていくか本当に楽しみです。

毎回人気のスクーターうさぎたち、卵の殻からちょこんと顔をだしている卵うさぎさん、いずれも残りわずかとなりました。楽器を手にしたうさぎたちは、前回からさらにパワーアップして演奏をしています。

うさもちさんの個展をして頂くまで、世の中にこんなに多くのうさぎファンがいらっしゃるとは知りませんでした。しかし、たまたまご来店になった中にも「実は好き」と言う方がおられたりと、けっこう表に出ない(?)うさぎ好きは多いようです。猫の次は、うさぎブームになるかも?

作品は、一部を除いて販売しています。コサージュも新しく加わりました。ポストカード(150円)も多くの種類が揃いました。ぜひあなたのうさぎさんを探しにお越し下さいませ。(女房)

棚からうさもち展「小さなうさぎの話」は4月2日(日)まで。最終日は18時まで。月曜定休日。

本日より、棚からうさもち展「うさばなし」が始まりました。(3月13日まで)

昨年に続き、レティシアでは二回目の個展となりました。

この春もまた、フェルトで制作された楽しそうなウサギ達がおしゃべりを繰り広げて、ギャラリーは華やいでいます。右の写真のうさぎさん、おもわず抱きしめたくなる愛らしさ!作り手のうさぎへの思いが表れています。そうなんです、棚からうさもちさんは、その名の通りフェルトでうさぎだけを制作するという作家なのです。

ベスパに乗って、「春だ!飛ばすぜ!」とダチウサギ達を誘って、初春の街の元気よく走り出していくのが、目に飛びこんできます。「ローマの休日」でグレゴリー・ペックがオードリーを乗せてローマ市街を走るシーンに登場するあのバイクにまたがり、ホイホイ気分一でアクセル全開です。スピード違反しないようにね。

前回も登場した音楽家のウサギたちは、装いも新たに登場しています。ハーモニカ、フルート、ヴァイオリンなど一人一人(一匹?)がみんな輝いていて、子どもの演奏を見守る親の気分です。

 

オォ〜渋い!と思わせるのが、マフラーを巻いて、チエックのベストを着てサックスを持っている彼。これは、もうサックスの巨人、ソニー・ロリンズを彷彿とさせます(店長談)。ブァオ〜、ブォ〜と豪快な音が聞こえてきて、クールな靴(手づくりの革靴がこれまた素敵)でフォービートを刻んでいます。

前回も大人気だった、太りすぎて巣穴に入れないウサギのおしりの部分が愛くるしい作品も、壁にかかっています。こうしてみると、フェルトのフワフワ感はうさぎにピッタリきます。うさもちさん主宰のフェルト教室で、生徒さん達が制作されたうさぎたちにも、ぜひ会いにきて下さい。

本屋の個展ということで、素敵なブックカバー5種類(紙製・400円)と可愛いポストカード10種類(1枚150円)もあります。

映画が大好きなうさもちさんは、前回も映画の登場人物をうさぎに変身させてくれました。(「スケアクロウ」のマックスとライオンの二人組)。今回は、映画「ペーパームーン」から、あの映画のポスターそっくりの三日月に、ウサちゃんが立っています。映画同様ノスタルジックな雰囲気が漂っています。うさぎと映画とフェルトと、作家の想いが いっぱいあふれた展覧会になりました。(女房)

 

★作品は一部を除いて販売しております。

 

棚からうさもちさんの作品展「うさぎがたり」で展示販売されている、うさぎ達が、どんどんと新しいご主人の元へ旅立っています。(3月15日まで 当書房にて)

「うさぎの旅立ち」と言えば、一冊の本と、その原作を映画にしたアニメと、音楽を思いだします。

リチャード・アダムス原作「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち上・下」(評論社800円)です。

野うさぎを主人公に描いた児童文学作品で、タイトルは英国ハンプシャー州にある丘の名前にちなんだもので、著者自身が育った場所です。この物語に登場するうさぎ達は、高度な知性を持っています。彼等の生存のための闘争が展開される、壮大な英雄物語と言っていいでしょう。スリリングな展開にワクワクさせられます。それが、アニメ化され、確かアート・ガーファンクルが、メインテーマを歌っていましたっけ。一時、部屋のこのオリジナルポスターを貼って、サントラを聴いていました。

 

もう一冊、素敵な動物が登場する小説が出てきました。シーラ・バーンフォード作「信じられぬ旅」(集英社200円)です。このタイトルでは、お分かりならない方でも、「三匹荒野を行く」といえば、「あ〜!あのディズニーの映画か!」と思いだされるかもしれません。これ、二匹の犬と一匹の猫が、危機また危機を突破して、飼い主の元に戻ってくる物語ですが、犬と猫が一緒に旅をする、まさに「信じられぬ旅」です。

著者は後書きでこう書いています。

「動物達の本来の行動をあるがままに記し、犬や猫に余計な人間的感情を持たせず、つまり人間臭くない動物達の姿を描く」

人間寄りの物語を構成していないからこそ、いつの時代の人が読んでも感動するのでしょう。

人間寄りの思い上がりや、過剰な愛情を排して、捨てられた犬たちの現状とレスキューを描いた、第一線の児童文学作家、森絵都の「君と一緒に生きよう」(毎日新聞社700円)の本の扉には、こんな文章があります。

「愛がなくては始まらない 愛だけでは守れない」

この冷静な立ち位置が大事なことではないでしょうか。

 

過去3年間、レティシア書房のギャラリーでは、フェルトを使った素敵な作品展を多くの作家さんにして頂きました。

そして、今年のフェルト展一番手は、棚からうさもち」さんの「うさぎがたり」。彼女はなんとフェルトでウサギだけを作っておられる作家です。その愛らしさは絶品です。いつも愛ウサ(愛犬とか愛猫と同じ)を傍でみているうさもちさんのウサギに対する愛情が溢れています。

穴に入ろうとして、大きなお尻が引っかっている場面を作品にした「穴があったらはいりたい」の微笑ましいこと。ウサギのたくましい足がセクシーで、ちょっとドキッ。そうかと思うと、まさに走り出そうとするバイクに、お〜い待ってくれぇ〜と飛び乗ろうとする、躍動感溢れるウサギもいたり。洋服も専門の先生について丁寧に作られたと聞きました。それぞれが物語の主人公。みんな生き生きとおしゃべりを始めている様子を、一番楽しんでいるのは、私です。

右下の写真は、ストリートミュージシャンらしきギターを抱えたうさぎ君たち。ちゃんとギターケースを開いて置いてあるところが芸が細かいところです。アコーディオンを抱えた子と二人(2匹?)なら、レティシア書房でもよくかかっている「ハンバート・ハンバート」みたいなアコースティックサウンドが聴こえてきそうです。

作品は、一部を除いて販売しております。ホワイトデーのプレゼントにぴったりかも!

作品以外にポストカード(150円)や、オリジナルのブックカバー(400円)も販売中です。

さて、ウサギさんの展示会ですが、店長一目惚れの素敵な狼のご紹介を最後に。(狼は非売品です)

若き日のローレンス・オリビエか、リチャード・バートンか、はたまたマイケル・ケインか、イギリスの俳優が持っているような気品と美しさと強さを持った狼が、ミニプレスの棚の上に展示されています。その端正な佇まいに見とれてしまいます。(女房)

棚からうさもち「うさぎがたり」展は3月15日(日)まで。 9日は定休日