雨上がりの緑の木々が目に美しい本日より、はしづめさやか「緑の時間」展がはじまりました。

 

はしづめさんが、この展覧会に寄せた文章に、小学校の図書館で借りて読んだある本(「広太のイギリス旅行・緑色の休み時間」)の記憶が心にずっと残っていたと書かれています。5月に本屋のギャラリーで個展をすることを決めて、作家の記憶の底に横たわっていた緑の本が蘇ったらしいのです。ずっと前に読んだ本が、時を経て形になって絵に現れるなんて素敵なことです。水彩絵の具の上に色鉛筆で重ねたタッチが優しく、幸せな気持ちになれるような草花の絵がたくさん並びました。はしづめさん自身が、優しい人たちといっぱい出会い、そのご縁を一つ一つ大切にされてきたのだと思います。

絵が納められた額の多くは、木彫をされているお父さんの手作りだということです。個展に向けて、その額と対話しながら絵を描いてきたとお聞きました。そこにも温かな時間を感じます。なお、スウェーディッシュフォークミュージックのCDジャケットのデザインをされた関係で、このCD(2500円)を店内で流しています。お聞きになりたい方はお申し出くださいませ。なんかとってもいい感じに絵と合っています。

今まで作って来られた絵本もいくつか展示されています。小学生の作ったお話に、絵をつけた一点ものなどです。仕掛け絵本もあり、ゆっくりページをめくるのが楽しいです。また、12種類のポストカードは150円で販売しています。普段は編集のお仕事で忙しい毎日だそうですが、小さな自然に向ける優しい眼差しが、小さな本屋に清浄な空気を満たしてくれました。これもご縁。ありがたいことです。(女房)

「緑の時間」はしづめさやか展覧会は、5月21日(火)〜6月2日(日) 12時〜20時 最終日は18時まで月曜日定休