北海道江別市のフェルト作家、澤口弘子さんの「風展・2014・いつもひつじと」が始まりました。
澤口さんは北海道を中心に精力的にグループ展、個展をされていて、京都では二回目になります。
大胆な色使いのストール・ショール・ベスト・帽子などがいっぱい並びました。書房内は一気に深秋の気配が漂っています。
フェルトというと、四角い均一的な布(紙みたいに切り口がきれいな)を思い浮かべられる方も多いと思いますが、羊の毛を刈って、その羊毛から縮毛して作るフェルトの美しさは格別です。そして、軽い。澤口さんの作品を前にすると、この軽くて暖かなひつじの布を、ぜひ一度手に取っていただきたいと思います。
旅に出る時に、暖かいストールは旅のお供、肌に一番近いシェルターと言う人さえいます。薄手のものは首にも卷けるし、もちろん膝掛けにもなります。寒い夜羽織って眠ることもできるでしょう。染めもオリジナルで、時間をかけてつくり上げた個性的なストールは、いまどきの「フリース何百円」のものに慣れてしまうと高価なものかもしれません。しかし、何年も、時には次の世代にも受け渡せるほど長く付き合える布は、やはり魅力的です。
今回は、美しい手染めの糸が沢山あります。壁一面の糸はなかなかのみものです。一足はやい冬の訪れを楽しんで、ご覧ください。(女房)
☆澤口弘子「風展2014・いつもひつじと」は11月4日〜16日(日)まで
一足早いといえば、クリスマスのCDがたくさん入りました。定番ものから、おシャレな企画物まで揃っています。また、兵庫県の作家さんによるリースも入荷していますので、一緒にご覧下さい