店内で、コアな音楽ファンなら読んでいる「レコード・コレクターズ」のバックナンバーを販売中です。まぁ、音楽ファン以外なら手に取らない雑誌ですが、面白い特集の号がありました。

昨年の9月号「1970−1979日本の女性アイドルソング・ベスト100」、11月号が「1980−1989日本の女性アイドルソング・ベスト100」です。パラパラとめくって、なるほど!そうだったのか、知らなかったと一人でワクワクしていました。

先ずはベスト5を紹介すると、70年代が太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、南沙織「17才」、麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」、キャンディーズ「年下の男の子」、平山美紀「真夏の出来事」で、5曲中4曲の作曲は筒美京平です。

「木綿のハンカチーフ」の1位は当然でしょう。4分の曲の最後の最後までタイトルが出て来ない作詞(松本隆)といい、都会に出て行った彼氏を心配し続ける3番の歌詞から、最後にぱっと切り返して、決別して、前を向くという鮮やかなエンディングまで、日本の音楽史上稀に見る傑作だと思います。(CD販売中。左写真1400円)

そして、80年代が、原田知世「時をかける少女」、早見優「夏色のナンシー」、中森明菜「スローモーション」、松田聖子「風立ちぬ」、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」です。筒美京平もいい曲を発表していますが、1位の作詞、作曲はユーミンです。

80年代は、松田聖子の時代ですね。作詞松本隆、作曲大瀧詠一のコンビで「風立ちぬ」を筆頭に、常に最強の布陣で臨んだ彼女は、美空ひばりに代わって歌謡界のクィーンでしたが、「紅白歌合戦」では、遂に赤組のトリを務めました。

多くのアイドルが登場し、消費されていった熾烈な業界で、今もトップに君臨する松田聖子、女優として活躍の場を広げている小泉今日子、薬師丸ひろ子、そして大人っぽい魅力で時代を引っ張った山口百恵等々、ジャケット写真を見ていると。あの時代のメロディー、そして、自分がどんな生活をしていたのかが甦ってきます。あの曲も、この曲も歌えます

ところで、驚いたことが二つ。太田裕美がキャンディーズのメンバー候補だったこと、安田成美の「風の谷のナウシカ」って細野晴臣の作曲だったんですね。(雑誌は各200円)すいません、この本売り切れました。

Tagged with:
 

NHK朝ドラ「あまちゃん」を欠かさず見ています。宮藤官九郎の脚本がよく出来ていて、元アイドルの小泉今日子に、アイドルになれずに故郷に戻って来た女性を演じさせているところなど絶妙です。

松田聖子がアイドルの女王として君臨していた時代。私は、小泉今日子、斉藤由貴、中山美穂等のアイドルに出会いました。いや、朝ドラに出てくるような芸能プロで働いていたわけではありません。レコード店勤務時代、年に二度程レコード店と、新人アイドル、演歌歌手が出会うコンベンションがあってそこでお会いしました。透き通るように美しかったのは斉藤由貴、逆に垢抜けていなかったのが中山美穂(多分、売れないアイドルと思っていたら、見事外れました)、そして一番可愛かったのが、ミニスカート姿の小泉今日子ことキョンキョンでした。

皆さん、アイドル路線まっしぐらでしたが、当時から新しい道を模索していたのはキョンキョンだったように思います。例えば、85年発表の「koizumi in the house」は、一言でいえば、アイドル初のコラージュミュージックへの挑戦でした。ドラム、ベース、キーボード、ギター、ストリングス、ホーンの各サウンドを別個に録音し、、膨大なボーカルトラックを重ねていき、重いビートの効いたクールなダンス系ミュージックを作り上げました。ジャケットはこちら。アイドルぽくありませんね。(CDは近日入荷、店でガンガン鳴らします)

その二年前に、彼女は 崔洋一監督初監督、内田裕也主演の「十階のモスキート」というアート系映画で映画デビュー。アイドル映画には目もくれずに、若手監督の意欲作に出演して存在感を増して行きます。最近でも「空中庭園」、「グーグーだって猫である」、「毎日かあさん」と主演作品でその実力を遺憾なく発揮しています。

中でも驚いたのは、帯広のばんえい競馬に生きる人達を描いた「雪に願う事」(06年)で、ちょっとくたびれた中年女性を演じた時でした。あの、ミニスカートの女の子がなぁ〜、と感慨深いものがありました。

ところで、レコード店員時代、私のアイドルは薬師丸ひろ子姫でした。某オーディオメーカーのCMでハマりました。残念ながら、彼女の”握手会”には参加できませんでした。しかし、「あまちゃん」では、今のところポスター写真だけですが出演しているので後半では、本物が登場することを期待しつつ、毎朝8時、TVをつけることにしています。

 

 

 

 

Tagged with: