MATSUDA KAYOさんの「WANDER VOGEL」(ワンダーウォーゲル)展が本日より始まりました。

「VOGEL」は、さまよっていく鳥という意味があるそうです。DMに『そよかぜがふいて 空には大きな太陽 鳥たちは旅立ちを夢見る』と書いてあるように、渡り鳥が色々な場所へ飛んで行ってみた景色や、感じた風のような美しいアクリル画、版画などが並びました。

やさしい洒落た色合いのMATSUDAさんの絵は、小さく奏でる音楽のような優しさを運んでくれます。きっとどんなお部屋の壁にも、静かに落ちついてくれそうな作品です。可愛いいのだけれど、そう言ってしまうとちょっと違うような不思議な成熟度があります。風にヒラヒラ舞う葉っぱや、そよ吹く風ゆらめく植物にもそれぞれ話せば長い秘かな物語があるのかもしれません。

 

今回は本屋での個展ということで、こんな絵も柱にかかっています(写真左)。本を読んで巡る旅と鳥たちの旅。春になればちょっと遠出をしたくなってきました。

MATSUDA KAYOさんは京都精華大学芸術学部卒業後、グラフィックデザイナーを経てイラストレーターとして活動されています 。土の吐息のような色合い、ほんわか春先の暖かな温度を感じる MATSUDAさんの世界に少し浸りにお越し下さいませ。(女房)

 

★  KAYO MATSUDA「WANDER VOGEL」展は、3月5日(火)〜17日(日)

12時〜20時(最終日は18時まで)月曜日定休

 

本日より、豊原エスさんの詩と足田メロウさんの絵のコラボ「日々のかけら」展始まりました。

詩人のエスさんとは、私が新刊書店に勤務していた頃からのお付きあいです。彼女が1998年に第二詩集「うた」を出版した時、メロウさんがイラストを描いて、それ以来の二人で、作品集を発表されています。

二人のコラボは、事前に綿密な打ち合わせをせずに、こんな感じで、という簡単な情報交換で作品を作り上げ、せぇの!で一緒にするという製作方法です。そんなんで、出来上がった作品同士衝突しないの?って、聞いたところ、全くないというお返事でした。おそらく、波長が一致しているのでしょう。

エスさんの詩は、ずばっと切り込んでくるタイプの詩で、

「好きなように繊細 都合良く解釈 考えが甘い人は 直感に頼ってはならない」

「要約すると 時間をかけるのはもったいないし 面倒くさい と 今 仰いましたか」

といった感じです。

優しい透明感のあるメロウさんの作品は、ともすれば心の深部に拳を当てる様な詩に自然と寄り添います。それぞれの作品を見ていると全く持ち味がちがうように思えるのですが、並べると不思議なくらいピッタリきます。

二人のカードや詩集は、常時店頭に置いていますが、普段並べることができないメロウさんの、豆皿、ブローチ、箸置きなどの可愛い小物もあります。(豆皿1620円 ブローチ1080円 箸置き972円)プレゼントの機会が多いこの季節に、ぜひご覧下さい。

いつもは新刊発行に合わせて、原画展をすることが多い二人ですが、今回は、それぞれが毎日作り続けている日々のかけらのような作品たちを、ギャラリーの壁で組み合わせました。例えば、この絵(左)を掲げて、エスさんが側に置いた詩はこれ。

 

「拗ねずに ヨレずに 時を待てるか」

 

つぶやくような、歌うような、そんな言葉と絵のかけらたちを拾いに、どうぞお立ちよりください。

 

★豊原エス×足田メロウ「日々のかけら」展は12月13日(日)まで  7日(月)は定休日

 

 

 

 

 

4日間のお休みを頂き、今年も後半戦スタートです。夏バテ解消、とまではいきませんでしたが、一箱古本市の整理をゆっくりすることができました。

さて今日から、朝野ペコさん楠木雪野さん、共に映画大好きなイラストレーター二人による「荒野の二人展」が始まりました。

10数枚の洒落たイラストは、二人の作品が交互にならんでいて、それぞれのテーマが、連想ゲームのようにつながっています。

例えば一枚目は、「レティシア書房」の名前の由来である映画「冒険者たち」より、素敵なジョアンナ・シムカス。アラン・ドロン主演のこの青春映画が好きで、ジョアンナ・シムカス演じるヒロインの、レティシアという響きに魅かれて名前をつけた店なので、嬉しい!!です。(→)

2枚目の作品は、レティシアがヒロインの名前ということで、次のキーワードは「ヒロイン」。連想された映画は、ヒロインのグレース・ケリーが美しいヒッチコックの「裏窓」でした。「裏窓」の主役はカメラマンなので、「カメラ」から連想して、3枚目の映画はアントニオーニの「欲望」。

 

そうして次々と「キーワード」が引き出され、そこから思い浮かべた映画の一場面を、リレー形式で交互に描いた作品が並びました。映画好きには、とても楽しい!!!観たことない映画があったら、作品を眺めるうちに「ちょっとレンタルビデオ店へ走るか?」という気になります。

朝野さんの、映画の1シーンを再現したキッパリした線と、シックな色使いはとても気持ちがいい。楠木さんの、大胆な画面構成と味のある線描は、とてもオシャレです。

作品一つ一つに、連想した理由や映画の解説が付いているので、ウキウキしながら読んでいきました。

 

 

映画が大好きな方も、普段あんまり観ないわ〜、という方も、ぜひ一度、彼女たちの世界を楽しんでみて下さい。

因みにタイトルの「荒野の二人展」は、「荒野の七人」から。果敢なユル・ブリンナーと、スティーブ・マックィーンが、銃を構えている姿がDMになっています(右下)。そういえば「荒野の七人」を観た当時、ジェームズ・コバーンがかっこよかったんだけど、私はユル・ブリンナーが好きだったわ〜・・・「王様と私」「隊長ブーリバ」、「旅」なんていう悲恋ものもテレビで観たわ!とか、次々と思い起こし、映画の話は尽きません。ということで、この企画、第2弾もしたいですね〜!と早くも盛り上がっています。(女房)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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