2017年最後のレティシア書房のギャラリーは、「レティシア書房で贈り物」と題して、クリスマス・新年・バースデイなどの贈り物にしていただける作品展となりました。今まで、レティシア書房で個展をして頂いた作家さんたち7人による、楽しい作品をぜひご覧下さい。小さな額絵は、机の横や、廊下、玄関、トイレなどに飾ってもかさばらず、ちょっと雰囲気が変わるのがいいなと思います。

比較的小さな作品がこうしてびっしり集まると、それだけでワクワクして、「古本屋にクリスマスなど関係ないな〜」と思っていたのに、あの人にこれを贈ったら喜んでもらえるかも!とか、急にプレゼント病にかかりそうです。

毎回意欲的な作品を展開してくれる、北岡広子さんの版画による美しい扇子(6000円〜・写真右上)の数々。彼女のテーマでもある「アリス」や「天使」シリーズの銅版画も多く出揃いました。(2500円〜3800円)

たかせちなつさんの、愛らしいブローチがたくさん出ています。ユニークなデザインで、シャツや鞄につけても軽くて可愛い(ちくちくブローチ1500円〜1800円・写真左)。星座の銅版画・ポストカードなどもさり気ない贈り物にぴったりです。

大島尚子さんの個展でもおなじみの、木のブロックがクリスマスバージョンになって登場です(ブロック・1500円〜2500円・写真右)。小さなインテリアアクセサリーにぜひ。繊細なペン画や絵も、クリスマスツリーなどで季節感いっぱいにまとめられています。

深い世界を描く銅版画が素敵なハセガワアキコさんじっと何かを見つめる犬の顔(「LOVE」10000円・写真左)にぐっと心を掴まれました。今回は栞(500円〜)やアクセサリー(1500円〜)もいっぱいあります。手に取ってご覧下さい。

オダアサコさんの銅版画(写真右下)は、現実と幻想の隙間に入り込んだような不思議な浮遊感が魅力的です。小さな額だけれど、印象的な大きな贈り物になるかもしれません。(額込みで2000円〜7000円)

沢朱女さんは、10月に個展をしていただいたばかりですが、新作をまた作ってくれました(写真上・「木馬」8000円)。「クリスマスの小箱」という華やかなオブジェも加わりました。もちろん、毎回人気の高いおしゃれなポストカードもゆっくりご覧下さい。

もじゃハウスプロダクツによる家の模型(写真左下・奥)が、プレゼント仕様で初登場しました。5月に小嶋雄之建築設計事務所とのコラボで、面白い個展をしてくれたもじゃハウスさん。その時に展示した模型が評判だったので、美しく化粧(?)を施して箱に入りました(19440円〜)。もじゃハウスボックス(写真手前・1080円)という可愛い家型の箱も新登場です。こちらは、アクセサリーや小銭などの入れ物として。

急に寒くなって忙しい時期ですが、ちょっと手頃なアート作品を探しにお出掛け下されば幸いです。(女房)

●レティシア書房のお知らせ●

 年始年末 12月29日(金)〜1月4日(木)休業いたします。


 

 

 

 

映画好きイラストレーター、朝野ペコさんと楠木雪野さんのユニットによる「続・荒野の二人展 /私たちのするめ映画」が本日より始まりました。

2年前、「荒野の二人展」をしていただいた時、映画の話で盛り上がり、次はいつ?と楽しみにしていた第2弾です。前回は、連想ゲームのように、ある映画の一場面から次の映画がつながって、二人のイラストレーターが交互に絵をならべていく趣向でしたが、今回は「私たちのするめ映画」という副題がついています。「するめ映画」とは、作家・エッセイストの吉本由美さんが提唱した「地味で渋くてゆるゆるなんだが噛めば噛むほど味の出るスルメのような映画の総称」だそうです。映画大好きのイラストレーター二人が選んだ、シブい映画が12点並びました。いずれも大ヒット作は微妙に避けた、センスの良い面白い選択になっています。何より、この自分だけの「するめ映画」を選んでいく時が一番楽しかったとか。この映画のここが大好き!譲れない!という、自分の好みを改めてみつめることのできた時間だったそうです。

その一点、一点には映画の解説と「するめポイント」と題した小ネタを書いた解説プレートが設置されています。例えば、1931年製作のドイツ映画「会議は踊る」の「するめポイント」は、気楽に楽しめ、笑える軽妙で良質な歌劇との評価のあとに、「皇帝の影武者は登場するときにいつも歌をくちずさんでいるが日本語吹き替え版だとそれが『与作』っぽくて、それも好き」と鑑賞のポイントが書かれています。

1967年のSF映画「縮みゆく人間」(写真右)なんて、80分たらずのB級作品があるかと思えば、1969年のグルジア作品「放浪の画家ピロスマニ」という人知れず公開された傑作も選ばれています。(暫く前に、無くなった立誠シネマで再上映されてました)或は、能天気な1967年公開にハリウッド映画「ハタリ!」や、1984年公開のスタイリッシュなフランスアクション映画「サブウェイ」など。展示されている作品すべてを紹介するわけにはまいりませんが、二人とも映画のジャンルに拘ることなく、新旧、ヨローッパ、アメリカ、日本の映画を縦横無尽に楽しんでこられたことがよくわかりました。

映画好きはもちろん、最近あんまり観てないなと言う方も、ぜひ一度ご覧下さい。個性の違うお二人の絵がほんとうに楽しいです。朝野さんの、モノクロのキリッとしたイラストは、スクリーントーンを使って丁寧に、好きな映画を愛おしむように描かれています。一方、楠木さんの生き生きとした線と大胆な構図は、そのまま映画のポスターになりそうです。(作品はすべて販売しています)

なお、同時企画として映画パンフレットフェアも開催中です。新旧の映画パンフが100円から販売中です。すこしずつ秋の気配が漂う今日この頃、映画館へ出かけてみませんか?ちなみに昨日の定休日、店長はゾンビ映画に、女房は時代劇にとそれぞれ好みの映画館へ行ってきました。(女房)

「続・荒野の二人展 私たちのするめ映画」は9月24日(日)まで 月曜定休日 最終日は19時まで。

レティシア書房で、上仲さんのイラスト展は数えて5回目。

アートマルシェで、可愛いイラストの栞をみつけて、店で扱うようになったのがきっかけとなり、2014年7月「真四角展」を開催。続いて2015年夏「小さな絵本展」では、大きなブルーのカメレオンを壁いっぱいに貼りだしました。そのほか、「古書善行堂ワンコイン展」「2016年女子の古本市」などで、作品を飾ってもらいましたが、毎回、工夫をこらして新しい自分を見せようというガッツがいいなと思っていました。

今年2月に開いたグループ展で、酉年をテーマに発表した作品から、レティシア書房バージョンにと、絵本風に改めて作り直しての展示になります。上仲さん独特のとぼけたニワトリ君が、ひとり旅の末に愛をみつけるまでのお話が、本屋の壁にピッタリのサイズで並んでいます。今回は、これまでの楽しい色使いを封印して、黒と赤を主体にちょっと和風にまとまっています。クマやクジラをテーマにしていた時のダイナミックな構図とは違い、小さなニワトリ君が、風景の中に描かれています。色使いのせいもあるかもしれませんが、風の音や川の流れが聞えてくる旅は、これまでの作品には見られなかった静かな広がりがあります。

メッセージカード(80円)、ブックカバー(100円)、便箋(100円・250円)、栞(50円・100円)は、彼独特の可愛いキャラクターが勢揃いしました。「ウッドブロック」と称した小さな置物(写真右・700円)は、今回の特徴である和風な色合いで、まるで花札が並んでいるみたい。

酉年ももうすぐ三分の一が過ぎようとしていますが、上仲さんのニワトリ君の旅にお付き合い下さいませ。(女房)

★上仲竜太イラスト展「ひとり旅」は、4月23日(日)まで   最終日は19時まで