神保明子さんの「ガラスの豆皿展」が本日より始まりました。

直径10㎝〜13㎝くらいのガラスの豆皿がズラーッと並びました。豆皿って聞くと、私はちょっとだけテンションが上がります。食器の中でも大げさでなく、骨董等よほど高価なものは別として、使いやすいし思わず手に取ってしまいます。素材がガラスというのも珍しくて展示を手伝いしながら、あれこれ目移りしてしまいました。

神保さんの技法を、壁に展示されたパネルに沿って少し説明します。①粘土で皿の原型を作り、②耐火石膏で型をとります。③型に色ガラスの粉(または粒)を詰め、④電気炉に入れて焼成します。⑤型からガラスを取り出し縁を削り(写真左)、⑥裏をヤスリで手磨きします。これは型の石膏などが付いているのをきれいにするためですが、手で磨くので一個につき30分くらいかかるのだそうです。⑦お皿の形にくぼんだ型にのせて、再び電気炉にかけます。そうすることでお皿の形を整え、ツルッとした美しい肌合いもできるのだそうです。⑧最後に研磨してしあげます。

この技法は「パート・ド・ヴェール」と呼ばれています。「パート」はケーキのたねの意味。パネルの写真を見ると③の粉を詰めるところは、お菓子作りの様です(「ヴェール」はガラスの意味)。彼女の豆皿自体、とても美味しそうな色をしていますが、果物・漬物・金平糖・佃煮、何を乗せても活きるかわいいお皿たちです。ガラスは、光を受けると表情が変化するのが魅力。窓にかざしたらホラ、こんなにキラキラ(写真右)。テーブルの上に置いた時には気づかなかった透明感のある美しい色が見えてきます。

神保さんは、倉敷芸術科学大学芸術学部工芸科のガラスコースを卒業しました。「日本のガラス展」などに入選されましたが、子育ての間10年以上ガラス制作から離れていました。今回再開されて初めての個展を、レティシア書房で開催いたします。クリスマスなどのプレゼントにもきっと喜ばれると思います。(豆皿は2800円〜3500円・ペーパーウェイト1000円)色とりどりの小さなお皿をぜひ手に取ってご覧ください。(女房)

★「神保明子 ガラスの豆皿展」12月4日(火)〜16日(日)まで 

12時〜20時(最終日は17時終了)月曜日定休 作家在廊日は12月9日・16日

 

 

梅雨が明けていよいよ夏本番。こういう時期は色々なところで『ガラス展』が開催されます。今日から、レティシア書房でも、涼しげな軽やかなガラスたちが、並びました。

斎藤晃子さんは、倉敷芸術科学大学大学院を修了後、金沢卯辰山工房の研修生を経て、京都で活動中の作家で、電気炉で型を使う技法で制作しています。

彼女のふわりとした外見からは想像出来ない程、大きく力強いフォルムと、深い色合いのガラスのオブジェには、ワタクシ心がざわめきました。ガラスのヒダの重なり、見る角度によって変化する表情など、普段あまり大きなガラス作品に接する機会がない方にも、ぜひ近くでご覧いただきたいです。

 

一方で、小さなガラスのお皿や、ブローチ、箸置きなどの可愛いこと。巷には安価なアクセサリーがいっぱいあります。けれど、一つ一つ丁寧に作られた作品は、小さな中にも表情があり、大切にもっていたいと思わせる魅力に溢れています。色のガラスを型に並べて溶かした皿は、宝石みたいに美しく、手に取ると愛しくなってきます。

今回は、ガラスのモビールを、たくさん吊り下げていただきました。本屋のクーラーの風にかすかに揺れて、目にも涼しげです。風鈴もいいけど、透明感のあるモビールもなかなか夏向きですね。

本屋の個展に際して、つくってもらったブックマーカーなど、手仕事の良さを感じていただければ、と思います。(女房)

★「サイトウガラス展」は8月7日(日)まで。1日(月)は定休。最終日は18時まで。

 

レティシア書房夏の一箱古本市のお知らせ 

8月9日(火)〜8月20日(土)20数店が店内に出店します!


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2012年、レティシア書房ギャラリー展示は「川久保貴代子ガラス展」で最後です。思えば、7月祇園祭のころ、翁再生硝子工房の氷コップ展が初めてのガラス展でした。ホントウに今年は暑い夏でした。涼しげなガラスの器たちは、猛暑を少しやわらげてくれたような気がします。

 

そして、冬。今度はむっくりあたたかな味わいのガラスが並びました。ガラスといっても、色々。表現の可能性は、まだまだ広がりそうです。

 

ウサギとペンギン。試行錯誤の末に、この形がでてくる不思議。デザインに走らず、そのままを素直に作っていく、なんだかとても自然でユーモラスな造形です。

入り口付近の壁に、ライトアップされて宙に浮いたペンギン氏は、何処を見て何を想うのか。

ガラスの動物って聞くと、フツーは手のひらサイズを思い浮かべますが、川久保さんのウサギは大きい。そこがブキミでずっしりした存在感が面白いと思いました。そして何よりこの大きさこそが彼女だと、思いました。今回は2体の大ウサギ(12/18付、店長日誌で紹介しております)と、5体の小ウサギ(15〜〜6㎝/写真右)が並んでいます。

 

 

さて、今年3月オープン以来、多くの作家の皆様に展示して頂き、心よりお礼申し上げます。小さな店ですが、本と作品が出会って、その度新しい素敵な空気が流れました。年末のお忙しい時期ですが、お時間が許せば川久保さんの動物たちに、会いにきて下さい。(女房)

 

 

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本日より、川久保貴代子さんのガラス展が始まりました。DMで使われているウサギの大きさについては、お店のお客様からもサイズは?というお問い合わせもあり、興味津々でした。で、木箱から出てきたウサギはワォ〜!!ガッツ石松!?でした。

今、カウンターからもその作品が見えています。作家は、その跳躍しようとする姿勢をイメージして製作されたんだと思いますが、私にはどう見ても、ボクサー兎です。ぐっと、前足を出した仕草は試合開始のカウントを待つ姿勢です。ガラス工芸には、今まであまりときめきませんでした、まぁ、はぁ〜?という感じでした。

しかし、この木箱から出てきた兎には、心動かされました。この兎を正面から眺めると、私の愛読していたボクシング漫画「はじめの一歩」の主人公が、左に右にと身体を揺らしながら、リングの隅に獲物を追い詰めるシーンを思い出します。今にも、この兎のスピィデーな動きでシュッシュッと近寄られてアッパーに鋭いパンチ浴びせられそうです。(大きさ30cm高さ30cm)ぜひ、正面からご覧いただいて、彼(彼女)の素早い攻撃をかわせるかどうか。お試し下さい。

 

このボクシングする兎の横には。同じサイズの「Refuse」という作品名の兎がいます。こちらは、台の上に座ったポーズで、その前足の微妙な上がり方が気になる作品です。ちょい、左の前足を上げた感じが面白く、「てめぇの下らん話なんざ、聞きたくねぇ、顔洗って出直しな!」と江戸前で啖呵きられそうな、ちょっと粋な感じもあります。顔の上げ方が、歌舞伎の花道で、つんと顔を上げた女役めいていたりして、見ていて飽きません。30日まで開催です。扉を開けると、「よぉっ!」という風情のペンギンが出迎えてくれます。

動物シリーズ他にも色々あります。淡い色彩に彩られた動物達を見ていると、なんだか透き通った気分になります。

 

動物だけじゃなく、こんな可愛い作品も販売しています。クリスマス、お正月用にいかがでしょうか

 

★年内は30日(日)まで、新年は5日(土)から営業いたします。どうなるんか、と思いましたがおかげさまで無事年を越せそうです。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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