もうすぐ12月。クリスマスらしい雑貨や絵本、音楽が揃ってきました

先ず、兵庫県でリースやツリーを制作されている加藤暁子さんからは、クリスマス用のリースが届きました。値段は600円から1400円とリーズナブルです。自身の作品を集めた作品集「COUNTRY DOLPHINリースとツリーの本」(1900円)も素朴な味わいのある作品ばかりです。

九州からは、自転車の2枚組ポストカードや、封筒とカードをセットにした雑貨、そしてオリジナルフォントで作られてシンプル極まりない出来具合の卓上カレンダーを制作、販売している「MONAKA」の作品も届いています。(価格は400円〜500円、カレンダーは1080円です)

そして、今年の夏に作品を展示してくれた地元の「art studio pulp」の、メッセージカード(Mサイズ80円 Lサイズ120円)、ポストカード(120円)、そして新年用のぽち袋(100円)等を展示販売しています。(夏に続いて好調に売れています。来年7月1日〜12日までギャラリーでの個展も決まりました)

来春最初の個展(1月6日〜18日)が決まっている絵本作家の村上浩子さんの自費出版クリスマス用のオリジナル絵本も数種類販売しています。プレゼントにいかがでしょうか(特典としてオリジナルカードが付いています)

 

そして、昨日、福井県の陶芸家吉田さんが「Smile Koboshi」を持ってきてくれました。来年の干支にちなんだ羊の作品(白1500円/赤1000円)二種と天使(1800円)と題された陶器のおきあがりこぼしを販売中です。彼の作る赤い羊は、素朴でほんとに愛らしいのですが、新しい白い羊と天使は、わざわざ当書房に合わせた色合いに作っていただいたレティシアバージョンです。ぜひご覧ください。

CDもクリスマス用のものが数点揃っていますが、お薦めはジェリー・ラファティーの”life Goes On”(120

0円)です。クリスマス用のアルバムではありませんが、1曲目の透明感のある静かな曲からスタート、2曲目は大自然のドキュメンタリーにぴったりのスケールの大きさを楽しみ、4曲目でアカペラでビートルズの名曲“BECAUSE”をそっと聞かせ、ラストで「サイレントナイト」で幕を閉じます。(クリスマス以外でも聴きたいナンバーです)

全くの蛇足ですが、ずっと以前、日活ロマンポルノで、敢えて名前を出しませんが、今や引っ張りだこの役者さんが、「ジングルベル」の曲を、「××××××××××」と卑猥な歌詞にして、最後まで歌いきりました。とても、ここで文字に出来る内容ではありませんが、そのあっけらかんとした歌いっぷりには拍手でした。だから、今だに、この曲が流れると、あの替え歌を思いだします。

 

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北海道江別市のフェルト作家、澤口弘子さんの「風展・2014・いつもひつじと」が始まりました。

澤口さんは北海道を中心に精力的にグループ展、個展をされていて、京都では二回目になります。

大胆な色使いのストール・ショール・ベスト・帽子などがいっぱい並びました。書房内は一気に深秋の気配が漂っています。

フェルトというと、四角い均一的な布(紙みたいに切り口がきれいな)を思い浮かべられる方も多いと思いますが、羊の毛を刈って、その羊毛から縮毛して作るフェルトの美しさは格別です。そして、軽い。澤口さんの作品を前にすると、この軽くて暖かなひつじの布を、ぜひ一度手に取っていただきたいと思います。

旅に出る時に、暖かいストールは旅のお供、肌に一番近いシェルターと言う人さえいます。薄手のものは首にも卷けるし、もちろん膝掛けにもなります。寒い夜羽織って眠ることもできるでしょう。染めもオリジナルで、時間をかけてつくり上げた個性的なストールは、いまどきの「フリース何百円」のものに慣れてしまうと高価なものかもしれません。しかし、何年も、時には次の世代にも受け渡せるほど長く付き合える布は、やはり魅力的です。

今回は、美しい手染めの糸が沢山あります。壁一面の糸はなかなかのみものです。一足はやい冬の訪れを楽しんで、ご覧ください。(女房)

☆澤口弘子「風展2014・いつもひつじと」は11月4日〜16日(日)まで

一足早いといえば、クリスマスのCDがたくさん入りました。定番ものから、おシャレな企画物まで揃っています。また、兵庫県の作家さんによるリースも入荷していますので、一緒にご覧下さい

 

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本日より、「はなとメルヘン」によるフラワーアートとクラフト展が始まりました。クリスマス関連のリースや、フラワアートがずらり並ぶと、あぁ〜もうそんな季節か、と思います。

スノーマンの壁掛け(800円)、可愛らしいブーツのリース(1800円)、サンタさんが白いハシゴをモミの木に掛けて登っているクリスマスツリー(1800円)、パーティーのテーブルにピッタリのキャンドル(2800円)など楽しい作品が並びました。わが店のブースカ君も、ハロウィンの帽子を冠ってアルバイト中です。

「紙の結晶」というタイトルの作品は、大きさや、色が違う折り紙の結晶が5つ並んでいます。折り紙というのは、誰にでもとっつきやすいけれど、いざ作品にまでもっていくとなるとたぶん難しいのだろうと思います。(2800円)

 

こういうリースや、キャンドルなどを見ていると、ヘレン・ブラッドレイの絵本「ミスカーター」シリーズを思いだします。1900年イギリスの小さな町に生まれた彼女はが、60歳になった時にご自分のお孫さんに、昔のイギリスの暮しを知ってもらうために描いた絵本です。一昔も、二昔も前の、古き良き時代の日々のうつろいが点描された素敵な絵本です。店には「ミスカーターはいつもピンクの服」、「ミスカーターといつもいっしょに」(暮しの手帖社 各600円)があります。

 

 

遺棄されたペットのことを、もうちょっと考えようという意図から始まった「ペットショップに行く前に」イベントの協賛企画として、今年も「アニマルレフユージ関西」(通称ARK)の素敵な写真展を開催します。ARKは、保健所からガス室に送られたり、虐待によって命を落とす動物の多さを見かねて、イギリス人エリザベス・オリバーさんを中心に設立され、大阪で犬猫の救助、保護そして里親探しを運営しています。阪神大震災で行き場の無くなった600頭を保護し、東日本大震災でも200頭を受け入れました。

この写真展に登場する犬、猫達は人間の身勝手などの犠牲になった悲しい動物達なのですが、彼等の表情は驚く程豊かで、見ているだけで生きる幸せを感じさせてくれます。

店のCDの棚の上に飾った猫(写真右)は、なんだかとてもジャージーで、渋い表情が魅力的。始めからここに居たみたいで、そのままCDのジャケットに使用できそうです。ARKの動物たちを撮り続けている写真家の原田京子さんも、一緒に並べながら「この子はレティシアさんにぴったり。」と、笑っていました。

この老犬(写真・下)は、悟りの境地に達したような静かな表情で、悲しい半生などすべて受け入れたような気高さに満ちています。実際、この写真を撮った数日後、天国へ旅立ったそうですが、原田さんと、ARKスタッフの平田さんは、一つ一つの写真の思い出を語りながら、展示してくださいました。

さて、今回も、ARKのグッズを沢山ご用意いたしました。毎年恒例のカレンダー(来年のもとてもステキです)、お散歩バッグやエコバッグ、バッジ、クリアファイル、そしてARK創設者のオリバーさんの著書が並んでいます。また「ペットショップに行く前に」からは、どいかやさんの小冊子「ねこだっこしたら」と「ポストカードセット」(こちらは明日17日よりの販売になります)もあります。

13歳になる我が家の老犬マロンは、8年前 ARKからやってきました。当初はあまり表情のない子でしたが、今では暢気な癒し系と、ご近所や友人達の人気者です。たった一匹の動物から教えられることは、沢山ありますが、何より彼等は側にいる人間を幸福にしてくれます。その恩恵にあずかった私たちとしては、ちょっとだけでも恩返したくて、この写真展を企画しました。すべて売上げは、そのまま ARKにお渡しいたします。募金箱もご用意してますので、よろしくお願いいたします。(女房)

なお、京都三条「nowaki」さんでも下記日程で展示会が開催される予定です

会期:9月19日(金)ー28日(日) ※23日(火)のみ休み open 11時ー19時

【出展作家】

石黒亜矢子 大畑いくの 軽部武宏 スズキコージ ダイモンナオ どいかや とりごえまり

中野真典 nakaban はやしますみ ひろせべに 町田尚子 mississippi

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1日から5日で、夏のお休みを頂きました。旅行に行くでもなく、いつもと同じように早起き、犬の散歩の毎日でしたが、なかなか伺う事ができなかった個性的な書店にお邪魔してきました。そのお店については、また後日紹介いたします。

さて本日より、青幻舎、パイ・インターナショナル、LIXILの三社のご協力を得て、古書店で開催する新刊アート・ブックフェアを開催します。それぞれの個性がよく出た書籍を送っていただきました。

青幻舎からは、「井浦新の日曜美術館」(1728円)。これは、毎週日曜の午前10時から、NHKで放送されている「日曜美術館」で紹介された作家について、また自分自身の美意識について書いたものです。私もこの番組は毎週欠かさず観ていましたので、早く読みたかった一冊でした。

“SEIGENSYAFOCUS”(各3024円)という新シリーズもいい企画です。一人の作家を1冊まるごと特集するもので、アンディ・ウォホール、フランシス・ベーコン、ジョージア・オキーフの三人が出そろいました。個人的にはジョージア・オキーフが良かったですね。また、NASA全面協力の、殆どアブストラクト写真みたいな「MARS火星」(12960円)は、大きな本ですが、サンプルがありますので中身をじっくりご覧頂けます。

 

 

パイ・インターナショナルからは、「ピカソの陶芸」(2484円)が、最新刊の注目品です。画集は多数でていますが、陶芸作品200点余りを収録した本は、これが初めてでしょう。楽しくなってくる作品ばかりで、ウキウキ気分にさせてくれます。この出版社からは、「はじめて」シリーズの絵本、「宇宙旅行へでかけるえほん」、「ほしぞらえほん」、「からだえほん」、「てんきえほん」(各1944円)を。是非ご覧下さい。子ども向け絵本ですが、ほぉ〜、そうかと納得する事多しです。絵柄も美しく、年代を問わず楽しめます。もう一点、3888円という値段が、えっ、この価格でいいのと思わせる絶景天体写真集、「グリニッジ天文台が選んだ絶景天体写真」は素敵な写真集です。阿呆なハリウッドSF映画観るぐらいなら、こちらをおススメです。

建築関係の専門出版社、LIXILからは、同社の「INAXギャラリー」シリーズから、10点ベストセラー出していただきました。新刊書店勤務時代に、正方形の判型の同シリーズの特集は何度かしました。ユニークな視点が絶妙で、「クモの網」「考えるキノコ」「小さな骨動物園」「種子のデザイン」等。なんだかタイトルだけで中身を見たくなりますね。各1620円。全く新しい視点で世界を見ることができます。「『子どもの科学』で大人になった」お父さん必読の一冊です。

Art Book Fairは9月6日(土)〜14日(日)まで。レティシア書房にて 

 

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2008年、8月中石妙子さんは他界されました。生前、花が大好きで、多くの写真を遺されました。

その七回忌にあたり、回顧展を彼女の姪にあたる女性が企画されて、8月19日(本日です。ブログ上げるのが遅れました)より開催になりました。

野に咲く花の可愛らしさ、美しさを表現した写真が10点あまり展示されています。ゆっくり見つめていると、野の花の声が聴こえてきそうです。

31日まで開催(最終日は7時まで)していますので、お時間あればお立ち寄り下さい。

主催されたのは、昨年当ギャラリーで「祇園祭」の写真展をして頂いた千葉さん。彼女のお母さんの義姉にあたるのが中石さんということで、千葉さん自身も幼い頃から、伯母さんの写真を見て大きくなり、影響を受けたと言っておられました。

 

さて、何か本の紹介を、と探したところ今森光彦さんの写真と文章を一緒にした「里山の一日 春の日」(アリス館1250円)をみつけました。萌えたつ新しい息吹に満ちています。中石さんの写真展の作品も春の花が多く、そんな気分が満ちています。

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本日より上仲竜太さんの「真四角展」が始まりました。

猛暑、熱帯夜を吹き飛ばす勢いのカラフルな絵のおかげで、店内はぱっ!と明るくなりました。

上仲さんデザインの手づくりのブックカバー・しおりなどをアートマルシェで見かけ、販売をさせていただいたのがおつき合いの始まり。一度大きい作品が見てみたいな、と思っていたところ今回の個展が実現しました

まずは、ホッ、ホッ、ホッという感じのスキップが楽しい元気な少女の作品(左上)がお出迎え。この絵はDMにも使用されていて、ご案内を差し上げても、可愛いと評判でした。けれど、彼の真骨頂は、やはり動物の造形だと思います。クジラ、熊、ペンギン、ダチョウ、猫など、ラインが明快で、鮮やかな色と形がマッチしていて気持ちがいい。

二対の熊の作品(右)は、「ふるさと自慢」という題名です。ユーモラスで、すっとぼけた感じの熊に、思わず笑いかけてしまいます。上仲さんの動物好きがよく出ています。(原画作品はすべて額込みで10000円)

今回の個展では、ブックカバー、栞、ノート、メッセージカード、ミニ額、ポーチなど、多くの小物も販売しています。ちなみにノートは大学ノートの表紙に手描きのイラストで1冊500円。

今回「真四角」にこだわったのは、それぞれの四角が作家の心を覗く「窓」の役目をしているようです。そのはっきりしたデザインが、ノートにもカードにもピッタリのサイズで納まり、グッズがとても充実しました。暑中見舞いや、大切な人へのプレゼントにもぜひ!(女房)

★上仲竜太「真四角展」は7月22日〜27日(日)まで★

 

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リンゴを頭に乗せて歌う美魔女・・・「りんご・りんご・りんご〜」
白雪姫の魔女ではありません。(もちろん白雪姫ではない。)

それは、パステル画家の5seasonさん。歌うのは、昭和の香りが漂う「歌謡曲」、しかもオリジナル曲。そうです!彼女はマイナーレーベルからデビューした歌手なのです。

ただ今レティシア書房では、『奈良祭りin祇園祭』という展覧会を開催中ですが、その企画のひとつとして昨夜歌謡曲ライヴをいたしました。

昨年、デビューアルバムを手にした時はホント驚きました。(前にブログで書きました。)面白いことをする人やな〜と、冗談半分で、「うちでライヴやりますか?」と笑ってましたが、実現して、しかも大入り満員。狭い書店内は1時間あまり異様な熱気があふれていました。なんでも、あの坂本龍一さんのラジオ番組で、取り上げられて、歌謡曲をぜひ歌い続けるよう言われたとかで、本人増々やる気上昇。近日ニューシングルが発売されるそうです。

それにしても歌謡曲っていいですね。どこかで聞いたことのあるメロディーに、お決まりの歌詞、知ってるような地名とか町が出てきて、郷愁を誘う。すぐになんだか口ずさめてしまう。5seasonさんのオリジナル曲が、この先、思い出とともに共有されていくことになるのを夢見て、きっと彼女は歌い続けることでしょう。それにしても、度胸をつけるために奈良の商店街の路上ライヴを決行するなど、ますます面白くなっていきそうな人ではあります。ちなみに写真のように頭にリンゴを乗せたら、歌手としてスイッチが入るようです。しかしこの格好で切ない失恋の歌は、ちょっと笑ってしましましたが・・・・。

『奈良祭りin祇園祭』は7月20日(日)まであります。(最終日は18時まで)奈良をこよなく愛する女性たちのセレクト雑貨、本、上村恭子さんのイラスト、そして5seasonさんのパステル画をお楽しみ下さい。

時々5seasonさんのCD「小夜曲」(1500円)を店内でかけています。リクエストもお気軽にどうぞ。(女房)

 

 

 

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京都はただいま祇園祭で盛り上がっているのですが、レティシア書房ギャラリーはどーゆーわけか奈良のお祭りです。

アート作品に、小物、お菓子にソーダ、本&CDとギャラリーの平台には、いろんなものが賑やかに並んでいます。

井上本店の添加物を使っていない醤油、そうめんつゆ、八方だしの調味料。(実はこの八方だしは、うちの定番で、煮物に便利で美味しい。)「ぜいたく豆本舗」の様々なお菓子は、みんな小袋に入っていますので、読書のお供に。種類が色々ありますので、お好きなものをお選び下さい。私は、「豆将軍」(110円)です。

さらに、三種類ある奈良サイダー。三本函入りで880円です。主催者のお薦めは「梅味」だそうです。

奈良の「旅とくらしの玉手箱フルコト」さん提供の小物、雑貨も沢山あります。「古事記カルタ」(1728円)、「大和寧楽花札」(3100円)、「鹿キャンドル」(420円)、「鬼キャンドル」(480円)、「林業てぬぐい」(1300円)、「林業わりばし」(700円)等々、30種類以上が並び、すっかりお祭り気分。

一方、奈良在住の作家で、傑作絵本「父は空、母は大地」(パロル舎・絶版)や「星兎」(パロル舎・絶版)等の寮美千子さんの本(新刊)もあります。そして最近、大和郡山に出来た古書店「とほん」さんが奈良関連の古書を揃えてくれました。

主催者で、当店ではミニ本でお馴染みの5*SEASONさんの新作を含む絵画も展示即売しています。奈良の仏像のやすらいだ風情を彷彿とさせる猫の作品など、ぜひお楽しみ下さい。

ところで、12日の5*SEASONライヴは満席になりましたので、予約終了とさせていただきます。彼女のデビューCD(1500円)は販売中です。

 

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本日より、ピンホールカメラを愛好する人達のグループ展「針穴普及委員会作品展」が始まりました。

「針穴とはピンホールカメラのことです。レンズのない箱に、0.2〜0.3mmの穴が開いたカメラで写真を取ります」

と紹介文にあります。デジタルカメラの普及で、誰もが簡単に、プロ並みの写真を撮影することが可能な時代になりました。しかし、それは逆にカメラにすべて制御された写真とも言えます。シャッタースピードはこれと決定されたら、その数値の範囲で写真が出来上がってくる、「不自由な」写真です。

一方、ピンホール写真は、すべて撮影者が決め、さらに差し込んでくる光によって、どんな写真が出来てくるのかわからない、言い換えれば、どんなふうにも表現できる自由な写真です。撮影者が込めた思い、その時の心情、そして光と一緒になって遊んだ時の流れまでもが映し出されているようです。

水平線と地平線の彼方がゆっくりと融合していき、ぼんやりと立ち上がる風景や、祇園祭の鉾巡行をローアングルで捉えた作品の向うに広がる青空の深さ、ビルに佇む人達とその向うに広がる蜃気楼のような都会のビル群、等々魅力的な作品が並んでいます。写真は時間を表現する、と思いました。

アナログの楽しさと自由さを思い知る作品展です。魂が溶けていくような気分にさせてくれます。(6月29日(日)まで/月曜定休日)●作品は非売です●