本日から1週間、ギャラリーは「レトロな紙もの展」ーPie in the skyコレクションーです。

どーいうものかって?百聞は一見に如かず。見に来ていただくのが一番なんですが、あえて一部ご紹介しますと、昭和レトロなポスター・新聞記事(松川事件を報じた朝日新聞)・マッチラベルのスクラップブック・地図・アールデコ風なデザインの楽譜・ちょっとヘンな広告などなど。高価な物からお安いものまで様々、バラバラ。Pie in the skyさんは、WEB上のショップを持っていて、たまにリアル店舗で出している場合でも、こうしてコレクションを一同に並べる事はおそらく無かったはず。

ギャラリー壁面にズラーッと展示したらどーなるか、と思っていたのですが(正直言うと不安もあったけど)以外と美しい。そして面白い。

ギャラリー壁面には、大正末期のハモニカの楽譜がズラーッと24点並んでいます。そのロゴ、デザイン、色合いなど、どれも昨今のデザインに負けていません。(大正時代なんで字は右からお読みください。)

その下には、額装された広告写真や、葉書がズラリ。昭和49年代の全日空の航空路図なんて、可愛いデザインですよ。

こうしてみると、紙くずみたいなものが、その時代その時代に光り輝いていたことがよく分かります。デザインを勉強されている方は必見の展示会です。(8/4までです)

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ミニプレス「せとうち暮し」が主催する「せとうち暮らしと島のおみやげ展」、本日より開始です。

レティシア書房では開店以来、多くのミニプレスを揃えてきました。大手出版社の雑誌にはない面白さを求めて、お客様が来て下さるのが、とても励みになっています。そして「せとうち暮らし」の中で紹介されていた品物が手に入らないのだろうか、というお客様との会話の中から、ミニプレスの中身を展示したらどうなるか、ミニプレスを作っている側のことが、もっとわかれば面白いな、とギャラリー展示を初めて試みました。

 

「そろそろ島の時間ですよ」と島へ誘う大きな写真から始まり、「せとうち暮し」のスタッフがセレクトした島のお土産が並んでいます。

「思い出はじける島サイダー」という見出しで、「醤油サイダー」、「塩サイダー」、「オリーブサイダー」の三種類が揃いました。「塩サイダー」をいただきましたが、さっぱり甘口で、ちょっと懐かしい気分にさせてくれます。(塩/220円、醤油・オリーブ/各200円)

「笑顔がこぼれる幸せクッキー」を提供していただいたのは小豆島で、週末三日間だけ営業する「うみねこかしや」のシンプルクッキー。素材にこだわり、小豆島のこの店だけでしか買う事の出来ない、丁寧に作ったクッキーです。今回は「どんぐりと山猫」(写真左350円)、「うみねこかしやクッキーセット」(右450円)の2セットが到着しました。

小豆島はお醤油の産地。「ヤマロク醤油」から「鶴醤」と「菊醤」の二種類。「鶴醤」はバニラアイスにちょっとかけるとキャラメル風味になる(せとうち暮らしスタッフの弁)くらいこくがあるとか。ぜひお試しを。

緑多き島、豊島の「みくに園」からレモンマーマレード(650円)。産廃の島の汚名から立ち直るべく、一人の農家が始めた無農薬のレモン販売。そのレモンがマーマレードとなって実を結びました。

今年は「瀬戸内国際芸術祭」で盛り上がるご当地。小豆島のギャラリーMeiPAMからは、「妖怪手ぬぐい」(1200円)、「オリーブブローチ」(1200円)その他の可愛い小物が並びました。

小豆島はまた日本のオリーブ栽培発祥の地でもあります。そのオリーブ畑で間伐された枝葉を使った草木染め「オリーブ染め工房 木の花」の高木加奈子さんからは、「オリーブ玉』(630円)、「糸束セット」(1050円)等が到着しています。

主催者からは「せとうち暮らしSWEETS BOOK」という四つの島のクッキーが味わえるセット(1260円)をご提供。ミニプレス「せとうち暮らし」の表紙がクッキーの函になってちょっとかわいい。

もちろん、「瀬戸内国際芸術祭」などのイベントチラシ、フリーペーパーも各種取り揃え。今夏に行かれる方は、持っていて損はありません。

★16日には「せとうち暮し」編集者の方が在廊されますので、楽しいお話が聞けますよ。宵山のおついでにお立ち寄り下さい。

 

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ギャラリーでは、18日から6人のグループ展が始まりました。手づくりの優しいものが並んでいます。

今まで個展が多かったので、前日の搬入はずいぶん賑やかでした。古本屋の小さなスペースに置ききれるか心配しましたが、みなさん和気あいあいとしていて、楽しい展示になっています。

代表の梶間さんをはじめほとんどの皆さんが手作りの教室などで、教えていらっしゃるそうです。

フェルトで作った可愛いリース、古布で丁寧に作られた小物。アートフラワー、文字をデザインした額や紙粘土の小さな動物、時間をかけて作り上げたタイルアートなどなど。

中でも梶間さんのお父さんが手がけられたタイル絵は、オリジナルの手法で、タイルに細い楊子のペンでペンキをのせていくというもので、一枚仕上げるのに1ヶ月もかかるそうです。初めて見せて頂いたときは、漆かと思いました。

梅雨時ではありますが、ウェディングドレスの置物をはじめとして、プレゼントにぴったりの手作り感たっぷりの小物など覗きに来て下さいませ。

「はなとメルヘン」展は6月30日(日)まで。24日(月)休み。最終日は7時まで。

 

 

 

 

 

 

★7月2日から二ヶ月間はレティシア書房企画の本を中心にしたフェァが続きます。

7/2(火)〜7(日)    絵本フェア

7/9(火)〜21(日)   せとうち暮らしとおみやげ展

7/23(火)〜28(日)  青幻舎ビジュアルブックフェア

7/30(火)〜8/4(日) Pie in the skyコレクションーレトロな紙もの展

8/6(火)〜18(日)   夏の一箱古本市

8/19〜22        一回休み。 (誠に勝手ながらお休みを頂きます。)

8/23(火)〜9/1(日) 生活がちょこっと楽しくなる本&グッズフェア

 

 

 

 

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ヤノベケンジの作品を初めて観たのは、金沢の「21世紀美術館」でした。宇宙から飛来する放射線を感知して、むっくり起き上がるロボットがそれでした。そのヤノベケンジが、注目の「瀬戸内国際芸術祭」にも参加。小豆島で驚きの作品を出しています。その内1点はビートたけしとのコラボです。(写真がそれです)

夏休みにこの芸術祭に遊びに行こうと計画中、あるいはヤノベケンジファンのために、京都青幻舎発行の新刊「YANOBE KENJI1969~2005」(2940円)を版元のご好意で販売することになりました。黄色い潜水服を着た人物をメインにした「アトムスーツ・プロジェクト」から本はスタートします。ゴーストタウン化したチェルノブイリを放浪するアトムスーツの男。奇妙な静寂が得体の知れない不気味さを与える作品群です。原発事故後、移動禁止区域に住む少年とスーツ姿の男が戯れる作品は、ぜひ本を手に取って見て下さい。

もう一点、愛媛県宇和島在住の現代アートの大竹伸朗の「直島I♥湯」(1575円)も販売中です。大竹は直島 で『家プロジェクト「はいしゃ」舌上夢ボッコン覗』を展開中ですが、それとは別に、入浴しながら現代アートを楽しめる企画を実行しており、その内容をジャバラ式の小さな本にしたのが、「直島I♥湯」。いや、この銭湯にはぜひ浸かってみたい!!そんな思いにさせる魅力的な一冊です。

なお、7月23日(火)〜28日(日)版元の青幻舎がレティシア書房のギャラリーで新刊を中心としたビジュアルブックス展を行います。さて、どんな本が並ぶか、古書市とは違うワクワク感一杯の展示即売会になりそうです。

●瀬戸内を紹介する「せとうち暮らしとお土産展(仮称)」のレティシア書房でのイベントは7月9日(火)〜21日(日)開催します。

 

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本日より「映画が映画だった時代への憧憬」が始まりました。北岡広子さんのシネマ、ジャズをテーマにした銅版画に、店主が集めたジャズ、映画に関する本やCDをぶつけてみました。

シネマの方は、フランスの女優ジャンヌ・モローや、映画「男と女」の名シーンを版画にした作品等が並びました。一方ジャズは、マイルス、コルトレーン、エバンスらのトップミュージシャンからインスパイアされた版画作品が並んでいます。

わたくし、店主の方からは古今東西の映画本、サントラCD、LP、映画パンフレット、チラシなどを並べてみました。LPは「男と女」、「ロシュフォールの恋人たち」、「死刑台のエレベーター」などの秀逸なデザインのものを展示即売。

この展示会につけた「映画が映画だった時代」というタイトルにはちょっと思いをこめました。3Dもなければ、CGもない、いわば映画黄金の時代に、新鮮な映像表現に挑んだ映画作家たち。フランスではヌーベルバーグ、アメリカではニューシネマのムーブメントの中、既存の映画をぶち壊そうとして、徹底的にシナリオを練り上げ、完璧な演技を演出する世代の作品がシノギを削った時代です。幸せな時を映画館で過ごした我ら二人のコラボをお楽しみ頂けたらと思っています。

ところで、昨晩TVのBSで「ブリット」を放映していました。もう何度観たことか。結婚してからも女房と5〜6回は観ていて、「なんで、こんなに面白いんだろう」と二人で話していました。完璧なシナリオ、究極のクールな演出で、主演のスティーブ・マックィーンという存在を使い切った映画だからこそでしょう。役者に託す部分が多いというのは、少し時間がゆったりしないとなかなかうまくいきません。そういう映画が今は少なくなった気がします。それに、有名なカーチェイスシーンにおいて、音楽なし、殺し屋の台詞なしなんて演出は、最近のハリウッドではあまりお目にかかれません。インターネット普及以前の通信手段が電話とテレックスというのも味があります。情報の速度が増すと、演出もそれだけ忙しくなるのは仕方ないことかもしれません。

 

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5月29日小豆島へ行ってきました。

7月9日から21日の間、当ギャラリーで開催する「せとうち暮らしとお土産展」(仮称)の打ち合わせという名目で、店主の代わりにちょこっと旅。瀬戸内芸術祭の春の部が終わり、7月20日から夏の部が始まるので、新しい作品の準備も着々と進んでいる様です。

高松市の出版社ROOTS BOOKSさんが出している「せとうち暮らし」は、レティシアでは人気のミニプレス。代表の小西さんとスタッフの山本さんに案内して頂いて、「せとうち暮らし」で取り上げたお店を訪問するというのが、今回の第一の目的です。

 

が、早速寄り道。棚田の中に出現した竹の建築物へ。雨上がり、風景に溶け込んでいい感じ。中へ入って裸足になり、竹で組んだ床を踏むと天然青竹ふみ。春から終了時(秋の部は10/5〜11/4)まで見られるアートもけっこうあって、人出の少ない今、ゆったり島巡りできます。

 

とはいえ、今回は小豆島のみ。

ここは、ビートたけし×ヤノベケンジのコラボ作品が有名で、期間中はすっごい人だったとか。あ、今、の〜んびり見られますよ。1時間に一度くらいの割合で井戸から出てくるんだけど、地元のおじいさん二人が「何でもアートなんだね〜。びっくりするよ。」とか言いながら見てるのも楽しい。瀬戸芸、定着しつつありますね。

 

7月の「せとうち暮らし」inレティシア書房では、この大イベントのご紹介もしていただけると思います。

そしてそして、何より素敵な人達が小豆島には住んでいるのです。

まずは、「うみねこかしや」さん。

「せとうち暮らし」9号に詳しく掲載されていますが、瀟洒なお店で素敵なご夫婦がクッキー屋さんを営んでいます。クッキーのケース、インテリア、本、そして美味しいクッキー。良い空気が充満しています。

「『せとうち暮らし』のスタッフが、京都の人達にオススメのお土産を届けるとしたら・・」というコンセプトで並べるレティシア書房の展示にはここのクッキーは欠かせない、と思いました。五代目当主が頑張っているヤマロク醤油のポン酢、工房「木の花」のオリーブで染めた糸、などなど。続きはまた次回。いっぺんに書けないディープな小豆島の魅力に圧倒されました。島はスゴイぞ!(女房)

 

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齋藤友紀雄「流木のショーケース」展本日より始まりました。

大海原を旅してきた流木たちが、作家の手を経て、拾われ、磨きをかけられて、素敵なショーケースに変身しました。

それはギャラリーを彩る小さな宇宙。流木を組み合わせて作られた、大小様々なショーケースには、貝やら、小枝やら、木の実が飾られています。ただそこにあるだけの貝がらや木の実たちですが、拾った所の風の音や、一緒に時間を過ごした友だちの顔などに繋がって行きます。思い出が、流木から生まれ変わったケースの中で、心地よさそうに鎮座しています。ちょっと、耳を傾けて、流木達の物語や、海原を漂って来た貝がらたちの冒険話を楽しんでみたい気分です。

因みに、ケースを飾る貝がらは、作家が西表島に行かれた時に出会ったものが大半です。それだけでも、見てみる価値大ですね。

ずっと、以前ですが、音楽雑誌のインタビュー記事でギタリストが同じようなケースにライブで使ったピックを飾っていたのを見たことがあります。そのライブの記憶をひとつひとつケースに閉じ込めていたのかもしれません。今、展示しているケースを、そんな記憶を閉じ込めるのにご利用いただくのもいいですね。(ケースはすべて販売しています)

 

ギャラリーの展示を始めて1年余り。また初めての試みでとても楽しみです。

 

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「鳥の歌」の展示のことは先週のこのブログでもご紹介しました。

ただ今、ギャラリーを飾っている野崎康夫さんによる野鳥の写真の横で少し遠慮がちに展示してあります。

ところが、この内容はただものではないのです。天才チェリストパブロ・カザルスが愛したカタルニア民謡の「鳥の歌」を現代に生きるアーティストが演奏しています。美しい歌声のナターシャ・グジー、鬼怒無月のギター、尺八坂田梁山、等々そうそうたる人達が参加して、「鳥の歌」をそれぞれの解釈で繰り広げる演奏がどれも美しい。改めてこの曲の良さに触れることができます。

そもそもなぜ「鳥の歌」か。

スペイン内戦から世界大戦を経て、平和への深い思いをこめて弾き続けたパブロ・カザルスが愛したこの曲は、今こそ心に響く力を持っているのでしょう。様々なアーティストがこの曲と出会い、奏で、さらに世界中の「鳥の歌」、つまり平和を願う心が集まってくる広場を目指しているのだそうです。2013年12月までの限定プロジェクトですが、こういう繋がり方を形にすることもできるのかと思いました。くわしくはホームページで見てください。

実は、連歌「鳥の歌」の代表であるキーボード奏者・アレンジャーの井上鑑氏が、先月カフェムーレックで行われた「鳥の歌」のイベントの帰りに来店してくださいました。なんと井上さんは映画「冒険者たち」の大ファンで、そのヒロインの名前「レティシア」という本屋が在ると聞いて立ち寄ってくれたのでした。

井上鑑氏といえば、大瀧詠一とともに活動していたミュージシャンだし、あの「ルビーの指輪」のアレンジャー。まさかお会いできるとはおもってもいませんでしたが、感激を心に閉って、もっぱら「冒険者たち」の話に終始いたしました。(女房)

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ケルト音楽は、地域的にはアイルランド、スコットランド等のブリテン諸島から、フランスのブルターニュ、スペインのガルシア地域に広がる音楽のことです。各地方それぞれに特色がありますが、とても澄み切った音楽は共通しています。エンヤの音楽は、一度は聴かれたはず。彼女もそんなケルト系音楽の第一人者です。

伝統的なケルトサウンドは、バイオリン、マンドリン、アコーディオンをメインにして、ちょっとカントリー&ウェスタン風の香りもある「ダンス音楽」です。街角のバーで黒ビールでも飲みながら、陽気にリズムを取り、気分良くなれば踊り出す、そんな庶民的な音楽ですね。ピーターラビットが顔を出すようなイギリスの農村地帯の緑豊かな風景が思い浮かびます。

今、店で開催中の鳥の写真展「色鳥撮」(いろとりどり)の中に、そのピーターラビットの作者が住んでいた庭で撮影された写真があり、ケルト音楽が程よくマッチしそうです。

さて、明日はアイルランド地方や、北欧の音楽を演奏する「行灯社」のライブです。フルート&ハーブとボーカルの二人のユニットです。残念ながらお席は満員になりましたが、立ち見でもいいし、ちょっと聴いてみようかなと思われる方はどうぞ。お代金は投げ銭ですので気楽にお越し下さい。時間は閉店後8時過ぎから1時間です。このライブに合わせて、エンヤ、チーフタンズらのアイルランド音楽を中心にCD数十枚展示即売しております。少し早めにお越し頂き、御試聴されてはいかかですか。本当はビールなど出して、音楽を聴きながら、書架の本をお読みいただくのがベストなんですが………..。

 

 

 

 

 

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書家、静峰展「こころ白書」本日より、ダイナミックに開催です。

ギャラリー中央に掛けてある数点で、もう店の本の存在感は見事に吹っ飛びました。「円」という字の一気に行くぜ!みたいなエネルギーの躍動感。その横にある「愛」という字は、ちょっと傾いた字が倒れるか倒れないか、の地点で踏みとどまっているギュッとした力がひしひしと伝わります。「鼓動」という作品は、和太鼓集団「鼓童」のズドドドというサウンドが、書になった感じです。

ギャラリーの奥の方には、「笑」、「楽」、「遊」、「感」という作品が飾られています。しなやかな「楽」という字の楽しげな事。「遊」の字を見ていると遊ぶってこういうことなんだなと改めて思いました。四方八方に感性が、自由に伸びて行くことが「遊」って意味ですね。「笑」という作品は正に、左右対称に口が開いて大きく気を吐き出している様が見えてきます。

一応、作品の元の字が何であるか添えてありますが、案外先入観を持たずに見るのも楽しいかもしれません。ダイナミックで繊細で、自由奔放に筆が踊っている楽しい個展です。

※ 「静峰展」は5月5日まで(4月29日定休日)

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