本日より、川久保貴代子さんのガラス展が始まりました。DMで使われているウサギの大きさについては、お店のお客様からもサイズは?というお問い合わせもあり、興味津々でした。で、木箱から出てきたウサギはワォ〜!!ガッツ石松!?でした。

今、カウンターからもその作品が見えています。作家は、その跳躍しようとする姿勢をイメージして製作されたんだと思いますが、私にはどう見ても、ボクサー兎です。ぐっと、前足を出した仕草は試合開始のカウントを待つ姿勢です。ガラス工芸には、今まであまりときめきませんでした、まぁ、はぁ〜?という感じでした。

しかし、この木箱から出てきた兎には、心動かされました。この兎を正面から眺めると、私の愛読していたボクシング漫画「はじめの一歩」の主人公が、左に右にと身体を揺らしながら、リングの隅に獲物を追い詰めるシーンを思い出します。今にも、この兎のスピィデーな動きでシュッシュッと近寄られてアッパーに鋭いパンチ浴びせられそうです。(大きさ30cm高さ30cm)ぜひ、正面からご覧いただいて、彼(彼女)の素早い攻撃をかわせるかどうか。お試し下さい。

 

このボクシングする兎の横には。同じサイズの「Refuse」という作品名の兎がいます。こちらは、台の上に座ったポーズで、その前足の微妙な上がり方が気になる作品です。ちょい、左の前足を上げた感じが面白く、「てめぇの下らん話なんざ、聞きたくねぇ、顔洗って出直しな!」と江戸前で啖呵きられそうな、ちょっと粋な感じもあります。顔の上げ方が、歌舞伎の花道で、つんと顔を上げた女役めいていたりして、見ていて飽きません。30日まで開催です。扉を開けると、「よぉっ!」という風情のペンギンが出迎えてくれます。

動物シリーズ他にも色々あります。淡い色彩に彩られた動物達を見ていると、なんだか透き通った気分になります。

 

動物だけじゃなく、こんな可愛い作品も販売しています。クリスマス、お正月用にいかがでしょうか

 

★年内は30日(日)まで、新年は5日(土)から営業いたします。どうなるんか、と思いましたがおかげさまで無事年を越せそうです。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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素敵な銅版画展が始まりました。見て良し、そして、ちょっと距離をおいてじっと考えて、なお良しです。

「bird」というタイトルの付いた作品。上半身裸の女性が、、恐らくシャワーの後、髪の毛をタオルで拭いているという状況でしょう。その女性のタオルの先端に鳥が羽ばたいている不思議な作品です。見た瞬間、鳥になることを夢見る青年の心を描いた映画「バーディ」を思い出しました。あの映画で象徴的に描かれた自由への渇望が、そのまま、この作品にあるわけではありません。しかし、あれっ、私はまだ未知の空へ飛んで行けるんだ、というファワ〜とした離陸への憧れが感じられます。

DMに使われているヘアドライヤーをしている女性の髪の先から鳥が飛び出している作品にも、力むことなく離陸する女性の心情が溢れています。これらの作品に合う本をならべたいところです。どの作品も強い主張をしているわけではないのですが、手強い。軽めの本では吹き飛ばされそうです。ここは一つ、理論的に攻め込んで来る重装備の本や、しっかりした方向性のある本を並べてみたい。

先ずはリンドバーグ「海からの贈りもの」。「海辺にて」の最初はこう始まります

………その時わたしは、浜辺と同じように、どこまでも続く空っぽなものになる

この作品の女性達は、からっぽになることを求めているようにも見えます。

そして、「牡蠣のベッド」のフレーズに曰く

…….中年は、ほんとうに自分自身でいられる年代かもしれない

ことを会得してゆくのかもしれませんね。

ところで、一番好きなのは下の作品です。あぁ〜酒飲みたいなぁ〜という気にさせる作品です。この、雲みたいなものの存在が心落ち着かせます。渋いバーのカウンターの向こう側に飾ってあれば素敵です。お供する本は原尞「ミステリオーソ映画とジャズと小説と」(600円)に決まりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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11月29日夕方、ご来店された女性が「茶路めん羊牧場」のカードやら石鹸やらソックスを買って下さいました。店主が「羊関係の方ですか」とお尋ねすると、なんと先日北海道の茶路めん羊牧場へ行きました、というお答え。

神戸の王子動物園にお勤めで、牧場に興味を持っていただいたみたいです。

 

ご存じない方のために(ほとんどの方ですね)言いますと、牧場は釧路から車で1時間余り、白糠町という所にあります。町の中心(小さな小さな町ですが、さすが北海道!美味しいラーメン屋さんやレストランがあります)JR白糠駅からさらに20〜30分ほど茶路川を上って行くと牧場が広がってきます。その中で羊だけを放牧しているのが茶路めん羊牧場です。あの風景を共有しているというだけで、初めてお会いした方にスッゴイ親近感を抱いてしまい、ご迷惑を顧みずお引き止めいたしました。我々にとっては本当に嬉しい出会いでした。ありがとうございました。

あ、因みにここの石鹸は、(身びいきと言われるかもしれませんが)確かにいいですよ。

そもそも古代ローマはサポーの丘の神殿で、神様への捧げものとして祭壇で焼かれた羊の 滴り落ちる油と木灰が混じって反応が起こり、これがしみ込んだ土が「汚れを落とす土」と珍重された。これがサポーの丘の石鹸誕生物語なのだそうです。

んで、茶路めん羊牧場が、羊油からつくったのが「sapoの丘」という石鹸です。

詳しくは牧場のホームページを見て頂ければ嬉しいです。(女房)

 

 

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20日の店主のブログでご紹介しておりますように、ただ今「羊・フェルト・風」展を開催中です。初日、北海道江別市から来て下さったフェルト作家の澤口弘子さんが、うれしいことに一日中在廊でした。

 

彼女は3月に京都文化博物館で行われた「羊パレット」(羊毛を主軸とした公募展)に出展されていました。出展者のうち何人かの作家さんに、レティシア書房で個展をしていただけませんか?とお願いした中で、快くお引き受け頂いた方のおひとりです。「羊パレット」を開いたスピナッツの本出さんも、初日に駆けつけてくださいました。

 

30年ぶり、新婚旅行以来の京都だということでしたが、月曜日に来て水曜日には帰るという強行スケジュールでした。でも、初日のお客様の隙間をぬって、四条のギャラリーギャラリーへ作品展を見に行ったり、レティシア書房の近く、寺町通りを散策したりと、短い滞在を精力的に楽しんでおられました。

 

北海道の茶路めん羊牧場とは羊毛の関係でお付き合い頂いているようで、牧場からもスゴイ作家さんだよ、ということは聞いていました。

初めてお会いした方のようには思えず、散策にご一緒しながら随分親しく楽しくおしゃべりいたしました。私は、フェルトの技術については門外漢ですが、並べられた作品はどれも軽く暖かく美しいものです。

 

北海道のご自宅に帰宅後、すぐメールを頂きました。「江別はみぞれまじりの雪が降り、長い冬の始まりです。暖かかった京都が懐かしい(笑)」と書かれています。その寒い冬もフェルトのベストがあれば、あとはコートを着れば大丈夫!と、ご本人から聞いたことを思い出し、ギャラリーの作品を眺めながら、遠く離れた北の風景を想像しています。(女房)

 

 

 

 

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秋深まる頃の季語「冬隣り」

11月16日〜18日の三日間、その「冬隣り」という展示会に伺いました。(写真は撮れませんでした)

上京区の京都府庁近くのお宅を借りて、お茶にまつわる陶、漆、木工、染織、彫金、銅版画、などの作品を並べ、そこでお茶を頂くという企画です。若い工芸家がそれぞれの感性で作ったものを、茶道の難しい作法はさておき、色々な工夫でカジュアルに楽しみましょう、って感じで、家のあちこちに作品を置き、お茶席で使い、和の暮し方もいいね!と提案しています。

 

銅版画を染織の作家が軸に仕立てて、床の間に飾ってありました。少し大きめの木の箱を木工作家が作り、その中に、抹茶茶碗や棗などを収めて携帯用のセットを仕込んだ物もありました。それを持って、紅葉の下でお抹茶を頂くのも風情でしょうねぇ。

 

レティシア書房には様々なDMが置ける棚を入り口付近に設けています。

「冬隣り」のDMは、まず、作陶家の田頭さんが置きにみえました。彼女の個展やグループ展のDMは、開店当初からお預かりしていました。

それから、木工の川上さんが持って来て下さいました。彼は猫町というカフェのオーナーで、レコードを通じて店主がお付き合いさせて頂いていました。まさかのお二人一緒の展示会にちょっと驚きながら、ご縁が繋がってるのを強く感じて、なんか嬉しくて、川上さん作の茶杓と、田頭さんのカップを買ってきました。茶杓はうちではジャム用スプーンに、カップは毎朝のコーヒーに活躍しています。(女房)

 

 

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本日より、北海道江別市(札幌のお隣だそうです)の「Simple風」主催の澤口弘子さんの、フェルト作品展が始まりました。男子禁制です。(嘘ですが)

古本屋があっという間にブティックに変身しました。暖かそうな手袋、ショール、ベストそして帽子等の作品がズラリ並んでいます。私は帽子が気に入りました。しかし、冠れません。これ、着こなせる男性いたら凄いです!!。写真取ってブログに載せます。お店に飾ってある作品は、すべて手に取って、着ていただいても構いません。これ、可愛い、あれも、となると男子はきっと無理です。いや、その輪に堂々と参加出来る男子いたら、男の中の男ですね。蛇足ながら、女子会にふわぁ〜と参加できて、ニコニコできる力のある男子こそこの国の首相になって欲しいもんですね。消費の半分を引っ張ってる女性のことわかんなさそうな爺さんじゃね。

ご来店された方同士で、似合うわね〜と褒めちぎり大会していただきたいものです。実はもう、なってますが…………。

フェルト作品と一緒に、同じく北海道白糠の茶路めん羊牧場のサフォーク靴下や、羊油せっけん「サボーの丘」も販売中です。ハッキリ言っておきます。高いです。しかし、けれど、but、使用感は最高です。靴下は、私も愛用しております。三足某の靴下ではこんな暖かさは期待できません。身体全体が暖まってきます。石鹸は、羊油から作られた国内初の化粧石けんです。合成の香料、着色料、防腐剤は一切使用していません。お肌の弱い方をはじめ、少なからず愛好者がおられます。牧場の愛らしい羊フォトも販売中です。

さらに、北海道発の雑誌「カイ」の羊特集号やら、北海道紹介マガジン「スロウ」(バックナンバーも在庫しています)果ては立松和平の写真集「釧路湿原」まで揃えております。以前、安藤誠さんの「安藤塾」に来られて、彼の話にすっかり魅了された貴女!なら絶対に来るべき展示会です。北の大地の暖かさにほっこりして下さい。

ご注意ー入店された時に、ぷう〜んと動物の臭いがするかもしれませんが、これが羊の匂いです。一度その匂いに魅入られるともうたまらん!!

こういう企画の時って、ライ・クーダーやボビー・チャールズ、レア・カンケル等のシンガー&ソングライター系のシンプルなサウンドって似合います。さらに北の大地気分を盛り上げてくれます。

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手に乗る程の小さな羊毛から、こんな大きな作品に仕上げるまでに、何を思いながら手を動かしていくのだろう。

最初の縮絨から始まる遠い旅。想像してもわからない。

一つ一つ手の先から生まれていくものたち。

増殖し、ちぎれ、またくっつきながら、まだまだ先の見えないどこかへ向かって作られて行く。

 

ギャラリーの壁に貼り付いたフェルト作品を見ていると、勝田さんにとって、生きることと、作ることが同じなのだ、思いました。

2011年、出産を経験し、しばらくは製作をするのも難しいと思っていたらしいのですが、今年3月「羊パレット」の出展が縁で、お母さんになって初めての個展会場に、小さな本屋を選んでくれました。

初日「羊パレット」の主催者スピンハウスのポンタさんが来て下さり、「スゴックいいよ!!迷いがなくなった感じがする。」と勝田さんに話しておられました。

新しい出発になるかもしれない場に立ち会えて、幸せです。小さなギャラリースペースではありますが、ここで毎日作品を眺めていると、力をもらえるのです。明日につながる力とでもいえばいいでしょうか。

 

どうぞ、素敵なフェルトに会いにきてください。力が湧きますよ、きっと。(女房)

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可愛さだけでフェルト作品を想像すると、大火傷しますよ、この展示会は。

本日より、勝田真由「フェルト造形展」が始まりました。写真をご覧くだされば、わかりますが、もうストレート、直球勝負のフェルト展です。アメーバか、異星人か、まるで今にも動き出しそうです。目の前に立っていると、ガブリとやられそうな迫力です。フェルト作品=可愛いなんて思い込みは、一瞬にして吹っ飛びます。もちろん、小物のブローチには、可愛いものもありますが、「凄い」というのが、最初に来られた方の感想です。フリージャズや、ノイズ系のアバンギャルドロックをガンガンかけたい気分です。

初めて「エイリアン」のギーガーの原画を観た時のような驚きがここにはあります。18日まで展示、販売していますのでぜひお立ち寄りください。ブローチは1000円から、トレーは1800円から販売しています。もちろん大きな作品も販売します。お部屋に飾って、日々成長してゆくフェルトを眺めるというのは?最初ちょっと距離をおきそうですが、何故かこれに巻かれて眠りたいという欲望が出て来るところが不思議ですね。

フェルト展開始に伴い、絵本の棚が、ギャラリーサイドの平台に移動しました。チェコ絵本も同時に移動しました。人気の「ダーシェンカ」シリーズも2冊ございます。お早めににどうぞ。チェコ絵本の内容は近々詳細をアップいたしますが、内容をお知りになりたい方は、お気軽にお電話、メール下さい。

 

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3月に開店して7ヶ月。

本屋の片方の壁面をギャラリーにしたところ、おかげさまで写真、アクリル画、水彩画、硝子など色々な作品展をさせていただくことができました。

この前の「ペーパークイリング」等、初めて知ったジャンルもありましたし、レコード展示は本屋の空間だからこそ実現したものでした。

幸い交通の便がよいところで(地下鉄烏丸御池下車、徒歩約7分)、それに2週間という期間は少し余裕があり、午後8時まで開けているのでお仕事帰りに立ち寄っていただけるようです。

 

今回初めて陶器を並べてもらいました。木のカウンターがそれに似合うだろうか、本屋の店でなじむのだろうかなど心配しましたが、高山氏のおかげであたたかな雰囲気の作陶展になりました。いつも夏に展覧会をする事が多いらしいのですが、秋の個展用に、土鍋やむっくりした感じの酒器、茶碗も新しく作ってもらえて、そして壁には秋の草花がきれいに入りました。

これまでも、一つ一つの作品展が勉強でしたが、また新しい展示ができてよかったです。

お世話になった作家の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。これからもよろしくお願いいたします。(女房)

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先日、「京都カフェ案内」や「猫の本棚」などの著書でお馴染みのの木村衣有子さんがご来店されました。お店では、彼女のミニプレス、と言っても彼女一人で作っている本ですが、「のんべえ春秋」(木村半次郎商店)を販売しています。

いいなぁ〜、この本。同じお酒好きとして、どのページをめくっても楽しいですね。お酒がダメな方には書評エッセイ「酒飲む本」をお勧めです。書評ではこんな本が紹介されています。

大竹聡さんの「酒呑まれ」(ちくま文庫)

タイトルは「飲」ではなく「呑」と表記されていても本文では一貫して「飲」が使われている。あえて使い分けられている。「呑む」か、「飲む」か

という些細な事から、木村さんと著者の馴れ初め、当然酒場ですが、が語れていきます。2002年、大竹さんは「酒とつまみ」という小雑誌を発行されるまでが書かれています。どこまでいっても、酒の話というところが面白いですね。お酒の本以外の木村さんの本は「手紙手帖」を在庫してあります。これは、手紙の書き方に始まって、手紙必需品の紹介、そしてどんな手紙をだしているのかの実例紹介まであります。何かと、メールに頼りがちな昨今ですが、手紙の良さも見直していただきたい一冊です。

さて、本日よりギャラリーでは、高山正道作陶展「On the table 」が始まりました。素敵な作品が並んでいます。 ぐい飲みに最適なおちょこも数点あります。価格は2000円ちょっとからです。日本酒の美味しい季節になりました。今日のお酒もさらに楽しくなる事間違いなしです。

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