『微花(かすか)とは、図鑑です。名ざせない植物、との距りの。季刊誌です。その名を知るまでのひとときの季節の。目ざましいものではなくてかすかなものを、他をしのぐものではなくて他がこぼすものを、あらしめるもの、またあらしめようと目ざすこころみです。』

と書かれたミニプレス「微花」の写真展「名ざせない植物との距り」展が始まりました。

初めてこのミニプレスを持って来られた時、街角に咲く花々の写真と文章だけで構成された中身を見て、優しい、微かな感じをどう受け止められるのだろう、売れるかな〜と半信半疑だったのが、なんと、いつも完売で、自分のセンスの無さに気づかされた、と店長が反省しきり。

「微花」には、レアな花もなければ、美しさを競い合うようなゴージャスな花もありません。人知れず、ひっそりと咲く花々ばかりなのですが、改めてその美しさに目を止めて、その花の向こうに広がる、それぞれの季節の空気をみることができます。

 

そんな素敵な写真を是非、ギャラリーで多くの人に見てもらいたいということをお願いしたところ、著者のお二人に快諾していただき、今回の開催となりました。

展示方法が素敵です。花によって、作品の大きさは違っていて、上方を見ると空が広がり、例えばネムノキが揺れています。百日紅は、毎朝御所の散歩で見ていますが、切り取った画面だと、また違った花にみえたりします。落ちた木槿、一日花と言われるように毎日散ってしまう花ですが、それがまた瑞々しくもあわれで美しい。中でも私は、有刺鉄線の内側に咲くセイタカアワダチソウの風景がとても好きです。

柳、ハナミズキ、椿、どれも身近にある植物ですが、こうして二人の目線を通して見ると、初めて見る様な新鮮な驚きがあります。どうして今まで気づかずに通り過ぎてきたんだろう、と急ぎ足の時間をちょっと緩めて、深呼吸してみたり。

残暑厳しい京都の街中で、少し足下をみたり、空を仰いだりしてみませんか。(女房)

微花写真展「名ざせない植物との距り」 

8月27日〜9月4日(日)月曜定休 12:00〜20:00

 

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梅雨が明けていよいよ夏本番。こういう時期は色々なところで『ガラス展』が開催されます。今日から、レティシア書房でも、涼しげな軽やかなガラスたちが、並びました。

斎藤晃子さんは、倉敷芸術科学大学大学院を修了後、金沢卯辰山工房の研修生を経て、京都で活動中の作家で、電気炉で型を使う技法で制作しています。

彼女のふわりとした外見からは想像出来ない程、大きく力強いフォルムと、深い色合いのガラスのオブジェには、ワタクシ心がざわめきました。ガラスのヒダの重なり、見る角度によって変化する表情など、普段あまり大きなガラス作品に接する機会がない方にも、ぜひ近くでご覧いただきたいです。

 

一方で、小さなガラスのお皿や、ブローチ、箸置きなどの可愛いこと。巷には安価なアクセサリーがいっぱいあります。けれど、一つ一つ丁寧に作られた作品は、小さな中にも表情があり、大切にもっていたいと思わせる魅力に溢れています。色のガラスを型に並べて溶かした皿は、宝石みたいに美しく、手に取ると愛しくなってきます。

今回は、ガラスのモビールを、たくさん吊り下げていただきました。本屋のクーラーの風にかすかに揺れて、目にも涼しげです。風鈴もいいけど、透明感のあるモビールもなかなか夏向きですね。

本屋の個展に際して、つくってもらったブックマーカーなど、手仕事の良さを感じていただければ、と思います。(女房)

★「サイトウガラス展」は8月7日(日)まで。1日(月)は定休。最終日は18時まで。

 

レティシア書房夏の一箱古本市のお知らせ 

8月9日(火)〜8月20日(土)20数店が店内に出店します!


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高山さんの陶展は、レティシア書房では3度目。2012年秋、2014年春、に続き今年は真夏の新作展になりました。

目を引くのは、市松模様の作品です。個展の度に、必ず新しい試みをしてくれているのですが、市松模様に地の色が出るお茶碗やマグカップ、皿などは、カジュアルで普段使いができそうないい感じの食器です。壁には、いつものようにお手製の焼き板に花器をかけ、季節の野花を飾って頂いたので、蒸し暑い室内が清浄な空気に変わり、爽やかになりました。目に涼しげな工夫は、体感温度も下げるのですね。定番の青磁の花器も形を進化させて、相変わらずキリッとして滑らか。鮮やかなトルコブルーの、花器とぐい呑み、マグカップは新作ですが、夏の贈り物にいいかも。

本屋の中での陶器展っていうのが、実現出来るかどうか不安だった開店の年の秋、高山さんが引き受けてくれたおかげで、その後間口を広げることができたと感謝しています。

先月、お母さんが長い間化粧品店をしておられた家を改装して、甥っ子さんが「wakabaya」というお店を始められました。ここでは高山さんの作品が飾ってあり、いつでも手に入ります。

 

しかしまずは先日、窯から出したばかりの新作を手に取ってください。ちょうど17日は祇園祭の鉾巡行。今年は日曜日に当たり、例年以上の人出ではないかとはおもいますが、店のすぐ近く御池通りで鉾が見られますよ。なお、24日は後祭りです。京都の暑い暑い夏本番。水分補給をしっかりとってお回り下さい(女房)

高山正道 陶展は7月24日(日)まで。18日(月)は定休日。

        12時〜20時   最終日は18時まで。

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小さな額絵がずらーっとギャラリーの壁に並びました。宝石のようにキラキラして、なんとも可愛い作品展。

白崎和雄さんは、もともと油絵を描かれていたのですが、2年程まえから小さなガラス絵の世界に魅了されたということです。なんでも息子さんの奥様がネイルアートが得意で、それを見ているうちに、ガラスに絵を描こうと思いつかれたとか。ネイルカラーは、速乾性があるので、その時の勢いで描けるのがとても面白く、上手くいったときの爽快感は格別。対象と向き合って、サッと描く。バラの花も、アスパラガスも、みずみずしい感じがそのまま絵になり、潔くて逡巡がありません。コツコツ時間をかけ、深く掘り下げるものではなく、どちらかというと、白い紙に一気に筆を走らせる書のような感覚かもしれない、と思いました。

「タンポポの綿毛」(写真下)は可愛くて、このまま部屋に飾っておきたいと思ってしまいました。ホント、愛らしい!スピードが勝負といっても繊細でやさしげ。これらのガラス絵は、裏側から描いていき出来上がると裏返すので、一番前になるものから先に描くと解説していただきました。速く、瑞々しく表現する技を2年で習得されたのはすごいことです。

店長が「懐かしい!これ好きやな・・・」と、呟いたのが、「ビー玉」(写真右)でした。つるんとした艶は、ネイルカラーの特性とよく合っています。それと、白崎さんの絵が入っている額が、とても素敵です。小さないい額があると買っておいて、絵を合わせるのが面白いのにちがいありません。そういう楽しみが、小さな作品にいっぱいつまっています。

ここ2年間で描かれた50点ほど、一堂に並べていただきました。お宅の庭の花、野菜や置物など、身の回りにある好きなものを、すぐに描くことが楽しくてたまらないって感じが伝わってきます。(女房)

白崎和雄「ネイルカラーで描くガラス絵展」は6月26日まで。作品はすべて販売しております。

 

 

イタリアをベースに、ヨーロッパで活動されている工藤あゆみさんの本「はかれないものをはかる」の原画展が本日より始まりました。本は以前から当書房でお取り扱いしていましたが、念願かなって素敵な原画を見ることができました。

さて、「はかれないもの」を「はかる」って、どういう事でしょう。工藤さんは、こう書かれています。

「数字ではあらわされないけれども確かに感じられる感情の温度、大切な人との距離、願いや希望の重み。はかろうとすることは、そこにある本質に少しだけですが近づこうとすることなのかなと感じます。」

例えば「弱い者の声を聴きとる耳の長さを測る」「言うのと言わないのの大きな差をはかる」の言葉とともに描かれた絵は、控え目でやさしく、ちょっと哀しくておかしい

工藤さんは、日本語で考えてからイタリア語に翻訳するのだそうです。そうすることで、言いたかったことの本質が見えて来る。そこからもう一度日本語に意訳する作業を通して、言葉を紡いでいくのです。

一方、絵の方は、どこかフワフワしていて、定かではなく、地球の重力からさえも自由になったかのような感じの、独特のキャラが、四角い画面をけっこう一所懸命生きています。

原画以外にも、カワイイ作品が並びました。縦長の作品で「棚上げする」というのがあります。脚立に乗って、傾斜した棚に、放射性物質のマークの入った缶を上げようとする姿が描かれています。オイオイ、こんな傾斜した棚にそんな危険なものを置いて、大丈夫?・・・そんなものまで棚上げするなよ、という鋭さも彼女の中にしっかりあるのです。

ユーモラスな彼女のキャラは、部屋の片隅で、無意味に逆立ちしていたり、「自分のため息は自分で片付ける」なんて言いながら、ホウキでさっさと掃いていたりとか、「いつでもどこでも、休憩しょうず」と開いた本の上でべた〜っと寝転んでいたりとか、微笑ましい姿ながら、自立しています。

白い静かな空間に漂う、このキャラと一緒に一時遊んでみるのも、ゴチャゴチャになった頭の中が、するする〜っと真っ白になってリラックスできそうですよ。

今回の個展には、作品と共に、出来立ての本「今日は自習にします」(1296円)も販売しています。

表紙の人物は、黒板に書かれたこんな、数学のような、国語のような問題を解こうとしています。

(君がげんき)+(   )=私は幸せ

答えは・・・・?

原画の下に彼女自身のだした答えがありました。

「何も足さなくていいや」

工藤あゆみ「はかれないものをはかる」展は5月22日まで(最終日18時まで)

★ライブ決定 世田谷ピンポンズ「COMEBACK FOLK」

   5月25日(水)19時30分  1500円(予約受付中)

 

春は、何かと変化をする季節・・・。DARUMAさんの絵『My little turn』とは、そんな風に、少しずつ変わっていく感じを表しているのだそうです。色合いでいえば青からピンクへ、作家の気持ちの変化のままに描かれた女性は春を楽しんでいるようです。

青いドレスを着た女性が、こちらを見ながら佇んでいる絵は、澄み切った孤独感が漂います。何を見ているのだろう、何を求めているのだろう、ちょっと聞いてみたい気がします。そのほか青色がポイントに使われている絵が何気に寂しさを感じさせるのに対して、後の絵はピンクを巧みに使い分けた作品が並んでいます。こちらは桜をイメージするようなフンワリした感じが、希望を感じさせてくれます。思い思いに細長い板やキャンバスに描かれた女性は、作家の夢にでもでてくるのでしょうか。個展は4月10日までです。

さて、やっと冬が去り春めいてきたこの頃、ちょいと野外に出たくなります。でも、忙しくて時間がない方のためにお薦め本を2冊。

一冊目は渡邊耕一著「Moving Plants」(青幻舎新刊4104円)。これ、シーボルトが長崎滞在時代にヨーロッパに持ち帰ったタテ科の植物イタドリ。これが、恐ろしい繁殖力で世界中に蔓延、もう生態系を破壊し、建物にも侵入するという悪玉植物になりました。が、こんな植物に魅せられた著者が全世界を巡って撮影した写真集です。人間の情熱って面白いものですね。

もう一冊は「きのこ絵」(PIE新刊2376円)こちらは18世紀〜20世紀に描かれた「きのこ絵」二〇〇数十点を収録した図録です。ヨーロッパのボタニカルアート、日本の最近図鑑、ファーブルに南方熊楠に至るまでよく集めました。オマケに「日本の菌類図譜」付きです。しかし、キノコって奇妙なスタイルですね。

臨時休業のお知らせ 

勝手ながら、3月31日(木)休ませていただきます。

 

ギャラリーは本日より、京都市立芸大生の川崎由佳さん、山田真実さんの「とうかんかく で むがいなもの」(24日まで)が始まりました。

「共通した、等間隔で無害なもの、というキーワードに興味を覚え、自分とその言葉の間に引っかかりを感じ、等間隔で無害なもの、とは何かを探りたいと思いました。

展示は、非情に暖味で繊細なこの言葉をめぐる言説とそれに対する反応としての作品の二つの要素で成り立ちます。暫し、この『とうかんかく で むがいなもの』に思いを巡らせていただければ幸いです」

「等間隔」と「無害なもの」という全く無関係な位置にある言葉を結びつけて、それを作品として表現しようと試みです。

白い石膏で出来た小さな石ようなのものが、ギャラリーに「等間隔」でズラリと並んでいます。照明に照らされて浮かび上がったこの物体は、同じ間隔に並びながらも、微妙な違和感を醸し出しています。その上方に、9㎝四方の紙に描かれた、日常のある瞬間を切り取ったような作品が並んでいます。ポラロイド写真で撮る代わりに、色鉛筆で書きとめた風景。

手あかがついていない、生まれたてのものたち、しかし、それ故、自分が生きている以外の世界を、微笑みながら拒否するようにも感じました。「等間隔」と「無害」が同じ強さで淡々と並んでいるのが面白いです。

ギャラリーでは、二人の個展と同時開催で、銀閣寺の古書店「善行堂」のワンコイン古本市も開催中です。え?これホンマに500円?、という掘り出しものもあれば、普段は読まないけど500円なら買っておこうというのもあり、面白そうな本で溢れかえっています。

明日からのブログで、オススメをご紹介しますが、これは安い!というのを一冊。三島由紀夫の「サド候爵夫人」(新潮社)。昭和44年発行の初版で、函付き。帯が不完全な状態で付いているのが残念ですが、1500円前後で売っているはずのものです。

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「ぼくらは知床(ココ)に暮らしている。あかしのぶこ 動物たちの肖像画展」(17日まで)には、関西出身のあかしさんの京都での初個展ということで、連日お知り合いの方々が、見に来て下さっています。

京都在住Yさんは、1年半前に南から北まで日本縦断旅をして、網走で出会った「はぜや珈琲」さんの所から、あかしさんのDMを送ってもらったのだそうです。親切にしてもらった北海道の人達との思い出、旅はとても楽しくて、そこで仲良くなったお店からの紹介なんて、それこそご縁ですね〜、と色々お話してしまいました。京都だから行ってみてあげて、ということだったのでしょうが、15日、在廊していたあかしさんと初めて会われて、北海道のことや制作についての話で盛り上がっていました。北海道はぜや珈琲さんのコーヒーはどうも絶品らしい。ぜひお訪ねしたいです。

そしてもうお一人は、今回の個展に一緒に出店してくれた「メーメーベーカリー」さんのパンを買いに来られたNさん。メーメーさんのパンは初日に完売してしまい、もう一度送ってもらったのですが、13日に着くや否や予約でまた完売してしましました。Nさんからは「なんでもいいから取っておいてください!!」と前日にお電話頂きました。「お知り合いですか?」と聞いたら、なんと昨年、旅先の斜里町のメーメーさんまでパンを買いに行ったのに売切で涙をのんだというのです。そうしたら、メーメーさんのTwitterで、今回京都で買えるのがわかり来ました、ということ。やっと会えた!!って感じで、なんかこちらまで嬉しくなりました。

昨日の夜、店内であかしのぶこさんのトークショーを開催しました。京都で生まれ、育った彼女が何故、知床に魅了されたのかというお話から始まって、絵本を書き出した時のこと、知床で知り合った自然財団にお勤めのご主人との生活、絵本への思いなどを参加された十数名の方に向かって、i-padを左手に、絵本を右手に1時間程お話いただきました。

中でも知床の流氷にまつわるお話は、興味深いものでした。シャチの一団が流氷に囲まれて身動きが取れなくなって、死んでいった後、解剖のため陸上げした写真で、その大きさに圧倒されました。海の王者の貫禄です。或は、流氷の上にいたオットセイが、どういう訳か、海に向かわず、山の方へ向かって動きだし、そのままでは死んでしまうので捕獲して、海に戻した話とか、北の大地で繰り広げられる自然の営みの不思議さに引込まれた楽しい時間でした。

この地方では、昔、アザラシが山を越えていったという伝説があるそうです。何を思って1700メートルの険しい山を越えたのでしょうか?ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」に、その頂き近くで、力尽きて死んだ豹の亡骸があるというストーリーだ登場します。豹が何を求めて頂上を目指したのか、誰も知りません。同じように、知床山系の険しい山の頂上に、アザラシの亡骸があったという空想の世界を楽しんでみたいものです。

北海道知床、って京都から随分遠いと思うのですが、つながっているな、と感じます。あかしさんの個展のきっかけは「シリエトクノート」というミニプレスだということは、前にも書きましたが、面白い出会いをたくさん頂き改めて感謝です。

そして、今度はあかしさんの紹介で、版画家、冨田美穂さんから、レティシアで個展をしていただけそうなメールが届きました。彼女は等身大の牛を木版で制作されていて、「シリエトクノート」に載っていた時、一度見てみたい!と思っていました。大きな牛が果たして本屋の壁を飾ってくれるのかどうか、定かではありませんが、念ずれば通ず。というわけで、まだまだ、北国とのお付き合いは広がりそうです。(店長&女房)

 

明けましておめでとうございます。今年も又、面白そうな本を探してまいりますのでよろしくお願いします。さて、2016年のギャラリーは「あかしのぶこ動物たちの肖像画展 ぼくらは知床に暮らしている。」で幕開けしました。

あかしさんの絵に初めて出会ったのは、知床発のミニプレス「シリエトクノート7号」の表紙でした。じっとこちらを見つめているクマの顔がユーモラスで温かく、魅かれました。(今から思うと、どこかご本人に似てるような気が。)北の大地に生きるクマや鹿、キタキツネ等を描いた作品を多くの方に知ってもらいたいと思い、個展をお願いしました。知床の自然の中で生きる動物達をみつめながら描く絵は、その地に対する愛があふれています。

冬眠に入るクマの親子を見つめた「冬眠穴の親子」に注がれる深い優しさに満ちた視線。鹿とアイヌの子供たち、キタキツネ、そしてクマの親子が一つの画面の中に納まり、自然の恵みを収穫している様を描いた「森のシカのものがたり」。深い森の中、ふわっと飛翔するももんがを描いた「ねむたいねむたいももんがたち」等の作品が並びました。(原画はすべて非売品)そして、木製の額はあかしさんの手づくりです。

今回、彼女が描いた絵本をできるかぎり持って来て頂きました。(一部を覗いて販売しております)「しれとこのきょうだいヒグマ ヌプとカナ」は、クマと人間の悲しい現状を描いていて、彼らの生活圏に入ってしまった我々人間の身勝手さに心傷む作品です(知床財団発行1500円)。また、原画も展示中の「森とシカのものがたり」はシカの住む森を描きながら、やはりそこに踏み込んでしまった我々との共生を、未来にどうつなげてゆくのかが書かれています。(野生動物教育研究室WEL1200円)

あかしさんと出会うきっかけになったクマが表紙の「シリエトクノート」は、残念ながら絶版ですが、ポストカードはあります。なお、「シリエトクノート」8号、9号、10号は販売しております。是非この機会に手に取って観て下さい。

あかしさんは1月14日(水)、15日(木)は、在廊される予定ですので遊びに来てください。また、15日(木)の夜19時30分から店内にて、知床の動物達についてのトークショーを行います。お時間のある方はお越しくださいませ(要予約)

今回は、作品の他に、斜里町のパン屋さんメーメーベーカリーさんから、パンと焼き菓子を販売していただいております。(届いたばかりですが、開店直後から売れています!!!お早めに)(女房)

あかしのぶこ 動物たちの肖像画展 「ぼくらは知床に暮らしている。」

1月17日(日)まで  月曜日定休

 

 

 

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今年も一年間、大変お世話になりました。毎日更新してきた「店長日誌」の感想を頂くことも多くなり、また一年頑張ることができました。

そして、ギャラリーには素敵な作家の方々に作品を飾って頂きました。

◉むらかみひろこ新作絵本と雑貨デザイン展 (読み聞かせも)◉かくたみほ個展(写真)◉torio食堂だいどこしごと展 ◉茶路めん羊牧場展 ◉棚からうさもち展「うさぎがたり」 ◉古河郁「風景のある図鑑」展 ◉古書善行堂ワンコイン古書市 ◉江川智洋小作品展「絵きごう」 ◉ハセガワアキコ版画展「バベルの書室」 ◉もじゃハウスプロダクツ製作ノート展「おいでよ!もじゃハウス」 ◉木村ぼう写真展「モノローグ 静かなモノの物語」 ◉たがわゆきお展「旅する。」 ◉上仲竜太「小さな絵本」展 ◉土本照代藍染め作品展「あいぞめのゆめ」 ◉ARK写真展「犬生、猫生、人生。」 ◉レティシア書房「夏の一箱古本市4」 ◉朝野ペコ・楠木雪野「荒野の二人展」 ◉momoko個展 絵本「はなとうめのしあわせカフェ」◉中西敦浩作品展 ◉たかせちなつ「まいにちいろいろ展」 ◉梶間千草「はなとメルヘン」展 ◉安藤誠写真展 (安藤誠トークショーも)◉kotohanaペーパークイリング作品展「空即是色」 ◉豊原エス・足田メロウ 「日々のかけら」展◉6人の銅版画展「レティシア書房で贈り物」展

また、世田谷ピンポンズさんには、秋の夜、素敵なライブをしていただきました。そして、恒例となりましたネイチャーガイドの安藤誠さんトークショー「安藤塾」は来年もやります。お楽しみに!

ブログでは多くの本、音楽、映画を紹介させていただきましたが、特に印象深かったのは、

◉本  鹿子裕文「へろへろ」これほど笑わせて、前向きにさせてくれる本も久々です。石川梵「時の海、人の大地」辺境で生きる人びとを捉えて、どんな場所でも人は生きることを教えてくれる。松家仁之「沈むフランシス」小説ってこんなに面白い!!

◉音楽 キース・リチャード「クロスアイド・ハート」老いてこそのロックンロール!と喝が入りました。ピチカートワン「わたしの二十世紀」私小説を音楽で表現した傑作。シュガーベイブ「ソングス」発売49周年を記念した特別編集版。今聴いても色褪せない音楽。

◉映画 洋画:「皆殺しのバラッド」えぐり出されるメキシコの犯罪地獄を見つめたドキュメント。「アメリカンスナイパー」主人公を英雄視しないラストの沈黙にイーストウッドの矜持を見ました。「さよなら人類」わけのわからん映画なんですが、なんか人生って切ないよねよホロリとさせる不思議に魅力的な映画でした。   

◉邦画「恋人たち」ほとんど絶望に人生に果に見つけた僅かの希望。ラストの青空に号泣しました。「海街diary」女性達の人生模様を軽やかに描いていました

レティシア書房もおかげさまで来年3月で満4年となります。ということは、開店直後に我が家にやってきた猫のBB(べべ)も、もうすぐ4歳。大食いのせいか、はかなげな子ねこだった時の面影はどこへやら、この面構えです。ヒタヒタと押し寄せる不穏な政治の動向が気になりますが、どうか皆様よいお年をお迎えくださいませ。2016年は、1月5日から営業いたします。ギャラリーは、あかしのぶこ動物たちの肖像画展「ぼくらは知床(ここ)に暮らしている。」で幕開けです。どうぞよろしくお願いします。(店長&女房)

 

 

 

「ぼくらは知床(ここ)に暮らしている。」あかしのぶこ動物たちの肖像画展は1月5日(火)〜17日(日)

 1月15日(金)19時半より あかしさんによる知床の動物たちのお話会があります。

予約は1月5日から受け付けいたします。お電話またはメールでお申し込み下さい。

 

 

 

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