京都在住の漫画家、スケラッコさんの新作「みゃーこ湯のトタンくん」(ミシマ社/新刊1650円)が発売されました。(初回は著者サイン入り)

スケラッコさんの漫画との出会いは「大きな犬」でした。町のど真ん中にいる、どこから来たのかもわからない大きな野良犬。その大きさは、一軒家と同じぐらいなのですが、この町の住人は誰も気にしていません。町の風景としてそこに在るという世界でした。

その次が、お盆をテーマにした「盆の国」でした。おそらくお盆をテーマにした作品なんて、漫画も文芸作品にもなかったと思うのですが、その不思議な世界に驚かされました。

そして、今回は猫ばかりが出入りするみゃーこ湯のオーナートタン君を主人公に据えた作品です。実は、みゃーこ湯にはモデルになる銭湯があります。滋賀県の膳所の都湯さん。(先行販売をこの銭湯でした時は、多くの方が購入されたみたいです)

漫画ではみゃーこ湯のある猫の町に、人間の青年が紛れ込みます。え?なんでこんな町にいるの??なんで猫のおふろ屋さんがあるの??と思いながらも、まぁいいか、とこの銭湯の二階に間借りしてお手伝いを始めます。

ここでは、入浴前に猫たちはブラッシングして毛を落としてから入浴するのが作法なんです。スケラッコさん独特のほんわかした気分に浸れる物語です。猫のキャラも個性豊かで楽しい。圧巻は、大晦日オールナイト営業の銭湯のシーン。よくもまぁ、こんな多くの猫を描いたものです。猫好き、銭湯好きは必読の一冊です。

 

●レティシア書房からのお知らせ  12月27日(月)は、平常営業いたします。

                 12/28(火)〜1/4(火)休業いたします。

●私が担当の逸脱・暴走!の読書案内番組「フライデーブックナイト」(ZOOM有料)の3回目が、12月17日に決まりました。次回は「年の瀬の一冊」をテーマにワイワイガヤガヤやります。お問い合わせはCCオンラインアカデミーまでどうぞ。(どんな様子でやっているのか一部がyoutubeで見ることができます「フライデーブックナイト ー本屋の店長とブックトーク」で検索してください)