瀬戸内海の島々を中心に、暮らしと仕事を見つめる雑誌「せとうち暮らし」最新号(990円)が入荷しました。特集は「パンを焼き、生きる人たち」。パンの消費量日本一の京都人なら、この特集は見逃せません。

先ずは、豊島美術館のある豊島で、美術家、安岐理加さんがされている「てしまのまど」です。彼女が焼くパンと自家焙煎のコーヒー、島の食材を使ったランチなど、フツーのカフェのようですが、彼女は、2014年から「てしまのパン祭り」をスタートさせます。島のいろいろな場所でパンが買えたり、食べられたり、ワークショップがあるなんて、パン好きの人ならちょっと行ってみたくなりませんか。

このお店の本棚の写真が掲載されていましたが、中々渋い本が並んでいて、コーヒータイムを過ごす為に豊島に行ってみたい気になります。

この島にはかつて、キリスト教の信仰と立体農業(循環型農業)を学ぶ学校が存在しました。その学校自体はもう営まれていませんが、創設者の家族達が、今でもパン作りをしていて、その様子が写真に収められています。その食パンが、これ以上美味しいものはない程に上手そうなのです。そして、パンを作っているおばあちゃんの幸せそうな笑顔の素敵なこと!

特集は島同士の交流から、新しいパンが出来るまでを追いかけた「せとうち島パンラボ」へと続いていきます。愛媛県の大三島と広島県の宮島のコラボの、スタートから完成までを追いかけていきます。「宮島×大三島 まるごと柑橘シュトレーンセット」なんてどんな味なのかな〜と、あれこれ思ったり。

その他、高松、小豆島を往復する小豆島フェリーの売店では、懐かしいパッケージのパンが売られているという、小ネタまで満載のパン特集で飽きることの無い一冊です。表紙の素敵なイラスト(これだけでも部屋に飾っておきたい!)は、人気の漫画家nakabanさんです。

ところで、来年1月5日(火)より当店ギャラリーで開催する「ぼくらは知床に暮らしている」という絵本作家あかしのぶこさんの個展に、ご当地知床のパン屋さん、カフェも参加されるということです。さて、何を販売されるのか今から楽しみです。

 

 

ミニプレス「ぱんとたまねぎ」から、新作「宮崎パン日和」(700円)が到着しました。

宮崎県のパン屋さんのことを本にしようと、「はなうた活版堂」の脇川さん、「キママブックス」のクドウさん、そして「ぱんとたまねぎ」さんが、小さな本を作りました。

青島方面、都城方面、宮崎市内、そして郊外と各地に分かれて取材されています。おいおい、こんな緑の奥地にハンバーガーショップがあるの?という場所にある「パンカフェアオ」などは是非訪れてみたいお店です。

ところで、都城には「ラグビーパン」というご当地パンがあります。大正6年、この地で開業されたパン屋さんの初代が、改良に改良を重ねて作り上げたパンだそうです。写真も載っていますが、カリッとした歯ごたえのありそうなうまそうなパンです。

そう簡単に、宮崎にパンを食べに!なんて行けませんが、手づくりパンの本って、なんとも気分が和んでくるのがいいですね。新しいお店もありますが、古くから営まれている地味なお店もあり、すてきなパン屋さんがいっぱい。編集に参加されているキママブックスさんは、宮崎で古本市を企画されている古書&珈琲のお店です。こちらもいつかお邪魔してみたいです。

最後のページに宮崎空港の写真が掲載されています。宮崎〜福岡間はプロペラ機が就航しているとか。こんな美しい青空の飛行場の上をプロペラ機で旋回してみたくなります。

さて、もう一冊、こちらは京都太秦発ですが、「おかもちろう」の第4号(540円)が入ってきました。特集は「ガケ書房移転・改名」です。ガケ店主、山下さんへのインタビューやら、ファンの気持ち等々、愛すべき書店「ガケ書房」の魅力を詰め込んだ企画です。中でも、「写真特集がけ書房最後の日、ガケ崩し」はガケ書房の解体の日々を写真で追っかけたものですが、これは保存版ですね。

そう言えば、ガケ書房の新しいスタートになる「ホホホ座」って、もうオープンしてるはず。こちらはすぐにでも行けそうです。

 

 

「スキップしながら横須賀を眺める」ミニプレス「横須賀スキップ」の取り扱いを始めました。1号の特集は「横須賀のパンは日本一、宣言」。京都のパンは日本一と固く信じている私に喧嘩を売るような企画です。関東武士の開いた土地なんぞに、美味しいパン屋なんか、と支離滅裂な気合いでこの喧嘩買いました。

しかし、「ホームベーカリー浜田屋」の写真一発で負けました。オシャレも、上品さも一顧だにせず、我が道をゆくこのパン屋さん。なかなかです。営業時間が午前11時から深夜0時という、夜型パン屋。「パン屋なのに、朝に弱くて、仕方ないから夜を長く開けているんだけど」とはオーナーの言葉。マイペースなお店です。店内に溢れ出る手書きポップ。「イチゴケーキ¥160円 30円引¥130」なんてポップがどーんと貼ってありまして、なんとお客様に店主の集めたDVDを貸すというユニークな企画もやっておられます。んで、創業は昭和24年とか。

その後も出るわ、出るわ、昭和4年やら、大正13年創業やらのパン屋さんが。この大正創業の「カフェ・ド・クルー」の「海軍カレーパン」食べてみたいです!!

「横須賀スキップ」第二号の特集は「あまからおやつ劇場」。100円三笠焼きの「丸半商店」。二種類の三笠焼きを食べた後は、創業明治43年のお肉やさん「松坂屋」に行って、ここのコロッケにしましょうか。「寺内貫太郎一家」のオヤジみたいにちゃぶ台引っくり返しそうな頑固社長の職人気質顔も見てみたいですね。

二冊読んでみて、どうやらこのミニプレス、地理的には東京近くに位置しながら、おっしゃれな店を追いかけず、地道に地元で商売を続ける店や、人を取材することで横須賀を眺めるのがコンセプトみたいです。ホッホッホとその味を楽しみながら、「スキップ」しながらそぞろ歩きすれば、もっと面白そうなお店発見できそうな気にさせてくれます。

1号は500円 2号は525円です。

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ギャラリーでは「一箱古本市」を開催中。

出店して頂いた個性的な18店舗のそれぞれの箱の中身は、毎日眺めていても飽きません。

 

そして一箱古本市と一緒にパン屋さんの写真展をやっています。

このブログでも度々登場の「はちはち」という西陣にあるパン屋さんです。

 

町の中の小さな森の中で、天然酵母のライ麦パンを焼いている手仕事の様子や、回りの風景、焼き上がった美味しそうなパンを、お店で働く田中さんが写真に収めました。

それに短い文をつけて、パンへの愛情たっぷりの優しい展覧会になりましたのでぜひご覧くださいませ。

んで、「わ、美味しそう!」となれば、お買い求め頂ければなお嬉しい!というなかなかに厚かましい企画です。

 

写真に添えられた素敵な文章から一つご紹介します。

 

『子どもの頃から、手仕事をみるのが好きだった。

畳を縫う職人の針さばき。

絹ごしを手の平で器用に切る豆腐屋。

理髪師のハサミを持つ手は絶えず動いているし、

料理人の仕事をこなす繊細な手はうっとり

ほかにも、手際よく縫い物をする優しい手。

土と格闘する陶芸家のごつごつした手・・・

どの手も、明快な動きで無駄がなく、見ていて飽きる事がない。

今、幸せなことに、パン職人の手を毎日のようにみている。』

 

会期中、はちはちのパンは火曜日と金曜日(24日、28日、31日)3時頃には届きます。

1袋500円です。(女房)

 

 

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30年近く前、知り合った吹きガラスの作家さんが

「毎日の暮らしの中で麦茶かなんか飲む時、ちょっと贅沢かもしれないけれど自分の気に入ったコップで、っていうようなそんな器を作っていきたい。」

と言いました。

 

今もそうかもしれませんが、昔は結婚式の引き出物や、香典返しにガラスや陶器の食器類が多かったので、どこの家庭にも、箱入りの器などがたくさん眠っていたのではないかと思います。

 

当時私は親と暮らしていたし、家にはもらいもののガラスのコップがあったし、自分用のものを買うなんていう発想はありませんでした。

すっごく贅沢な感じがして、あこがれました。

 

働いて得たお金の中から、自分用の器を買い求める様になったのは30歳を過ぎてから。

7月3日、翁再生硝子工房の二人が、ギャラリーで優しい色のガラスの器をひとつずつ並べているのを見ていて、個展会場ではじめて自分用に買った器を思い出しました。飾ってある時より、水を入れた時に生き生きとした表情に変わる透明の小さなコップ。

 

懐かしい雰囲気の、素朴なガラスコップたちが涼しそうに並んでいる翁再生硝子工房の「氷コップ展」。

若い作家の器をぜひ手に取ってみてください。

 

尚、今回の「氷コップ展」の期間内、7月15日から17日まで「はちはち」のパンの販売をします。

「はちはち」は前にも紹介しましたが、とっても説明しにくい場所に店を構えています。

ところが、不思議な事に、レティシア書房に本を買いに来て下さる女性が何人も店内の案内を見て

「あ、はちはちのパンですね。私好きです。」とおっしゃいます。

なんか共通の匂いがあるのかな?

それともやっぱり「はちはち」が有名なのか?(女房)

 

 

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京都西陣に「はちはち」というパン屋さんがあります。街中というのにまるで森に迷い込んだようなところなのです。

森の中のパン屋さんって、なんかいい酵母菌がいっぱい生きていそうですっごく美味しいパンができそうですよね。

道順は、説明するのがとっても難しいので、ホームページを見て確かめてください。連れ合いなどは何度通っても、迷い、いまだに一人では行きつくことができません。

重くて、味わい深いライ麦パンを作っています。

時々食べたいな〜と思った頃に、

「そちらに行くついでがあるけど要る?」などと嬉しい連絡が入りゲットすることもしばしば。

先日も、レティシア書房で写真展をして頂いている家住利男氏の教え子さんが「はちはち」でランチしてからこちらへ回るというので、パンの配達をお願いしました。薄くスライスしたパンを、オーブントースターで少し温めて食べるのですが、馥郁とした香りに、ホント幸せな気分になります。

写真は12月限定の「はちはち」のシュトレーン。あ、今は行ってもありませんよ。クリスマス限定ですから。たいていは写真を撮るのを忘れて、食べてしまうのですが、奇跡的にこのときは記録を残せました。

メチャクチャオイシイです。しかし何度も言いますが、12月のみ。スミマセン。

 

 

わかりにくい場所にも関わらず、レティシア書房の回りにはここのパンのファンが多いです。「はちはち通信(はちはちが出しているウェブマガジン)」の先月号で、レティシア書房が開店したことを掲載してくれたので、それを見てお客様が来てくださった事もありますし、こちらからご紹介した方は必ずっていうほどリピーターになられます。

 

そういえば、お世話になった建都住宅の担当フジイさんも知らない間に「はちはち」へ出入りしている一人。フジイさんとは色々なところで好みが似ているのですが、やっぱりどこかで通じていたようです。

家に関してはエピソードがあまりに多すぎて、なかなか書けないでいるのですが、少しずつ綴っていけたらと思っているところです。

まず、私とフジイさんの出会いから・・・っていうと、ああ、ますます話が進まないかな〜。(女房)

 

 

 

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