本日より李侖京(リ・ユンギョン)さんの「赤い家」と題したファイバーワークの展覧会が始まりました。

茜で染めた美しい赤い布の小さな家が、本屋の壁や天井から吊り下げられて漂っています。掌に載せると優しく軽い布の赤い家は、軽いけれども存在感があり、同じ赤い布を巻きつけて自在な形を作る針金と一緒に、戸口から入る春の風に揺れています。

「家」には小さな四角い窓が開けられています。窓があることで、そこはかとなく風を感じるのです。布だからこその揺れ。浮遊感。布が布であることが憶することなく表に出ているインスタレーションだと思います。

夕闇に浮かぶ家々に灯る光の数だけそれぞれの生活があるように、「家」は李さんのテーマである「命」に通じるということです。特徴である赤い色も、生命力を感じさせます。

李侖京さんは韓国生まれ。岡山県立大学工芸工業デザイン研究科修士終了、倉敷芸術科学大学芸術研究科博士修了。岡山新進美術家育成「I氏賞」大賞受賞ほか、多くの工芸展に入選されています。今回は、自分で育てた桜のドライフラワーを作品にしたもの、韓国の麻布で作った布の箱など自然素材の作品も展示しています。なお、作品は全て販売しています。

春爛漫、気持ちの良い風を感じる李さんのファイバーワークに会いにぜひお越しくださいませ。(女房)

✳️李侖京個展「赤い家」は3月31日(水)〜4月11日(日)13:00〜19:00 月火定休

 

 

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