3年ぶりの『棚からうさもち展』で、本屋に春がやってきました。

棚からうさもちさんは、フェルトでウサギを作る作家さん。レティシア書房では、2015年3月に初めて個展をしていただき、今回の「ハーメルンの小さなうさぎ達」で5回目になります。

ふと立ち上がって顔を向けたグレーのウサギ(写真上)は、こちらに向かって語りかけているよう。その動きがリアルで驚きました。聞けば、ワイヤーの使い方を少しずつ変えて、さらに時間をかけて作っていらっしゃるのだとか。そういえばどのウサギ達も、じっとポーズをとっているというよりは、動きながら一瞬立ち止まった、という生き生きした感じが出ています。大好きなものがあること、そして作り続けることは素晴らしい!進化を遂げているウサギさんをぜひご覧ください。

フェルトの優しい手触りは、ウサギのモフモフ感と相性が抜群です。フェルトを作る時のスポンジに羊毛を刺す「サクサク」という音がウサギが草を食む音に似ていて、作りながら幸せに浸れるのだそうで、作家のウサギさんへの愛情は尽きることがありません。

初日からファンの方々がご来店、それぞれのウサギ愛にあふれたウサギ談義が店内で楽しそうに響きます。これも個展の楽しみです。毎年人気の「卵うさぎ」は完売しました。ポストカードも11種類並んでいます。春のグリーティングカードにいかがでしょうか。(女房)

 

✴️『棚からうさもち展 ハーメルンの小さなうさぎ達』は3月16日(水)〜27日(日)

13:00〜19:00 最終日は17:00まで    月火定休(  3/21 ,22は休み)

 

 

北海道江別市在住のフェルト作家で、simple風主宰の澤口弘子さん「いつもひつじと」展は今回で5回目。なんとレティシア書房開店の2012年から一年おきに、ステキな作品を北国から京都へ届けて頂いています。

毎回思うのは、澤口さんのフェルト作品のゴージャスな美しさ。軽いストールを纏うと、贅沢な暖かさに包まれて優雅な時を過ごせる気がします。大きなサイズのものは、オーガンジーとフェルトの独特の組み合わせの軽いものが数点。首に巻けるマフラーサイズも揃っています。おなじみのベレー帽・リストウォーマーなどに加えて、トラベラーズブランケットが初お目見え。これは約130㎝✖️160㎝のブランケットをくるくる巻いてボタンで留め、手軽に持ち運びできるようになっています。何せウール100%、暖かくて軽い。しかもチェック柄がとっても可愛い。野外でも、もちろん室内に置いてもグッド。(27500円)羊毛フェルトは、肌に一番近いシェルターとも言われています。ぜひ手にとってみてください。

今回は、共に精力的に個展をしている吉田久美子さんのセーター・ベストも初めて並びました。澤口さんと同様、吉田さんも自分で紡いだ羊毛を染めて編まれた、深い色合いのステキな作品、力作ぞろいです。これからの寒い季節の強力な味方になりそう!

そして、毎回人気の手紡ぎのオリジナル毛糸もたくさん届いています。どれも一点ものです。作ったものがステキに輝くこと請け合いです。秋が深まってきました。羊の暖かさに触れてください。(女房)

⭐︎「風展2021・いつもひつじと」は11月17日(水)〜28日(日)22日・23日は休み 13:00〜19:00(最終日は18:00まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本画家さわらぎさわさんの個展「絵から飛び出た楽しい仲間たち」が始まりました。レティシア書房では、2018年の秋以来2回目の個展になります。

さわらぎさんの絵は、可愛らしい動物や少女がテーマですが、日本画のせいでしょうか、独特の深い奥行きがあります。「ナルニア物語」にインスパイアされて描いた絵には、ライオンの思慮深い眼差しがこちらに向けられていて、壮大な物語に思いを馳せました。

「絵から飛び出た仲間たち」というタイトル通り、描かれた絵からそれぞれ可愛いキャラクターが、フェルトの人形になり絵とともに並んでいます。フェルトを手掛けるようになってからそれほど年月が経っていないはずですが、絵から飛び出してきたシマウマや牛やウサギや少女など、みんな楽しそうに踊ったり歌ったりしています。作家が心から楽しんで作っておられるのが伝わってきて、表現方法が変わってもセンスの良さが光ります。

今回、描かれた絵や立体をもとに小さな絵本に仕立てて500円で販売されていますので、こちらも手にとってご覧くださいませ。

日に日に秋が深まってまいりました。やわらかで美しい日本画に親しんでいただければ幸いです。(女房)

さわらぎさわ「絵から飛び出た楽しい仲間たち」展は、11月4日(水)〜15日(日)まで 月火定休日 13:00〜19:00

 

 

 

 

2012年、14年、17年に続き4回目となる澤口弘子さんの「風展・2019・いつもひつじと」が始まりました。澤口さんは、北海道でフェルト・ニット作家として活動されています。レティシア書房とは2012年開店時、京都文化博物館で開催された「羊パレット」に澤口さんが参加されたのを機会にずっとお付き合いいただいています。

手染めの毛糸は、毎回ファンの方が購入されていますが今年も美しいものが揃いました。二つと無い美しい色合いなので、私のようにガーター編みしかできない者にもユニークなマフラーを作ることができます。

フェルトのストールは軽くて暖かく、彼女のおおらかなデザインと優しい仕上がりは独特です。オーガンジーと羊毛の組み合わせなどもありますので、ぜひ手にとってみてください。無地の黒いセーターなどに合わせるだけで、とても素敵です。今回は、首を温める小さなサイズのマフラーもアイテムに加わりました。マフラー・ストールは、9900円〜26950円(税込)。

フェルト作品を毎回主に見てきたので、今回初めて展示した手編みのセーター(税込33000円)にもちょっとカンゲキ。ファストファッション全盛ですが、冬になればタンスから出して毎年愛おしむように着続けるセーターやストールを持つことも忘れたくはないし、長い目で見れば決して贅沢ではないと思うのです。

寒くなってきました。暖かい羊毛の作品展にお散歩のついでにもお立ち寄りいただけたら幸いです。(女房)

「風展・2019・いつもひつじと」は11月24日(日)まで 12:00〜20:00 月曜日定休

 

 

大阪の動物保護施設「ARK/アニマル・レフユージュ関西」が発行する2020年のカレンダー販売中です。

壁掛けタイプ(1000円)。机上タイプ(800円)があります。売上は、全てARKにお渡しいたします。当施設に保護されている動物たちのために使われます。

 

 

 

春の暖かさにつられて出てきたウサギさん。フェルトで作られたウサギの愛らしい仕草に見惚れます。ギャラリーの壁の向こうの不思議の世界から出てきたみたいです!

今回で4回目となる「棚からうさもち」さんの個展が始まりました。初日から多くのうさもちさんのファンで、賑わっています。

ウサギさんたちは進化を遂げて、一昨年個展の時より心なしかピシッと立っているようです。うさもちさんは多くの展覧会を開かれて、作り方もどんどん研究を重ねておられるに違いありません。写真上の「穴があったら入りたい」の毎回人気のシリーズも、リアルでありながら可愛さがさらに輝いているように感じました。

うさもちさんは、愛してやまないウサギさんを作ることを心の底から楽しんでいらっしゃるのでしょう。そして、製作することに真摯に向き合う姿勢が、きっとファンの方々にもしっかり届いているのです。好きなものがあって、まっすぐにそれに向かえる幸せが、こちらに伝わってきます。ウサギさんファンの熱いおしゃべりが、いつまでも続いていました。

 

また、前回から挑戦されている「球体関節人形」が、そこだけシンとした静かな空気を漂わせています。人形とウサギさんの新たなコラボが楽しみです。それと、これも一昨年の個展で、兎の口と眼だけ額から見えている新しいバージョンの「穴があったら入りたい」シリーズは、可愛いいだけではないシュールな魅力があり、うさもちさんの新たな物語が、どう続いていくのかますます期待大の展覧会になりました。もちろんお馴染みのスクーターで爆走中のウサギさんもいっぱい並びました。

作品は一部を除いて販売しております。ポストカード(150円)は、10種類揃いました。レティシア書房に春の訪れを告げるウサギさんたちに、会いにきてくだされば嬉しいです。(女房)

 

⭐️棚からうさもち「小さなうさぎたち」展  

3月19日(火)〜31日(日))12時〜20時(最終日は18時まで)月曜定休日

 

 

 

 

 

 

 

 

京都のハンドメイドフェルト工房ZUSの、加藤ますみさんの楽しい作品展が始まりました。レティシア書房では三度目の個展になりますが、毎回必ずユニークな新作を制作されて、展示をお手伝いしながらウキウキしてしまいます。

今回初のお目見え「カワウソのコインパース」(写真右)の愛らしいこと!顔をぱかっと開けると小銭が取り出せます。型紙の上に、羊毛を薄く重ねて、ひたすらお湯をかけながらこすり続け収縮させて作って行くのですが、加藤さんの型紙はとてもよく考えられていて、デザインが洗練されています。

定番の動物顔のキーホルダーやカードケース、山羊さんのティッシュケースに加えて、干支のイノシシのミニバッグ(お財布にも)、イノシシ親子、クリスマスのオーナメント。色とりどりのバッグは形もいろいろ、肩にかけるタイプや愛らしい巾着、A3のノートが入る新作のバッグ(持ち手がかわいい)などたくさん展示して頂きました。針や糸を収めるお道具バッグもありますよ。そして、これさえあれば冬大丈夫!のルームシューズもサイズ違い揃いました。寒さ対策といえば、耳まで暖かい帽子、コハゼ付きの足首カバー、手袋、マフラーなど、クリスマスプレゼントにもぴったりのステキな小物がいっぱい。

実は私、今年の1月にワークショップに参加して干支の「犬」を作りました。6時間ただただ羊毛をこすり、出来上がった時の感動といったらありません。ものを作り続けるスゴさも改めて感じた次第。加藤さんのフェルト大好きファンの方はもちろん、まだ見たことない方も、この機会にフェルトの豊かさに触れてみてください。(女房)

 

 

ZUS HAND MADE FELT展は、12月19日(水)〜29日(土)

 12時〜20時(最終日18時)月曜(12/24)定休 

 

 

★年内は12月30日(日)まで営業いたします。年始は1月8日(火)より通常営業いたします。

★イベントのお知らせ「宮沢賢治 愛のうた 百年の謎解き」

2019年1月18日(金)19時より、「新叛宮沢賢治 愛のうた」を出された澤口たまみさんとベーシスト石澤由男さんをお迎えしてトーク&ライブを行います。ご予約受付中(1500円)

 

 

 

秋の深まってきたこの季節にぴったりの作品展「風展2017・いつもひつじと」が始まりました。

澤口弘子さんは北海道で活躍中の羊毛作家。2012年、京都文化博物館で行われた「羊パレット」という全国規模の展覧会に出品されていたご縁で、開店間もない小さな本屋で個展をして下さいました。2014年に続き、レティシア書房では今回で3回目になります。シルクの薄い生地と羊毛を組み合わせた独特のストールは、軽くて暖かで、とてもゴージャス。羽織ってみると、それだけで、特別な時間が流れるような気がします。色鮮やかな赤のストールとベレーを、店の入り口に飾って思わずため息をもらしました。ス・テ・キ!!

見ているだけで楽しいベレー帽もマフラーも、無地のセーターと組み合わせるだけでおしゃれ。今回は、いつものベレー帽に加えて、カジュアルな手編みの毛糸の帽子もたくさんあります。「寒い北海道でも、この軽いウールのベストをコートの下に着たらあったかいよ。」と、江別市在住の澤口さんお墨付きのベストも、4点出来上がりました。鏡を用意していますので、ゆっくりお試し下さい。

澤口さんの羊毛作品は、とても美しいので身につけると負けてしまうのではないかしら、と一見思うのですが、まとった人によって、表情が面白く変化して、その人らしくなるから不思議です。長年培ってきたセンスと技術は、さすがベテラン作家さんだと思います。

前回同様、手紡ぎの糸と原毛も届きました。どれも一点ものですので、手づくり作品の材料にぜひ活用して下さい。(女房)

 

 

澤口弘子「風2017・いつもひつじと」展は11月21日(火)〜12月3日(日)まで

12時〜20時 月曜定休日

 

 

 

 

 

 

レティシア書房の3月は、2015年から毎年「棚からうさもち展」で春を迎えます。3度目となった個展も、初日からファンの方々で賑わっています。

うさもちさんは、お名前のとおり、羊毛でうさぎを作る作家さんです。感触がうさぎの持つもふもふ感にピッタリだというのは誰しも納得だと思いますが、その表現を追求していくのは容易な事ではありません。今回もうさぎへの愛情があふれた作品の数々が並びました。

アンティークレースの衣裳を纏って坐るうさぎさん(写真上)は、本屋のギャラリーに美しく静かな空気を運んできてくれました。思わず抱きたくなる白いうさぎ(写真右)は、体温までこちらに伝わってきそうにリアル。技術の高さ、確かさが、ただ可愛らしいというものから個性的な造形に飛翔していきます。どんなものでもそうでしょうが、一見可愛らしさだけが目を引く「ウサギ」も、きっと付き合っていると、そして観察していくと、キャワイイ!!って感じでは済まされない、生き物としての手強さがあると思います。今回初めて、小さな額縁の穴から、うさぎの「口」だけ、「目」だけが覗いている作品をみせていただきましたが、うさぎ作品の深さを感じました。

そして、昨年から新たに作りはじめてたという球体関節人形も初めて展示されました。クールな少女は、妙にうさぎの世界に溶け込んで白うさぎを枕に夢をみているようです。これからどんな世界が展開されていくか本当に楽しみです。

毎回人気のスクーターうさぎたち、卵の殻からちょこんと顔をだしている卵うさぎさん、いずれも残りわずかとなりました。楽器を手にしたうさぎたちは、前回からさらにパワーアップして演奏をしています。

うさもちさんの個展をして頂くまで、世の中にこんなに多くのうさぎファンがいらっしゃるとは知りませんでした。しかし、たまたまご来店になった中にも「実は好き」と言う方がおられたりと、けっこう表に出ない(?)うさぎ好きは多いようです。猫の次は、うさぎブームになるかも?

作品は、一部を除いて販売しています。コサージュも新しく加わりました。ポストカード(150円)も多くの種類が揃いました。ぜひあなたのうさぎさんを探しにお越し下さいませ。(女房)

棚からうさもち展「小さなうさぎの話」は4月2日(日)まで。最終日は18時まで。月曜定休日。

彼女のフェルトは、一言で言えば「男前」。「こすりの加藤」と自称されるくらい縮毛をかけるので、しっかり感がちがいます。しっかり堅いけれど、羊毛なので、手に取ってみると驚くほど軽く、暖かい。

加藤ますみさん(ZUS)のフェルト展は、2014年12月に初めて開催しました。2015年がヒツジ年だったので、羊毛でヒツジをたくさん作って頂けたら楽しい!とお話したら、即座にのってくださいました。「次は酉年に向けて、きっと2016年12月に!」という約束とおり、たくさんの鶏たちを引き連れて来て頂きました。親子の鶏は、「干支セット」として飾ってもらえるものと、ポケット代わりのバッグがあります。どちらも動物キャラを得意とされている加藤さんの、なんとも愛らしい作品です。

私が欲しいな、と思っているのは「お座布団」(写真上・1枚10000円)。中綿がはいっていなくても、フェルトが二重なので十分暖かくて、編んでいるものより季節を選びません。お尻に敷くのがもったいないからと、大切なものを並べるマットとして購入された方もいらっしゃっいました。「これはね、防災グッズになるんですよ。」と加藤さん。頭にのせたら頭巾のようになって、熊本のお友達に喜ばれたとか。フェルトは燃えにくいし(少しは焦げる)、水にも強い。防災グッズにはもってこい。動物の毛ってすごいです。

リュックサックも、軽くて美しいものが並びました。リュックを背負うと暖かいっていうのは、これからの季節、なんだか嬉しいですよね。2年ほど前から年に2〜3個作り続けておられる大作「キャリーバッグ」も、ぜひ実物をみてください。気の遠くなるほど時間のかかる作業だろうと思うのですが、「時々、大きなものが作りたくなる。」と、またまた男前なお言葉。どこまでも力強い。ご本人も作品もますます好きになります。

もちろんお馴染みの動物キャラのキーホルダー・ペットボトルホルダーも、人気のスリッパもたくさん並びました。今回新しく「ICホルダー」(イヌ・ネコ)も定番に加わりました。暮らしの中から、楽しくてユニークな発想を形にする実力者、加藤ますみさん。何かと忙しい時期ではありますが、彼女のステキなフェルト作品に、ぜひ触れてみてください。(女房)

★「ZUS HAND MADE FERT」展は12月28日(水)まで。

 月曜日定休(最終日は18時)

 

★レティシア書房は12月29日〜2017年1月4日まで休業いたします。新年は1月5日から平常通り営業いたします。

 

 

 

 

フェルト作家鈴木オリエさんの「物語のかけら展」本日より始まりました。

2012年春、京都で開催された「ヒツジパレット」(羊毛を主軸とした作品の公募展)の会場で、鈴木さんの作品に出会いました。フェルトのカラフルなモザイク模様の小さなウサギ。緻密でありながら、ふっと肩の力の抜けたユーモラスな造形に心魅かれたのを覚えています。ちょうどレティシア書房開店のときでもありました。

2015年「第2回ヒツジパレット」に出品中の鈴木さんが、当店に立ち寄ってくださいました。このチャンスを逃してはならないと個展をお願いしたところ、店長の選書とコラボしましょう、という提案を頂きました。何度か本の選書に関するメールのやり取りをして、本を送って1年。さてさて、どんな作品が出来上がってきたのか楽しみでしたが、昨日荷解きをした瞬間から、多くの物語が飛び出しました。お送りした様々なジャンルの本の中から、鈴木さんがイメージをふくらませて作品にするという、本屋とフェルト作家の思いがひとつになった、嬉しい展示になりました。

池澤夏樹、星野道夫、宮沢賢治、長野まゆみ、小川未明、岸田今日子等々の作家の作品から、こんなに楽しい作品が出来上がってくるのかと驚かされました。池澤夏樹の「熊になった少年」に発想を得た大きな熊の顔は、熊になろうとした少年の真っ直ぐな目が、優しくじっと前をみつめています。独特の色使いが、幻想的で、民話から生まれたこの物語の世界にさそってくれます。

一方、宮沢賢治「雪渡り」に登場するスキップるんるんの白狐、そして「銀河鉄道の夜」の本を手にして、得意顔の猫たち。或は、星野道夫の世界から飛び出して来たカヌーに乗ったイヌイットと犬。「ネコナ・デール船長」の絵本から、物語を身に纏ったような、やさしい佇まいの男(写真左上)が、そして、船長の相棒の猫「くつした」も、海を連想させる色をした猫になり、すっくと立った姿が魅力的です。(写真下・右側)

鈴木さんのフェルトは、カラフルだけれど、温かくて落ち着いていて、本当に美しい。アクリル絵具と色鉛筆で描かれた幻想的な絵が2点あるのですが、これがまた、本屋にずっと掛けておきたいような素敵な絵なのです。ここから、さらに洗練されて、高い技の力で、独特の可愛さと力強さを持った立体になっていくのですね。

クリスマスも近いということで、ブローチ(各6500円)など小物もたくさん作って頂きました。(左写真)

フェルトを知っている方も、見た事のない方も、本屋の扉を開けてお入り下さい。ホントに楽しい鈴木ワールドです!(女房)

 

鈴木オリエ「物語のかけらたち」展は12月11日(日)まで

12時〜20時 (最終日は18時)月曜日定休

なお、12月3日(土)〜18日(日)静岡県賀茂郡松崎町「侘助」にて鈴木オリエさん・くぼやまさとるさん・中泉秀美さんの3人展「師走道楽」が開かれます。ワークショップもあるようです。お近くの方はこちらもどうぞ。