新刊書店の店頭で、見慣れない雑誌を見つけました。書名は「つるとはな」(創刊号1404円)です。発行所は(株)つるとはな。HPをチェックすると、買取のみで販売している出版社でした。漫然と雑誌を並べて、期限が来たら返本という作業に慣れている書店には無理な、新しいタイプの雑誌販売形式です。(ミニプレスはとっくにそうなってますが)

中身が面白そうだったので、早速仕入れました。一口で言って、これからのシニア世代向けの内容ですが、程好い高級感と、地に足の付いた人達の暮らし紹介で、結構若い世代にもお薦めです。

川上弘美が、巻頭の「薄明へ」で老いることをこう書いています。

「真昼ではなく、暮れがた。真夜中ではなく、明けがた。そういう場所に向かっているような気がするのだ。これからいっそう老いは深くなってゆく。その時、いったいどんな光がわたしに差すのだろうか。悲しみも喜びもともなわない、ただひょん、とした心もちで、思う」

「ひょんとした心もち」って、なんだか良い響きです。これからのことに不安や恐れを持たず、節度ある生活を楽しんで、ちょっと冒険してみたりして、ささやかな楽しみをみつける、そんな人達がわんさか登場します。指揮者の小沢征爾もいれば、アイルランドで祖父の代からのパブを守り続けるおばあちゃんもいる。60歳を過ぎて、洋菓子店を始めた80歳の女性と90歳を越したご主人との台所風景もあります。

しかし、何といっても注目すべきは、初公開の「須賀敦子からの手紙1975〜84」(全編)の掲載です。当店でも人気の彼女の美しい文章が楽しめます。手紙がそのまま印刷されていますが、こんな優しい文字を書く人だったんですね。

そして最後に登場するは、今年65歳の火野正平です。「母性本能?くすぐってねえよ」とうそぶく、やんちゃ坊主の面目躍如です。

雑誌には必ず掲載される映画紹介もあります。「愛、アムール」「母の身終い」「木洩れ日の家で」「旅路の果て」そして「大いなる沈黙へ」と、見事に老いをみつめた、そして静謐な作品が並んでいます。

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つい数日前まで、ホンマ、冬来るの?という妙に暖かい日々が続いていましたが、急に冷え込んできました。こんな日は、美味しい熱燗でも飲んで暖まるのが一番です。

と、こんなシーズンを見透かしていたかのように、木村衣有子さんの「のんべえ春秋4」(864円)が入ってきました。このシリーズ、早くも4号の発売とはファンが多い証拠ですね。(当店でもほぼ完売します)

今回は、この本を秋田で唯一取り扱っていて、木村さんが信頼を置く「まど枠」さんの話からスタートします。ミニプレスを中心とした書籍、雑貨、器を扱うお店です。そこで開催された「アトリエ七瀬」の展覧会に行った木村さんが、その作品に魅了されて、そこから七瀬さんの話へ。

七瀬さんは自分の作品を「均整のとれた器ではなく、不思議なバランスになるようにアンシンメトリーに作って、自分が酔っているのか、器が酔っているのか。酔う徳利という意味で”YOI”って名付けしてます」と言います。

お酒を飲まない人でも、七瀬さんのものづくりに情熱を注ぎ込む姿勢は興味深く読めると思います。彼女が、型の作り方を全部教えてもらった水野節也さんとの工房でのツーショット(当時七瀬さん25歳、水野さん70歳)が掲載されています。とてもあたたかな微笑ましい一枚です。

後半の「書評エッセイ 酒飲む本 もの食う本」では2冊の本が取り上げられています。

一冊は、20年以上日本に住むM・モラスキーさんの希有な居酒屋観察記録「呑めば、都」。もう一冊は、京都在住のライター姜尚美さんの「京都の中華」です。(これは面白い本でした。残念ながら当店では売り切れましたが)

「京都の中華は、とにかく『引き』の姿勢を崩さない」と。

例えば私も好きな祗園の「竹香」は「にんにくはアウト。にら、ねぎもダメ。たまねぎは香りがなくなるまで炒めるか、形がなくなるまで小さく切る。ラードは使わず、香辛料は胡椒のみ。八角も使いません」という姜さんの厨房でのインタビューを「ないない尽くし。この本の中でも一、二を争うストイックぶりだ」と木村さんは受けています。しかしまた、京都には『押しの中華』というものも共存している、と。

いや、いつもながら、楽しい食エッセイです。「のんべえ春秋」は4号発売を記念して、創刊号から3号までのバックナンバーも揃えています。

「ナガサキリンネ3」(1000円)が到着しました。

「モノをつくる人だけが、特別な人ではありません。わたしたちも時として、家族の為のひとりの作り手です。また、友を導くひとりのつなぎ手です。そして、自分自身の暮しと向き合える たったひとりのつかい手です。つくり手、つなぎ手、つかい手とは、めぐりつながっていく、わたしたちの姿そのものです。」

という文章通りに、この街を丹念に取材し、真摯にモノ作りに励む人達を伝えます。それは、決して観光ガイド的なものでなく、日々の暮しの中で、大事なことは何かという答へと向かわせてくれます。大げさではなく、地味だけれども、ゆっくりと時が過ぎて行くこの街の深さを十二分に感じることができます。

「まちを歩けば事初め」、とか「まちのお饅頭屋さん」、「島原と薬草」なんて記事は、和み度満点ですね。その一方、今井謙次が設計した「日本二十六聖人記念館」がベートーベンの第九交響曲をモチーフにして建築されていることを、楽章別に丹念にレポートした記事は読み応えのある内容でした。この建物は是非訪ねてみたいものです。街を慈しむ気持ちの溢れた雑誌。2号も若干在庫ありますので、ご覧下さい。

もう一つ、長崎発の雑誌「らく25号」は、長崎の建物を特集しています。異国情緒たっぷりの「旧香港上海銀行長崎支店」「旧長崎英国領事館」。レトロな風格溢れる「長崎県印刷会館」、ちょっと時代から取り残された感じがまたいい雰囲気の、出島の「村川ビル」。そして、炭鉱閉山から十数年たった池島炭鉱アパート群は、一時の繁栄と終焉を見事に醸し出しています。そのアパートの一室が公開されていて、古いダイヤル式電話に、ガチャン、ガチャンとチャンネルを回すTV、オープンデッキなど、ある時代をここで暮らした家族の喜怒哀楽に満ちた記憶がぎっしり詰まったたたずまいが魅力的です。

自分たちが暮らしている街への愛しさを、読み手にどこまで伝えられるかが、ミニプレスの質を決定します。その意味で、この二つの雑誌はとても高いレベルだと思います。

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神戸発のミニプレス「ほんまに」

16号(515円)から、当店での販売を開始しました。この雑誌は、神戸元町にあった海文堂書店の月刊「海会」(カイエ)から【神戸】と【本】 をテーマに誕生しましたが、一時、休刊。2013年秋に海文堂書店が閉店を機に復刊し、【本好き、本屋好き】を新たなテーマに編集された雑誌です。

16号の特集は「続・神戸の古本力」です。先ずは、「インディーズ古書店主座談会」で幕開きです。いつもお世話になっているトンカ書店さん、お店番の猫君が可愛いワールズエンズ・ガーデンさん、カフェも素敵なエメラルドブックスさん、そして「ハニカムブックス」さんで、「古本屋は食っていけるか」という微妙なテーマで始まります。

「もう少し売り上げを出したいけど、必要以上に儲けたいというのはないですし、楽しくお店をやって、生きていけたらそれ以上望むことはないですね」というエメラルドブックスの店主の発言は、私も含めて新しい世代の古書店みんなの思いではないでしょうか。

そして次には、地元で古くから古書店を経営されている方のインタビューもあり、読み応えがあります。

是非、お話を伺いたいなぁ〜と思ったのが、うみねこ堂書林さんです。2014年4月開業ですが、定年目前の一昨年に開業を決意して、店舗探しから、開店までを綴った記録が掲載されています。

「あと何年残りの人生があるかわからないが、本当に好きなことをしたいと思ったのが本音である」

という店主の言葉に、同感します。でも、実際は、どんな仕事でもそうであるように、様々な物理的諸条件や、家族の応援、仲間の支援、そして運に恵まれなければ店は出来ません。

この号には、兵庫県の主な駅別に古書店マップが付いています。古書店巡りにぜひお使い下さい。

林哲夫さんの「パリ古本紀行」、夏葉社代表、島田潤一郎さんの自著についての「未収録原稿」とか丸ごと一冊「本」の雑誌で、読んでいるだけで楽しい気分になって、ちょっと本屋まで行こか、という気分になってきます。

 

京都、出町柳。駅近くの鴨柳アパートを拠点に活躍する「もじゃハウスプロダクツ」が製作するミニプレレス「House”n”landscape」の第2号が発売(540円)されました。「家と緑と、もじゃもじゃ」をテーマに植物が鬱蒼と生い茂る家を訪ねて、オーナーに話を聴くユニークな内容で、当店では人気のミニプレスです。(1号も在庫しています)

今回、最初に取り上げられているのは、レティシア書房の近くにある「cafe mole」(御幸町二条下がる)です。クスノキが茂るビルの奥にあるカフェで、犬の散歩で、店先は通りますが、通りからは、植物の枝や葉っぱで覆い隠されて、よく見えません。この特集のおかげで、ちょっとうす暗い店内は、ゆっくりと時間が流れているみたいで素敵な雰囲気がわかりました。

編集長はこの店へ突撃取材を敢行。それが記事になっています。店内から外を撮影した写真が掲載されていますが、森の奥からちょっと外の世界を覗いている感じです。リラックスできそうです。

次のインタビューは、「ちょっとずつ、もじゃもじゃになってます」という方の、野生と化しつつあるお庭とご自宅拝見記です。

「せっかくここまで野生化している訳ですし、庭だと思わず、植物の生息圏、人間の生息圏って言う風に割り切って、もっともじゃもじゃに」

との編集長の言葉には説得力があります。

最後に、現在ミニプレスを研究中の女子大生と編集長のやり取りが載っていますが、彼女は、当店で熱心にミニプレスをチェックしてくださるお客様です。面白いのがあるよと、この雑誌をご紹介しました。こうして、お客様と作り手の交流が始まるのは、書店冥利。とても嬉しいことです。

「街と山のあいだ」をテーマに毎回、楽しい企画のミニプレス「murren」(540円)最新号が入荷しました。今回のテーマは「山でパンとスープ」です。

「山でパンとスープの会」は、季節ごとに山に登り、スープを作って、帰ってくるという女性だけの会です。09年に始まり、14年秋で15回の山登りを行っています。関東中心ですが、数時間の山歩きコースと、その時に作って食べたスープのレシピが紹介されています。

「インゲンとマッシュルームのニョッキスープ」「シーフードガンボ」「押麦とコーン入りソーセージスープ」「バターナッツスープ」「白菜とかぶのスープカッペリーニ入り」「トムヤムヌードルスープ」「にんじんとリーキのスープ粒パスタ入り」「簡単クラムチャウダー」「春の豆スープ」「いろいろキノコのクリームスープ」の10品です。

もちろん、これを家庭で作っても十分美味しいでしょうが、熱々の出来たてスープを啜りながら、パンをかじる目前に広がるのが青い空だとしたら、それは極上の味になると思います。

「北八ヶ岳高見石 森と池をめぐる夏」(約2時間35分)なんて、一度行ってみたいな〜。

山をこよなく愛した串田孫一の「遠い鐘の音」(筑摩書房1250円)の中に、「山頂」という詩があります。

「まぁここへ腰を下ろしましょう 疲れましたか ここが針の木岳の頂上です 水ですか ぼくはあとで貰います この光る眞夏の天の清冽 ぼくたちはもうその中にいるんです」で始まる、山を歩くことが人を幸せにすることを詩った詩です。

多分、こんな情景でスープを食べたら、その味は一生忘れないでしょう。

ところで、今号の表紙のところに、 アウトドアグッズ企業の「THE  NORTH FACE」のロゴマークが入っていました。「山でパンとスープの会」は「murren」と「THE  NORTH FACE」のコラボレーション企画みたいです。

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埼玉発のミニプレス「オバケダイガク」が入荷しました。

ミニプレスっていうよりは、個人が謄写版で刷って、綴じましたという可愛いものです。バックナンバーも含めて、4種類入荷しましたが、すべて表紙は、どこかのお店が使っているマークが取り上げられています。最新号は、別府駅前の弁当店「でか弁」のビニール袋にのっているマーク(と言っても、地元の人以外たぶん知らない)で、裏表紙は埼玉県、川口市のパン屋さんの商標です。

なんでも編集者が、個人店のオリジナル食パン袋をコレクションされているそうです。

最新号の特集は「埼玉 日光街道を行く」ですが、プッと笑えます。編集者と一緒に街道筋をブラブラと歩きながら、面白い看板を見つけては絵に描いたり、お店に寄ったりという気分です。最後は明治創業のお風呂屋さん「巴湯」でひと風呂あびるところで終り。

前の号では、博多から韓国釜山の気ままな旅が特集です。手描きイラストが、どれも面白いのですが、韓国の農協みたいなところで、大はしゃぎ?してしまい、そこで買った100枚の海苔を束ねてあった細い紙に載っていたマークが、表紙に使用されています。20ページ延々、まったり韓国旅行記です。二泊三日の旅の最後は「免税のキリン一番しぼりをプシッとやっちまいました」。

豆本みたいなオマケ(右の写真)がついて、それで200円は安い(?)かも。

 

そうそう、200円といえば、お馴染み「本と本屋と私の話」の7号が入ってきました。本好きなら、毎号買ってもらいたいミニプレスです。本の、或は本屋さんの持つ暖かさが感じられます。林あゆみさんの「ボヤンさんからきた手紙」というエッセイで、モンゴルの詩人との交流が綴られいますが、筆者が自分の好きな詩人として、ウンベルト・サバを取り上げています。私も読みました。須賀敦子の翻訳で出た「ウンベルト・サバ詩集」(みすず書房・初版2400円)。表紙の素敵な詩集で、何度もパラパラめくりたくなる詩集です。

一番最後に、大阪南の文の里にある古書店「居留守文庫」の事が出てきます。レティシアでの古書市にもご参加いただいた魅力的な古書店です。京都からちょっと遠いけど是非行ってみたい書店です。

「社会をたのしくする障害者メディア」を標榜するミニプレス「コトノネ」(780円)の取り扱いを始めました。

先日、この雑誌の編集担当の方が来られて、こんな本を出していますと見せて頂きました。「障害者」の本…..?。少し消極的に、最新号をパラパラとめくってみました。

最新号(11号)の特集は「時を染めるストール」というもので、宮崎県の「茶臼原自然芸術館」で、岩手県の「ひつじ工房アドナイ・エレ」でそれぞれに織り物を作っている人達を取材したものです。素敵な作品が並んでいます。その工房を捉えた写真は、カントリー系、シンプルライフ系の垢抜けたフツーの雑誌と変わりません。

記事を読んでみると、そこで働いている人たち、織り手たちが、障害者の方々だったんだと初めて判ります。

11号のもう一つの特集は、野菜の生産、販売を手掛ける「特定非営利活動法人 縁活おもや」の日々の活動です。「野菜の声を聞いて」、「野菜に売り方を教わって」という方針で農に従事する「おもや」代表の方の話は興味深く読ませてもらいました。販路拡大に向かって、ネット販売の準備をしていた時に、「野菜がそんなことしたらあかん、て言ってる気がしたんです」、だから中止して、直販だけに戻られたんだそうです。

自然栽培の野菜は、形も出来具合も不揃い。その「クセ」は、例えば面白い野菜を探しているレストランのシェフなどには、かえって人気があるのです。野菜の声に耳を傾けて販売する人がいれば、その声を受け取って買うお客さんがいるということです。

インタビューも充実しています。10号では、「あまちゃん」の音楽で一躍有名になった大友良英が登場。即興音楽家としての彼の世界観を知る事が出来る、素敵なインタビューです。「音遊びの会」という障害者との音楽活動で新しい表現を目指す彼の言葉には、優しさと暖かさが満ちています。

このインタビューで、障害者との音楽活動されてますね、という問いかけに彼はこう答えています

「それ『健常者』と関わっていらっしゃいますよね、って言われるのといっしょじゃないですか。俺なるべく固有名詞でいきたいんですよ。アメリカ人とじゃなくて、アメリカの誰々さんとか、どこどこのグループと関わっているっていうなら言える」

真っ当な意見です。だから、この本の紹介もこう書きます。

「コトノネ」は、様々な場所で、様々に生きている個性的な人達の笑顔を見て、いいなぁ〜この商品、買ってみようかなぁと言う気分にさせる、仕事と人生を見つめる雑誌です。

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暫く前の事ですが、「ハロー風景」という俳句とデザインを組み合わせたミニプレスを持ってこられた方がおられました。

そのミニプレスに、北白川の銭湯の入いり方をデザイン化した付録が付いていました。面白いなぁ、と思って、これを元にした個展をしませんかと声をかけたところ、快くお引き受けいただきました。

14日〜19日まで1週間、この付録を製作されたデザイナーの村田智さんの「村田智のハロー風景」展開催します。

銭湯の風呂場の平面図に、様々なスタイルの風呂へ入る手順が線で描かれています。風呂屋へ行った時には、どうするかを、まるでコンピュータに入力するみたいに事細かに書いてあります。例えば電気風呂の所には、

「電気の具合を調べる 入るかどうかを決める 慎重に入る 足に流れる電気を確認する このまま全身入るかを決める」

読んでいったら、電気風呂は、なかなか覚悟がいる代物ですね。

付録に付いていたものと、ほかにこの銭湯の平面図の上を自由に行き交う線が描かれています。文字のようでもあり、曲線のようでもありますが、暫く見ていると、なんだか踊っているようにです。もはや、トレースする線であることから逸脱して、自由に動き回る生物みたいで面白いです。

ある制約(この場は風呂場の平面図をもとに、自分なりに風呂に入る足取りを描く)のもとに製作していくと、思いもかけなかった新しい形や動きが産み出せるものだと思いました。

作家のアイデアで、銭湯の平面図と鉛筆が設置されています。自分なりの入り方を自由に線を描いて行くと、案外、個性的な面白いデザインが出来るかも。

「ハロー風景」(1728円)も販売中です。ここには、銭湯が登場する俳句があります。

 

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新聞スタイルのミニプレス「日本で最も美しい村連合」最新の9号は「大鹿村」です。この村の名前、映画好きならご存知ですよね。坂本順治監督「大鹿村騒動記」の舞台になったところです。そしてこの映画は、原田芳雄の遺作となりました。

この村で有名なのは、江戸時代から300年にわたって守り育まれてきた『大鹿歌舞伎』。素人歌舞伎ですが、研鑽に研鑽を重ねてきた舞台を、一度は観てみたいものです。年二回の公演には村外から1000人あまりが訪れるそうです。

もちろん、紙面は大鹿歌舞伎だけを紹介しているのではありません。南アルプスの麓にあり、四方八方を山に囲まれ、自然資源豊かなこの村で、牧場を、温泉を、旅館を、木工の体験施設を営む魅力的な人達が次々に登場します。村長さんも登場します。

 映画のラストで原田芳雄が、太陽の光を眩しそうにしながら、村の中を歩きます。その背後に響くのは、忌野清志郎の歌。この新聞を読んで、私が大好きだった二人の、ラストシーンに広がるこの村に、早く行きたい!!気分が盛り上がってきます。村の観光施設の情報もばっちり掲載です。(300円)

 

そして、店では「これから飛騨について語る本」というコンセプトで編集されているフリーペーパー「飛騨」の配布開始しました。え、これ無料?という、充実したペーパーです。一枚づつペーパーナイフで切ってゆくなんて、粋な装幀です。(最新後の9号と、8号在庫)オリジナルの封筒に入っています。

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