と初めてお会いした時と同じような笑顔の彼女がお店に来ました。

豊原エス。京都在住の詩人です。彼女との出会いは、もう10年ぐらい前になるのかなぁ?北山で書店員をしていた時に、自分の詩集を置いて欲しいと持ち込んでこられました。確か、その時売ったのが、足田メロウさんが絵を担当された二冊の小さな本、「うた」「ホイッスル」だったような気がします。どちらも、前向きな言葉が光り輝く詩集で、大学生を中心に売れていました。

それから。十数年たった昨日、彼女はひょっこり店に来てくれました。一瞬、誰か分かりませんでしたが、「豊原です」とおっしゃった瞬間に、書店の平台に、この詩集を並べていたあの日のことが蘇りました。で、再び本を置く話が決まり、早速持ってきてくれました。

今、店には「うた」「ホイッスル」(どちらも600円)、足田さんとのコンビによる詩画集「空を見上げる」(800円)、「ありがとう と さようなら」、単語帳をめくるような楽しさに溢れた「嘘をつけばよかった」(1575円)、詩集「あとからわかること」(600円)、「時間と僕」(1200円)、「WHITE FILM」(840円)、そして石川文子さんの写真とのコラボ「水の鳥」(1600円)と、ほぼ全作品扱っています。自分に忠実に、明日のことを真摯に考えると、こういう言葉になって、クロスロードで迷っている人の心にストンと落ちるのでしょうね。

私は「WHITE FILM」に入っているこんな詩が好きです。

「私は泥の中に凛と咲く一輪の花だ などと思ってはいけない 蓮は泥のために咲く」

詩人は己を振り返り、「水の鳥」ではこう問いかけます

「本当にしたい事はこれだけか 小手先の器用さだけを競うだけの日々 いつの間にか」

そして、こう締めくくります

「非難されない程度の 無難なもので満足するのは ただ惨めでしょう」

ボロクソけなされて作品は作品に成長するのかもしれません。

 

★死ぬ程、仕事の嫌いな私が、次週16日(月)祝日&祇園祭り宵山は開店します。だから、皆さん万難を排して来て下さい。パンの販売もあります。

 

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オープン以来、ミニプレス好調です。

最近、お客様から、ミニプレス一冊買うのに、左京区のK社まで行かなくていいので楽、というお声をよく聞くようになりました。ありがたいことです。最初は、量、質とも大したことなかったですが、継続は力なりですね、最近は先方から取り扱い希望のご連絡を頂くようになりました。で、オープン4ヶ月を記念?して、現在の在庫を公開(保存版です)★印はバックナンバーありです

「本」

「本のある部屋Vol.1」500円*2号は秋発行予定

「SanpoMagazine5号」950円*恐れ多くも、インタビューを載せていただきました。

「BOOK5」創刊号500円

「旅と本のコラム」700円*オリジナル枝折付き

「ぽかん2号」1000円

●「本と本屋とわたしの話」1号、2号とも完売しました。ありがとうございました

 

「食」

「パンとたまねぎVol.4うわさのパン」600円

「のんべえ春秋」1000円*「猫の本棚」「京都カフェ」でお馴染み木村衣有子さんの本です

「木曜日」創刊号600円*ポストカード付き

 

「生活」

★「murmur magazine16号」525円

★「季刊サルビアvol.25」500円

★「日々26号」735円

 

「衣」

★「はなうた4」780円

「yururina6号」600円

★「SPINNUTS No.82」1300円*京都発スピナーのための情報誌

「北の国から」

★「northern style スロウVol.31」880円

「カイKAI Vol.15」680円

「なまくら蝦夷8号」800円*北海道旅行必備品

「旅粒5号」700円

●「シリエトクノート」完売しました。ありがとうございました。

 

「各地から」

「せとうち暮し7号」600円*6号もあり

名古屋発「なごみなごや」650円*今絶好調のミニプレス

★石川発「そらあるき13号」330円

★岡山発「aube4号」420円

★滋賀県発「cococu vol.3」500円

★盛岡発「てくり15号」500円*ロングセラーです

長崎発「ナガサキリンネ1号」1000円*創刊号

岡山発「旅人の木」945円

●「こけしの旅の本」完売しました。ありがとうございました。

「文芸」

「歩きながら考える」735円

★「APIED 19号」600円

 

「アート」

「四月と十月Vol.26」525円

★「モジ便りVol.2」500円

「サンカクカンケイ」500円

★「CINEMA APIED vol.7」700円

 

「自然」

「murrenVol.10」525円*山をめぐる小冊子。近日新号入荷予定

 

と、こんな在庫です。全国のミニプレスの編者者の皆様、じゃ、私たちのも扱ってよ!という気分になられましたら、ご一報をお待ちしております。個人の方もOK。ただし、私の伝記やら、こんな研究してましたから発表しました的な本はお断りしております。

理想は全国都道府県すべてのミニプレスがある店。近辺にお住まいの方、お勤めの方。もう京福電鉄乗って、一乗寺まで行かなくて大丈夫。(写真はミニプレス熟読中の猫おやじ殿です)

 

 

 

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電話を取ると、「ミニプレス出したんで置いてもらえますか」という奇麗な声の女性でした。

夜、もう閉店間際に、その女性は来られた。拝見する。「本のある部屋」というミニプレス。特集は書店員の座談会「本屋大賞を全力で楽しむ」と、「梅田書店マップで、もっと楽しい本屋巡り」。新刊本のことがメインですが、私には、古本も、新刊本も、ミニプレスも関係ありません。紙の上に字が書かれてある「楽しきもの」です。面白いってこういうことね、とニンマリさせてくれるミニプレスの登場です。次号は11月とか。応援しますよ。因みにこの雑誌のデザインをしているAさんの「妄想本棚」に並んでいる本が、彼女の個性の良く出た楽しい一項ですね。(500円)

 

先日、大阪の版元で、限定販売の書籍を送り出していた湯川書房の「花深き」(小川国夫著)を、ご存知「善行堂」で入手しました。挿絵は平野遼。丁寧な本はこうして作るんだというお手本みたいな一冊です。この大量出版時代には、到底こんな本作りは不可能でしょうが、一日に一度はページをめくりたい魅力に溢れた本らしい本です。置いておくだけで光り輝く、そんな気がします。

 

と思えば、「富嶽三十六景」という全46枚のポストカードを収録したものが入荷しました。これは、なんと藤沢薬品という製薬メーカーが販促で作ったものらしく、各ポストカードには、主力商品の「ノイビタ」、「チオクタン」のロゴの入った代物。当然非売品ながら、ちょっとマニア心くすぐる一品です。

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