絵本作家酒井駒子さんを中心として、クリエイター達が、絵本を一から製作するための「絵本のつくりかた1」(美術出版社・絶版1050円)が入荷しました。

100%オレンジさんとつくる「おりがみ絵本」、「ポップアップ絵本」等の楽しい紹介を経て、駒子さんの絵本づくりの秘密に触れる「絵と物語が生まれるところ」へと続きます。美術系の大学卒業後、和物のテキスタイルデザインの仕事をしていた彼女が、何故絵本の世界へ飛びこんだのか、四苦八苦して最初の絵本を出してゆくまでが語られていきます。

本の後半はもっと実践的です。製本の仕方、印刷とDTPに関しての知識まで網羅されています。さらに、新井良二さんの対談、武井武雄さんの紹介、最後には「絵本作家に必要な資質とは何か」という五味太郎さんのインタビューが掲載されています。そして、free style bookという中身が真っ白な本が付いていて、それぞれに絵本を描いてください、という趣向いなっています。

この本は絵本を作りたい人のための本である、と同時に、こんな風にして絵本は出来上がるのかという楽しみ方もあります。駒子さんの絵本「くまとやまねこ」(河出書房新社950円)、「きつねのかみさま」(ポプラ社800円)、「ビロードのうさぎ」(ブロンズ新社1150円)、「金曜日の砂糖ちゃん」(偕成社850円)、「BとIとRとD」(白泉社1300円)なども、すべて美本で入荷しましたのでご覧下さい。

もう一点、ルース・エインズワース作 石井桃子訳 酒井信義「ちいさなろば」(福音館書店900円)。ひとりぼっちのろばが、けがをしたサンタのトナカイに変わってソリを引き、サンタさんから素敵なプレゼントをもらうという筋立ての絵本ですが、ろばの表情が素敵です。

プレゼントを配るために、サンタのソリは、町中をすっ飛ぶのですが、その絵は、宮崎アニメばりの疾駆感があります。豪華なクリスマスツリーも、料理も登場しませんが、ハートウォーミングな気分になること請け合いの絵本です。クリスマスプレゼントにいかがでしょう。

当店人気のミニプレス「はしっこに馬といる」(1836円)と一緒に馬&ろばでプレゼントしたら、「センス良いね」って言われるかも。(何だこれ??と怪訝な顔される可能性もあり)