独特の色づかい、どこかユーモラスなフォルム、中村ちとせさんの銅版画はこの人ならではの世界を確立しながら、今年も新しい。中村さんは、西宮市在住。2021年から「ちとせ工房」を主宰して、銅版画教室も開かれています。

昨年3月、初めてレティシア書房で開いた個展は、本屋の空間とマッチして静かな心地よい時間が流れていました。毎年のように(それどころか、今年は3回以上)各地で個展をしているパワフルな作家が、京都の小さな本屋でまた新作を飾ってくれました。今回は、作品に登場する生き物(ネコやロバや不思議な人たち)が、さらに可愛くて可笑しい。

蓮の上に座って鼻歌を歌っているようなネコや、ポリポリ人参をかじりながら歩くウサギ、のんびり佇む驢馬、太鼓に乗ってご機嫌なネコなど、暖かな感じのする画面の中で、それぞれなんだか幸せそうに暮らしています。ちょっと浮世を離れて、中村さんの作品に出会ってみてください。ほっこり一息つけるかもしれません。

さらに、銅版画の板を額装した作品が新しく加わりました。6〜7センチの板は、プリントした紙の作品とは違った面白い味わいがあります。(写真左)

そして今年も素敵なペンダントが並んでいます。実は私は中村さんのアクセサリーのファンで、別のギャラリーで個展をされていた時にゲットしています。(ペンダントは税込3000円)

*「中村ちとせ銅版画展」は5月18日(水)〜29日(日) 13:00〜19:00   月・火定休

 

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冷たい雨も上がって、いいお天気のひな祭り。本日より中村ちとせさんの銅版画展が始まりました。

中村さんは、西宮市在住。毎年のように作品展を開いている銅版画の作家です。2021年から「ちとせ工房」を主宰して、銅版画教室も開かれています。どの作品からも物語が立ち上がってくるようで、登場人物の行く先を想像してみたくなります。縄跳びをしている女の子、箱に入ったまま歩いて行く子、ふと置かれたランチボックス、どれも独特のディープな色使いが、不思議なお話の世界へ誘ってくれます。ご本人は「物語性があるとよく言われるけど絵本は描いたことない。」と笑っておられましたが、本屋の壁にはピッタリはまりました。

3年ほど前、今は閉められましたが「UNITE」さんというブックカフェで初めて中村さんの銅版画を見ました。思いが通じたのか、ここしばらくは個展もままならない中、京都で個展を開きたいという中村さんの銅版画展を、レティシア書房でしていただくことができました。

51カ国をバックパックで旅行して、バーチャルではないそこで体験したもの(見たり、味わったり、触れたりしたもの)が作品に生かされているに違いありません。力強いフォルムや、ゆっくり時を刻むように静かに漂う空気感は、中村さんの体の中にしっかり蓄えられたものから発しているのかもしれません。

丁寧で美しい仕上がりには安心感があり、ゆっくり作品の世界に浸ることができます。ぜひご覧いただきたいと思っています。(女房)

✴︎「中村ちとせ 銅版画展」は3月3日(水)〜14日(日)

13:00〜19:00 (最終日は18時まで) 月・火定休 

 

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