本日より北岡広子銅版画展が始まりました。テーマは「不思議の国のアリス」。

北岡さんの銅版画展は、今回で5回目ですが個展は初めてになります。そして今回の新作は、アリスに登場する白ウサギが、東京の花街の面影を残す四谷荒木町を駆け抜けていく作品が3点並びました。

怪しげな路地裏に佇むアリスの前方を、スタコラ逃げてゆく白うさぎ。イギリスが舞台のアリスたちが、なんとの東京の街に入り込んでいます。「荒木町」の風景写真を加工した背景に、まるでコラージュのようなアリスと白ウサギが新たなフシギを呼んでくるようです。この白ウサギ君、荒木町以外の作品でも大活躍です。「FLOAT」という作品(写真下)に登場する彼は、まるで人生悟ったような視線でこちらを静かに見据えていますし、「GEAR」では、まさにギアの中に入って走っています。

今回、銅版画作品以外に、扇にその作品を刷ったものも登場しました。「FLOAT」、「GEAR」はそれぞれ扇作品としても販売されています。(各6000円)ちょいと、袂から取り出して、くるりと回せば、貴方もイキな京都人?かな。なお、扇作品は、ジャズをイメージしたもの、映画のワンカットからインスパイアされたたも出品されています。

小さい作品群もステキです。私のお気に入りは「Alice in the bottle」。タイトル通り、ボトルの中で白ウサギ達がティーパ−ティーを開いているのですが、さてさてお茶を飲みながら、何を語っているのでしょうか。ボトルに耳を近づけて聴いてみたいものです。

 

★北岡広子銅版画展は24日(日)まで。

 

 

今年最後の個展「レティシア書房で贈り物」展が始まりました。

2012年に開店してから3年半の間に、たくさんの作家さんたちに個展をしていただきました。その中から6人の銅版画作家さんの、素敵な作品を集めました。クリスマスやお正月のちょっとしたプレゼントにぴったりの小さな作品を販売しています。

6人の作家さんを簡単にご紹介します。

★江川智洋さん。ちょっと歪んだ線が、何とも言えない表情と物語性を醸し出しています。(写真右)銅版画作品と共に、可愛らしいブローチも出していただきました。(ブローチ1000円)

★オダアサコさん。繊細なタッチで、女性のセーターから羽根がはえるというような、ちょっとシュールな作品世界を見せてくれます。日常の隙間の怖さとファンタジーを感じます。(右下)

★北岡広子さん。ユーモラスなセンス溢れる「うさぎの読書」は本好きの方への贈り物にはぴったり。お馴染みの「アリスシリーズ」に加えて、新しく「待つ女」シリーズを展開中。ポストカードも、ご一緒にどうぞ。(左上)

★沢朱女さん。カフェに集まる人達の楽しそうな雰囲気を伝える「Cafe」(下中央)、本屋さんで、好みの本を探す人達の様子を描いた「libroire」など、どれも奔放な線が豊かなイメージを広げてくれます。ミニ額の作品も沢山ありますよ。

★たかせちなつさん。可愛いくて、少しセンチメンタル。独特のたかせワールド(右)は、プレゼントにぴったり。「呼吸」という作品など、ベッドサイドに置けば、いい夢見れそうです。手づくりメッセージカード(650円)もあります。

★ハセガワアキコさん。 こちらはモノトーンの世界の奥深くに広がる静寂の世界を、垣間見せてくれるような作品(左)が並んでいます。磁石で挟むタイプのユニークな「栞」(150円)もあります。

これだけ多くの作品が並ぶと、作品同士、本と作品、お互いに何だかワイワイ、ガヤガヤやっているようで、店の中がにわかに楽しそうな雰囲気になりました。暮れの忙しい時期ですが、ぜひ素敵な作品との出会いで、ひと時和んでくださいませ。

展覧会は12月30日(最終日は18時まで)までしております。もう、プレゼントはここで買うしかない!かな?