店の児童文学の棚の上に一枚の絵が飾ってあります。これ、阪急水無瀬駅近くの長谷川書店さんで得地直美さんの個展があった時に、購入した作品です。冬の街角をシンプルに描いた作品です。

得地直美さんは、富山県出身、京都精華大学卒業のイラストレーターです。書物への愛情の溢れた本作りでファンの多い「夏葉社』から出版されている「本屋会議」、「本屋図鑑」の装幀、イラストでご存知の方も多いはずです。

彼女の新作が夏葉社から出ました。モノクロ町画集「神保町」(1836円)です。本好きの聖地とも言える神保町の街角や、本屋さんを描いた作品集です。

上京して、印刷会社で働き始めた彼女は、印刷物を届けるために毎日、神保町へ歩いていきました。そして、その時間がとても好きになっていきます。

「ときどき垣間見える古本屋街の風景、そこに集まるいろんな人たち。私には何もかもが目新しく、神保町に行くと心躍った。」

と書かれています。古い佇まいの本屋さん、馴染み客が並ぶ食堂、店の前の均一箱で本を探す人、喫茶店で手に入れた本を読む人、等々、本と共に時間が流れるこの街の楽しさに満ちあふれた画集です。ヒョイと本の中に入って、本屋さん巡りが出来るような気になってきます。

えっ?と驚いたのは「室生犀星作品集全12冊 1000円」というプライスカードの付いた全集を描いた作品です。凄いな、1000円なんて!!

◉得地直美さんの個展を、年が明けてすぐ、2017年1月5日(木)〜15日(日)の期間、当店で開催します。ぜひ、お越し下さい。

 

★他店のイベントお知らせ

銀閣寺「古書善行堂」にて。11月13日(日)「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の小山力也さんが来店されます(12時〜17時)。古本を巡るお話が出来そうです。何やら、特典も有りそう。詳しくは善行堂075−771−0061まで

浄土寺「ホホホ座」で開催中の「PANKICHI個展『本屋と女の共犯関係』」展には、PANKICHIさんが書いた本屋さんのイラストと物語が一緒になった作品展です。その本屋の中に当店も入れて頂きました。13日(日)まで開催です。

13日の日曜は、善行堂→ホホホ座→レティシア書房という本屋巡りで決まり(!?)ですね。