私は左ききです。我々の時代は、字を書く時は、右手で書くように矯正されましたけれど。小学校の時には「左ぎっちょ」などと笑われたりしましたが、そのことで虐められることはありませんでした。野球で左バッターボックスに入ると、女子の応援が一段と大きくなったものです。(そんな気がしていただけかも)

だから「左利きの女」(1000円)というミニプレスの案内をもらった時、即決で販売しますと言ってしまいました。早速、創刊号と第2号が到着。毎回、左利きの女性が一人登場し、彼女の写真と、ロングインタビューで構成されています。表紙の、左手にペンを持った若い女性は、仙台出身、国立大学でスウェーデン語を専攻しています。

「わたしたちの時代は、左利きを右利きに矯正する文化というか、そういうのはほとんどないですね。」とインタビューに答えています。ただ、マイノリティーであることを感じたのは、体育の時間で左利きと右利きに分かれる時、左利きの列は少数だったこと。基本的に手が左利きなら、足もそうなります。(私ももちろんそうです)

彼女も言っていますが、習字の授業が嫌でした。左手で筆を持って半紙に書くことは、かなり難しい作業です。おそらく私の両親も、その辺りのことを知っていたので筆記だけは右手に矯正したのでしょう。ただ、どんな風に左から右手に持ち替えて文字を書いたのか、実は全く記憶にありません。私は知りませんでしたが、女性のアクセサリーなどは右利き仕様みたいで、ネックレスとか苦労されているみたいです。

2号に登場するのは、神戸育ちで、設計事務所に勤める女性です。彼女が、フツーのカッターナイフ(即ち右利き仕様)を左手に持って作業しているところを、分解写真風に並べたページがあります。「カッターナイフは左利きの敵だ!」という言葉と裏腹に、器用に使っています。ご本人も左利きだという実感が全くないそうです。私は、趣味で卓球をやっていますが、左だと有利な展開になることさえあります。

今はフツーに生活していたら、左利きの人の存在って、ほとんど気にならないのですが、こんな風にインタビューを読み、写真を眺めていると、そうかオレも左利きだったんだと思い直しました。左利き女子フェチ風の匂いも漂わせながら、生き方にまで入り込むインタビューが、独特のスタンスを保っています。番外編で「左利きの男」出してくれないかなぁ〜。

サウスポーの人、必読です!!

 

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