長野県下諏訪町の「ものつくり開発室 ゴロンドリーナ」による『ルアトタウンのとあるモノたち』展が、当ギャラリーで始まりました。

ルアトタウンとは架空の町の名前。「ル・ア・ト」つまり「と・あ・る」町の住人で、木工を生業にしているゴロンさんが作る家具やドアの数々。ルアトタウンの人々は、我々よりずっと小さなサイズなので、ゴロンさんが作るモノたちは、ミニチュアと呼ばれます。小さな本屋の木の棚に並んだら、なんとも暖かで幸せな空気が漂いました。

洋服屋さんには、一つ一つ作られた小指の爪くらいのボビン(写真右)が置かれています。展示のために、その小さなボビンが箱から取り出されて、一個一個棚に並べられるのを見た時、可愛くてキュンとなりました。ゴロンさんのアトリエ(写真右下)の設計図や道具は、いまさっきまで作業をしていたゴロンさんの気配を感じます。

そして、ルアトタウンにある小さな路地のガス灯と自転車(写真左上)、パン屋さんやアパートの扉など、絵本から立ち上がってきた様な世界がリアルに広がり、次から次へとお話を綴っていけそう。高い技術力が、想像の翼をどんどん広げてくれます。

木のボトル型ブローチ(1080円)、ボトル型小物入れ(3024円)、ボックス(1836円)など、即売もしています。作品はご注文を受け付けています。1〜2ヶ月でお届け出来るということです。(手づくりのため少しお時間頂きます。)

ゴロンドリーナはスペイン語で「つばめ」を意味するそうです。ものつくり開発室長で製作者の古川千恵子さん、製作助手兼広報担当の古川賢悟さんは、二人共スペインに縁があり、さらに工房を設立する際、軒下につばめが巣を作ったという、二つの縁を大切にしたいという気持ちから工房の名前に選ばれたとか。

2016年京都恵文社のギャラリーで、初めてルアトタウンを見た時、可愛いけれど甘くない雰囲気と木の美しさに魅かれました。そこで「市内で小さな本屋をやっていますが、その小さなギャラリーで作品展をしていただけないか」と、声をかけてしましました。

桜の季節に、お二人が、8時間をかけて長野から京都へ幸せの町を運んできて下さいました。まだ、ルアトタウンにであっていない方々に、ぜひこの素敵な物語の世界を覗いていただきたいと思っています。京都の街中は、花盛り。お散歩のついでにぜひお立ち寄り下さい。(女房)

 

ものつくり開発室ゴロンドリーナ「ルアトタウンのとあるモノたち」展は3月27日(火)〜4月8日(日)

 12時〜20時 (最終日18時まで)月曜定休日  (作家在廊日は3/27と4/8)

 

 

 

 

 

 

ハイクォリティーの内容のミニプレス「日々」の創刊から、最新号まで揃えました。(欠本もあるのですべてが揃っていません)2006年発行の3号から、つい先日発売された伊藤まさこさんの「台湾『旅日記』」特集の33号まで、常に日々の暮らしを見つめ続けたこの雑誌のすべてがご覧になれます。華美でも、豪華でもない日常の暮らしを、ここまで一貫して発信している雑誌なんて、なかなか見当たりません。どの号も部屋に置いておいても古く感じないのが素敵です。

「日々バックナンバー」展と一緒に、三人の京都在住の作家さんの作品を展示即売しております。

昨年「リース&苔玉」展で大人気だった今川たまみさんは、春めいたリースと可愛い植物の小作品を。前回はクリスマスとお正月にピッタリのものでしたが、今回は春を待つ優しい色合いと、アクティブな力のある作品が揃いました。リーズナブルな価格なので、ファンの方はお早めにお越し下さい。

そして、川上宏志さんの「木工」作品。それぞれの木の味わいを十分に引き出したあたたかな感じが素敵です。使いやすい大きなスプーンは、手に馴染んで、実は我が家の鍋には欠かせない道具です。川上さんご自身が料理人なので、使い勝手が程好いのだと思います。手鏡、トレー、ペン立てなどどれも側に長く置いておきたくなるものばかり。

 

ギャラリー奥には「日々」バックナンバーと共に、なかむらけいこさんの「アンティーク帯bag」が4点並びました(写真・上)。アンティークな布地というのは、それだけで存在感があり魅力的です。華やかだけれど使われなくなった帯に、再び命を吹き込み、着物を着ない人にも身につけてもらえるようバッグに仕立てられました。

リースも、木の雑貨も、帯地バッグも、それぞれ光を放って、2週間古本屋を照らしてくれます。幸せなことです。

さて、会期中にあと二つ欲張ります。

★2月21日3時半頃から西陣の「はちはち」のパンを出張販売します。

★2月16日7時半から朗読会「藤沢周平/雪明かり」こちらは狭い店内ですので、ご希望の方は予約お願いします。